
JR東日本が発行する交通系ICカードが「Suica」。電車・バスでの支払いはもちろん、街の買い物でも利用できる店舗が増えています。
Suicaはチャージ式の電子マネーのため、利用するには事前のチャージが必須。チャージは現金でなく、クレジットカードで行うことでお得に利用することができます。
ところが、どのクレジットカードがSuicaはチャージでお得になるか分からない人も多くいるでしょう。
そこで本記事では、Suicaチャージでおすすめのクレジットカードを紹介。選ぶポイントや注意点も解説しているので、Suicaチャージのクレジットカードを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
Suicaの種類
交通系ICカードのSuicaには、大きく分けてカードタイプとモバイルSuicaの2種類があります。さらに、カードタイプは「定期券」「記名式」「無記名式」の3つに分かれます。
カードタイプ |
定期券 | 定期券がついたSuicaカード。 定期区間以外はチャージすることで利用可能。 |
記名式 | チャージにより誰でも利用できる。 個人情報の登録が必要。 |
|
無記名式 | チャージにより誰でも利用できる。 個人情報の登録不要。 |
|
モバイルSuica |
スマートフォンにSuica機能を追加。 チャージにより利用できる。 |
わかりやすくまとめると、Suica機能が独立しているのがカードタイプ、スマホの中にSuicaを搭載しているのがモバイルSuicaです。
さらに、クレジットカードにSuica機能を搭載させたSuica一体型のクレジットカードもあります。

Suicaチャージでポイントが貯まる!おすすめのクレジットカード5選
ここからは、Suicaチャージでポイント還元されるクレジットカードのおすすめを5つ紹介していきます。
ANA VISA Suicaカード
- SuicaチャージでANAマイルが貯まる
- Suicaオートチャージにも対応
- 入会・継続時にマイルのプレゼントあり
- ANAグループ便搭乗・ANA提携店利用でマイル付与
- 年会費の割引制度あり
ANA VISA Suicaカードは、Suicaが搭載されたANAカードです。ANAカードなので、ANAマイルを貯めやすいのが特徴。Suicaチャージで貯まるVポイントは、ANAマイルへと移行できます。
その他にも、ANAグループ便搭乗時やANAマイレージ提携店利用時は、ANAマイルが還元。さらに、入会時と毎年のカード継続時には1,000マイルのプレゼントもあるので、効率的にマイルが貯まるでしょう。
通常は2,200円(税込)かかるカード年会費も、リボ払いを活用すれば826円(税込)まで割引可能。カードの保有コストを抑えられるのもメリットです。

年会費(税込) | 2,200円 ※初年度無料 |
基本ポイント還元率 | 0.5% |
Suicaチャージ時還元率 | 0.5〜1.0% |
ポイントプログラム | Vポイント ANAマイル |
Suicaオートチャージ | ◯ |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内航空保険 ショッピング保険 |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生除く) |
参照:三井住友カード公式サイト
ビックカメラSuicaカード
- ビックカメラ利用時に最大11.5%還元
- Suicaチャージで1.5%還元
- 駅ビル※での買い物で2.0%還元※JRE POINT加盟店
- Suicaオートチャージ機能つき
- 年1回以上の利用で年会費無料
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラで最大11.5%還元を受けられるSuica搭載カードです。Suicaを活用するビックカメラユーザーであれば、発行して損のないカードと言えます。
カードの通常利用時においても、JRE POINTとビックポイントが0.5%ずつの計1.0%還元です。

カード年会費は524円(税込)かかりますが、年1回以上の利用で翌年度無料になります。実質年会費無料カードとも言えるでしょう。
年会費(税込) | 524円 ※初年度無料、2年目以降は年1回の利用で無料 |
基本ポイント還元率 | 1.0% |
Suicaチャージ時還元率 | 1.5% |
ポイントプログラム | JRE POINT ビックポイント |
Suicaオートチャージ | ◯ |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内旅行保険 |
国際ブランド | VISA JCB |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生除く) |
参照:ビューカード公式サイト
ビュースイカカード
- Suica定期券として利用できる
- Suicaオートチャージ機能つき
- Suicaチャージで1.5%還元
- 年間利用額に応じてボーナスポイント
- 海外旅行保険が自動付帯
ビュースイカカードは、Suica付きクレジットカードの定番とも言えるカードです。Suica定期券として使えるのが大きな特徴のため、JR東日本を利用して通勤・通学している人にはメリットの大きいカードです。
オートチャージにも対応しており、チャージで1.5%還元を受けることができます。オートチャージ機能は残高が一定まで減ると自動でチャージ。いつでも快適にSuica利用することができるでしょう。
年間利用額に応じたボーナスポイントもあり、150万円利用時には5,250ポイントが付与。利用額が多いほど、還元率を上げられます。

年会費(税込) | 524円 |
基本ポイント還元率 | 0.5% |
Suicaチャージ時還元率 | 1.5% |
ポイントプログラム | JRE POINT |
Suicaオートチャージ | ◯ |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内旅行保険 |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生除く) |
参照:ビューカード公式サイト
ライフカード
- モバイルSuicaチャージでポイント還元
- 年会費永年無料
- 誕生月はポイント3倍
- 年間利用額に応じて還元率アップ
ライフカードは、モバイルSuicaにチャージすることでポイントを貯められる年会費無料カードです。カード自体にSuica機能はないので、モバイルSuicaユーザー向けのカードと言えるでしょう。
ライフカードは、誕生月のポイント3倍(1.5%還元)です。誕生月にまとめてチャージをすることで、還元率を上げられます。
さらに、年間利用額に応じた次年度還元率の優遇制度もお得。年間200万円以上利用なら、次年度還元率は2倍の1.0%になります。

年会費(税込) | 無料 |
基本ポイント還元率 | 0.5% |
Suicaチャージ時還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | LIFEサンクスプレゼント |
Suicaオートチャージ | × |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | – |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生除く) |
参照:ライフカード公式サイト
エポスカード
- モバイルSuicaチャージでポイント還元
- 年会費永年無料
- 最大2.5%還元のエポスゴールドへの招待あり
- 海外旅行保険が自動付帯
エポスカードは、モバイルSuicaチャージでポイントが貯まる年会費永年無料のカードです。Suicaチャージ時の還元率は0.5%ですが、上位カードのエポスゴールドカードなら最大2.5%還元でのチャージも可能です。
エポスゴールドカード特典のポイントアップ制度にモバイルSuicaを設定すると、チャージ時はポイント3倍の1.5%還元。年間利用額に応じたボーナスポイント最大1.0%還元も加味すれば、合計で最大2.5%還元です。
インビテーションによる発行なら、エポスゴールドカードの年会費は無料。エポスカードで利用実績を積んで、無料でエポスゴールドカードを狙うのがおすすめです。

年会費(税込) | 無料 |
基本ポイント還元率 | 0.5% |
Suicaチャージ時還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | エポスポイント |
Suicaオートチャージ | × |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
参照:エポスカード公式サイト
Suica一体型クレジットカードを選ぶ4つのポイント
ここからは、Suica一体型クレジットカードを選ぶポイントについて解説していきます。
- 年会費無料
- チャージ時のポイント還元率
- オートチャージ対応の可否
- Suica以外の特典
年会費無料
カードの年会費は安いに越したことはありません。なるべく年会費無料のカードを選ぶと良いでしょう。年会費有料のカードでも、安いカードを選ぶことで家計の負担を抑えられます。

チャージ時のポイント還元率
Suica一体型クレジットカードのメイン機能はSuicaです。そのため、Suicaチャージ時の還元率が高いほど得になるでしょう。
Suica機能付きの提携カードの場合は、カードにより還元率が異なります。

オートチャージ対応の可否
Suicaのオートチャージ機能がついているカードなら、残高不足を気にせず使えるので便利です。より快適にSuicaを使うことを考えると、オートチャージ機能付きカードがおすすめです。

ビューカードの場合は、JRE CARD以外であればオートチャージ機能を搭載しています。
Suica以外の特典
メイン機能はSuicaですが、Suica以外にも特典が付帯しています。特典の価値が高ければ、様々な場面でもカードを活用できるでしょう。
もちろん、付帯特典は使わないと意味がありません。

クレジットカードでSuicaにチャージする際の3つの注意点
ここからは、クレジットカードを使ってSuicaにチャージする際の注意点を3つ紹介します。
- チャージは残高2万円まで
- オートチャージはエリア限定
- ポイント還元対象外のカードもある
チャージは残高2万円まで
Suicaにチャージできる金額は残高2万円までの上限があります。一気に5万円・10万円などのまとまった金額はチャージできません。頻繁に利用する人は、こまめにチャージする手間がかかるでしょう。

残高上限2万円はやや低い設定ですが、Suica紛失のリスクを考慮すると、上限が低いのは悪いことではないでしょう。
オートチャージはエリア限定
Suicaのオートチャージ機能は、エリアが限定されています。対象エリアは首都圏Suica・PASMOエリア、仙台エリア、新潟エリアだけなので、オートチャージ設定している場合は注意しましょう。

ポイント還元対象外のカードもある
モバイルSuicaにチャージする場合は、ポイント還元対象かを確認しましょう。チャージ自体は可能でも、ポイント還元対象外のカードもあります。
ポイント付与対象外の主なカードは以下の通りです。
- 三井住友カード全般
- JCBプロパーカード全般
- dカード
クレジットカードを利用してSuicaチャージを検討している人は、ポイント還元の対象となるかを事前に確認しておきましょう。
クレジットカードをモバイルSuicaに登録・変更する手順
最後に、クレジットカードをモバイルSuicaに登録・変更する際の手順を解説します。
登録手順
モバイルSuicaにクレジットカードを登録する手順は、以下の3ステップで完了します。
- アプリをダウンロード
- 登録する個人情報を入力
- クレジットカード情報入力
モバイルSuicaのアプリをダウンロードしていない人は、先にダウンロードを行ってください。
個人情報などを入力して会員登録完了後に、チャージ用のクレジットカードを登録していきます。チャージ用クレジットカードは、ポイント還元されるカードを登録しましょう。

なお、カードタイプからモバイルSuicaに切り替えることも可能です。クレジットカード登録後にSuica取り込みを選択すると、カードタイプからモバイルSuicaへ切り替わります。

変更手順
登録しているクレジットカードを変更したいときは、以下の手順で行ってください。
- アプリにログイン
- 会員メニューのクレジットカード設定へ進む
- 新しいカード情報を入力して登録
モバイルSuicaのアプリにログインして、会員メニューからクレジットカード設定へと進みます。変更したいクレジットカード情報を入力後、登録を完了すればチャージ用カードを変更できます。

まとめ
本記事では、Suicaチャージにおすすめのクレジットカードを紹介してきました。
Suicaには、大きく分けてカードタイプとモバイルSuicaの2種類があります。カードタイプのSuica一体型クレジットカードなら、オートチャージ機能付きも多く、快適にSuica利用ができるでしょう。
モバイルSuicaは、スマホでSuicaを使いたい人におすすめ。ポイント還元対象のクレジットカードを使えば、チャージ時にもポイントを貯められます。
