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【4226】菊鷹 2301002 中汲み(きくたか)【愛知県】

2020.5.17 17:02
愛知県稲沢市 藤市酒造
愛知県稲沢市 藤市酒造

【A居酒屋にて 全11回の⑩】

 4~5カ月に1回、ほぼ定期的に開いている、オタマジャクシと美女軍団との飲み会。オタマジャクシは、カエルのわたくしより年下なのでオタマジャクシを自称している。会場のA居酒屋はなんと、2日後に店を閉めるんだそうな。びっくり仰天だ。オーナーのNさんには、わたくしにとってのさまざまな“初蔵酒”を用意してもらった。長年のご労苦に感謝、感謝、だ。Nさんは新しい店を開く気満々。いつになるのか。楽しみだ。そして、また“初蔵酒”を用意していただきたい。

「栄光冨士」「七歩蛇」「忠臣蔵」「千利休」「嶺乃誉」「加茂五葉」「粋府」「菊文明」「金雀」に続いて10番目にいただいたのは「菊鷹 2301002 中汲み」だった。「菊鷹」は当連載でこれまで、5種類を取り上げている。濃醇で甘旨酸っぱいお酒、という強烈なイメージを持っている。わたくしの好きな銘柄の一つだ。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 オタマジャクシ「すげぇ濃い」
 酒蛙「ばあちゃんのタンスのような菌類的香りが特長的だ」
 美女MOさん「ばちゃんのタンス、よ~く分かります!」
 酒蛙「超濃醇だけど、すっきり感がある不思議な口当たり。甘旨酸っぱ辛い。実に旨い」
 女性日本酒ライターSさん「きれいな熟成。計算された熟成」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米) 富山県産山田錦24% 兵庫県産山田錦76%、精米歩合75%、アルコール分15.6度、製造年月2019.03」。

 この酒の販売者は、株式会社ウェアハウス・ジャパン。同社は、ホームページで以下のように自己紹介している。

「ウェアハウス・ジャパンは、日本各地の小さなそして実力のある蔵元と協力して、お酒造りを進めています。もちろん新酒で美味しいもの。さらに5年10年の年月を経ても美味しい日本酒をつくりたい。ウェアハウス・ジャパンは長期保存に耐える日本酒の開発と販売を目的とした会社です。ヴィンテージのある日本酒は未だ評価の基準がありません。日本酒ファンの皆様と、蔵元さん、そして私たちで作っていく、新しいお酒の楽しみ方へのチャレンジです。日本全国の様々な蔵のお酒を楽しんでいただくため、ラベルのデザインを共通にしています。ラベルの番号は、県番号2桁、蔵番号2桁、リリース番号3桁で構成されています。コレクションは毎年増えていく予定です」

 サイトによると、現在、ウェアハウス・ジャパン・コレクションに加わっている銘柄は、金婚、真野鶴、菊鷹、花巴、文佳人、華姫桜の6種類。これらのラベルデザインは、みんな同じだ。ラベルの数字は商品コード。今回の酒であれば、「2301002」の最初の「23」は愛知県の番号。次の「01」は藤市酒造に割り振られた番号。そして最後の「002」は、ウェアハウス・ジャパン・コレクションエントリーする藤市酒造の2番目の酒、ということになる。

 ウェアハウス・ジャパン・コレクションのサイトは、この酒を以下のように紹介している。「シトラスを効かせたさわやかなカクテル レモネードのような軽快な飲み口。若いマスカットのリッチな甘さの後に広がる複雑なボタニカルたち。さっぱりとした後口。海辺の午後、よく冷やして飲みたい。製造本数:1518」

 なお、「菊鷹」銘柄を大きく飛躍させた藤市酒造の杜氏・山本克明さんが、佐賀県小城市の光栄菊酒造に移籍したことに伴い、「菊鷹」の製造は平成30酒造年度(2018年7月~2019年6月)で終了した。藤市酒造はこれから旧来の銘柄「ことぶき」を製造していくことになる。

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