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【3911】鍋島 Summer moon 吟醸(なべしま)【佐賀県】

2019.8.13 22:22
佐賀県鹿島市 富久千代酒造
佐賀県鹿島市 富久千代酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の④】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は異動で着任した新メンバー1人を加えた6人での月例会となった。

 店主が「萬歳北一 純米 醇」「クラシック仙禽 無垢 2019 生酛」「七本鎗 生酛純米 生酒」に続いて4番目に持ってきたのは「鍋島 Summer moon 吟醸」だった。

「鍋島」は飲む機会が非常に多い酒で、今回の酒を含め、当連載で20種類を取り上げている。しかも、この一昨日には同じM居酒屋で「鍋島 純米吟醸 山田錦 生酒 パープルラベル」を飲んだばかり。なにがしかの縁を感じ、いただいてみる。見たところ「鍋島」の夏酒だ。

 酒蛙「旨いけど軽い」
 Y 「これは華やか」
 酒蛙「旨みと酸が出ているが、『鍋島』にしてはかなり軽めだね。したがって、『鍋島』にしては甘みと旨みが少ない。このため、きれいな口当たりとなっている。さわやか感がある」
K 「そうっすね。『鍋島』にしては、ね」
 酒蛙「これまでの『鍋島』では考えられない、すっきりさっぱり感がある。舌先を、チリチリ微発泡が刺激する。これは非常に飲みやすい。夏酒なのが分かる。余韻は苦み。酸が非常に立っており、キレが良い」

 あまりにも「鍋島」らしくなかったので、冷蔵庫にまだある「鍋島 純米吟醸 山田錦 生酒 パープルラベル」と飲み比べてみる。「Summer moon」に慣れた口で「パープルラベル」を飲むと、超重くて超甘かったのだ。そして「パープルラベル」を飲んだあとに「Summer moon」を飲んでみたら、水みたいに感じた。

 瓶の裏ラベルは「原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール、アルコール度、使用米 山田錦100%、精米歩合50%、製造年月2019.06」。

 蔵名「富久千代」の由来の由来について、蔵のホームページは、「当初の社名は『盛寿』でしたが、戦時中の企業整備と戦後の復興を機に“千代に栄えて福きたる”という願いを込めて『富久千代』と改称しました」と説明している。

 また、酒名「鍋島」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「(前略)1997(平成9)年4月、目標とする酒はできたのですが、肝心の銘柄を決められないでいました。(中略)新しい銘柄は、一般公募で決めることになり、地元の佐賀新聞社様に記事(平成9年10月17日)として取り上げていただきました。(中略)寄せられた150に及ぶ候補の中から、コンセプトの『佐賀を代表する地酒を目指して』にふさわしい名前として、『鍋島』を選ばせていただきました。江戸時代、約300年にわたって佐賀藩を統治した鍋島家にちなんだもので、『鍋島』の商標使用にあたっては、財団法人鍋島報效会を通じて鍋島末裔の方に快く了承していただきました。1998(平成10)年4月、構想から三年を経て、ついに『鍋島』デビュー。(後略)」

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