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地域再生大賞

地域再生大賞とは地域づくりに取り組む団体にエールを送ろうと、地方新聞社と共同通信社が2010年度に設けた。毎年、各紙が都道府県から原則1団体ずつ計50団体を推薦し、専門家でつくる選考委員会が審査にあたる。17年度の第8回までに表彰した団体は計400団体に達した。活動分野は産業振興や文化・伝統の保護、子育てや介護など多彩で、地域づくりを考える輪が広がっている。

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講評

住民による解決の取り組み

岡本義行・選考委員長(法政大地域研究センター特任教授)の話

岡本義行氏

 全国の新聞社から集まる地域再生大賞候補が出そろった。地域再生は日常的に目に入るが、取り上げ方は多少変わってきた。産業の振興や歴史の掘り起こしだけでなく、人口減少・高齢化や定住・移住、教育といったテーマもある。 本大賞は、こうした地域が抱える課題の解決を目指す住民による取り組みである。 個々の地域における取り組みはさまざまである。高齢化、働く女性や外国人の増加、社会格差の増大など社会の構造変化、そして人々の要求の多様化に、行政や企業活動の手が届きにくく対応できない隙間も生まれる。そうした社会的ニーズは見えにくく住民にしか認知できない。多様な取り組みはそうしたニーズにサービスを提供する。
 東京の真ん中にも「消滅可能性地域」があると指摘された。人口を維持できる出生率を目標に、出産・育児支援の政策に力を入れる自治体は少なくない。多くの人に選ばれる地域になることが地域再生の原点であろう。
 地域再生の取り組みは貴重であり、重要性を「価値」あるものとして都市部を含めて、多くの人に認識してもらいたいものである。

岡本 義行氏(おかもと・よしゆき)京都大大学院博士(経済学)課程修了。法政大大学院政策創造研究科長などを経て18年4月から現職。東京都出身。71歳。


タレント、大桃美代子(おおもも・みよこ)氏の略歴

大桃美代子氏

タレント。新潟県中越地震で魚沼市の実家が被災。食育や農業に関心を持ち復興や地域振興に取り組む。


藤波匠(ふじなみ・たくみ)・日本総合研究所上席主任研究員の略歴

藤波匠氏

東京農工大大学院修了。15年から日本総合研究所上席主任研究員。地方活性化などが専門。神奈川県出身。53歳。


沼尾波子(ぬまお・なみこ)・東洋大教授の略歴

沼尾波子氏

慶応大大学院修了。17年から東洋大国際学部教授。地方財政が専門で地域づくりを支える行財政システムを研究。千葉県出身。51歳。


伊藤祐三(いとう・ゆうぞう)・共同通信企画委員兼論説委員の略歴

伊藤祐三氏

中央大卒。共同通信社経済部次長などを経て企画委員兼論説委員。長野県出身。58歳。