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【4399】英勲 純米大吟醸 一吟(えいくん いちぎん)【京都府】

2020.11.17 21:23
京都府京都市伏見区 齊藤酒造
京都府京都市伏見区 齊藤酒造

 休日の夕方、ふらりと近所のうなぎ屋へ。うなぎはもちろん美味しいのだが、酒がいい。定番酒はありきたりの地酒3種類ほどだが、店主の“隠し酒”が面白い。この場合の面白い、は特段意味のある言葉ではない。わたくしの興味をそそる酒が多い、ということだ。どんなルートで入れているのか興味のあるところだが、あえて聞かないことにしている。

 席につくと、店主が2種類の酒を抱えてきた。1つは飲んだことがある酒。このため、飲んだことがまだない「英勲 純米大吟醸 一吟」を飲むことにした。「英勲」は、何回も飲んだことがある印象だったが、調べてみたら当連載でこれまで、なんと1回しか取り上げていなかった。勘違いの原因がすぐわかった。音にすれば同じ「英君」(静岡県)を5種類取り上げていたから、頭の中で、「英勲」も「英君」もごっちゃになっていたのだ。さて、いただいてみる。

 豊かだが上品でもある吟醸香が広がる。例えるなら、白桃・メロン・ナシが一緒になったような、やさしい果実香。ふんわり甘みが広がり、ふくよかやわらかな口当たり。旨みは適度。中盤から余韻にかけては辛み。最初のうち、酸はほのかで、ほとんど出てこないなあ、とおもっていたが、飲み進めていったら、どれどれ、という感じで出てくる。ひとことで言うならば「軽やかな淡麗辛口酒」。非常にバランスがとれたお酒。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「京都府産米『山田錦』を100%使用。極限の35%まで磨きあげ、酒造技術の粋を結集して心を込めて造り上げた逸品。淡麗さとデリシャスな吟醸香が優雅さを引き出す究極のお酒です」

 蔵のホームページは、この酒の味わいを「甘辛:やや辛、濃淡:やや淡麗」とし、「山田錦で醸した究極の英勲です」「溢れんばかりのフルーティで豊かな吟醸香と、奥が深く底の見えない優雅な味わいを兼ね備えた逸品となっております」と紹介している。

 また、蔵のホームページは、この酒の受賞歴を以下のように紹介している。「インターナショナルワインチャレンジ【酒部門】2019で金賞を受賞いたしました」「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019【大吟醸部門】で金賞を受賞いたしました」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合35%、アルコール分15度、製造年月20.02」

 酒名「英勲」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「いにしえより酒づくりの中心は京都でした。このはるかな時の流れを背景に齊藤酒造が誕生したのは、明治二十八年のことです。齊藤家の先祖は元禄の頃に泉州より当地へ移り、井筒屋伊兵衛として呉服商を営み、酒造業に転じるまで八代にわたって老舗を受け継ぎ守りました。当時の商標は柳正宗、大鷹などでしたが、大正天皇の御大典を記念して『英勲』となりました」

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