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【4825】安東水軍 純米吟醸 しぼりたて 生原酒(あんどうすいぐん)【青森県】

2022.6.27 20:58
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町 尾崎酒造
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町 尾崎酒造

【B居酒屋にて 全5回の①】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられ、さらにオミクロンによる第6波が襲来、この6波の影響が長く続いている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたいものだ。わたくし一人が頑張ったところでしょせん、売り上げに貢献できないのがもどかしい。それでも、前回7種類飲んだ4日後、再びB居酒屋を訪れ5種類のお酒を飲んだ。

 今回、トップバッターに選んだのは「安東水軍 純米吟醸 しぼりたて 生原酒」だった。当連載はこれまで、この蔵のお酒を6種類取り上げている。近年、飛躍的に酒質がレベルアップした蔵、とわたくしはおもっている。今回のお酒は当連載【4770】「安東水軍 特別純米 しぼりたて 生原酒」の純米吟醸バージョンだ。【4770】の特別純米がべらぼうに美味しかったため、純米吟醸も飲んでみたくなった、というわけだ。

「安東水軍」については、以前はクラシックタイプで、昭和レトロ的香味が感じられる酒、というイメージが強くあったが、蔵元さんが代替わりした直後から、モダンタイプに大きく舵を切ったようにおもえる。すなわち、トレンド的香味だ。「安東水軍」の場合、わたくし個人的には、以前のクラシックタイプよりも今のモダンタイプの方が口に合う。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 含み香にわずかにサイダー香を感じる。味わいは、「特別純米 しぼりたて」同様に甘旨酸っぱいが、「特別純米 しぼりたて」ではあまり感じられなかった辛みが今回加わる。辛みは中盤から余韻にかけて出てきて、全体を引き締めている。余韻は辛み、酸、苦み。ボディー感があり、しっかりとした味わい。辛みがあるため、「特別純米 しぼりたて」より“きりっと感”やシャープ感があり、味の膨らみは十分あるが、【4770】よりはすくないか。ややジューシーでモダンタイプのニュアンスが感じられるが、「特別純米 しぼりたて」よりはモダン側に寄っていない。

 瓶のラベルのスペック表示は「アルコール分18度、精米歩合50%、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、製造年月4.1」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 主銘柄名「安東水軍」の由来について、蔵のホームページは「名前の由来は、12世紀後半~15世紀もの長年に渡り、貿易港『津軽十三の湊(とさのみなと)』の繁栄を築いた日本海の覇者『安東水軍』から来ています」と説明している。

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