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地域

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地域再生大賞

地域再生大賞とは北海道から沖縄まで全国の地方新聞46紙と共同通信社が地元に活気を与え、他地域のモデルとなる活動に取り組む団体を表彰するため2010年度にスタートした。大賞、準大賞、優秀賞など各賞を設け、19年度の第10回までに通算500団体が受賞した。表彰分野はまちづくり、経済振興、文化活動から子ども、高齢者、障害者、そして外国人支援まで幅広い。各団体の活動は新聞やネット上の記事で詳報、データベース化も進めている。

表彰団体の今を紹介する『地域再生 ただいま活動中!』はこちら

略歴

新時代に多様な人々が連携

大桃 美代子さん(おおもも・みよこ)の話

大桃美代子氏

▽地方の価値に着目
 地域再生大賞の役割は地域に光を与えたことだと思う。記者の足で稼いだ情報が人の心を動かし、地域が動き、世の中に認知されてきた。今、コロナ禍で生活は変わり、リモートになり、地方の価値が見直されている。ITの進化で場所を選ばずできることが増えた。時代の要請が加速されたのが、コロナ対応だったのではないか。地元の問題を解決することは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のミッションにもかなう。既にあることをどう活用しているかのアイデアを見たい。

 大桃 美代子氏 タレント。新潟県中越地震で魚沼市の実家が被災。農業を通じて復興や地域振興に取り組む。18年から新潟食料農業大客員教授。


藤波 匠氏(ふじなみ・たくみ)日本総合研究所上席主任研究員の話

藤波匠氏

▽危機での連携生かせ
 コロナ禍という特殊事情もあり、推薦団体の中には、これまでにない新しい取り組みも散見された。持続的な地域運営に欠かすことのできない活動もある。危機で生まれた住民の活動や連携を生かし、地域社会の発展に生かしてもらいたい。若い世代の取り組みや地域の活動に、資金供給することを目的とした団体もあった。若い世代の活動が円滑に進められるよう、地域が受け入れ態勢を構築することは重要だが、同様に、活動を支える資金供給の面も忘れてはならない。

 藤波 匠氏 東京農工大大学院修了。17年から日本総合研究所上席主任研究員。地方活性化や環境政策が専門。神奈川県出身。55歳。


沼尾 波子氏(ぬまお・なみこ)東洋大国際学部教授の話

沼尾波子氏

▽知恵を出しIT駆使
 コロナ禍にあっても地域はたくましい。ITを駆使し、知恵を出し合い、新たな人・モノ・カネのつながりをつくり、困窮する人々に対する支援や感染防止策などの新たな活動が展開されている。環境と暮らしを守り、豊かにする活動も、形を変えながら続けられている。地域の価値を見直し、外部との新たなつながりを模索し、イノベーションを創出する展開も起こっている。都市と農村、高齢者と若者、事業者と生活者など、多様な人々が連携・交流する活動が印象に残った。

 沼尾 波子氏 慶応大大学院修了。17年から東洋大国際学部教授。地方財政が専門で地域づくりを支える行財政システムを研究。千葉県出身。53歳。