学資保険おすすめ

文部科学省の「教育投資参考資料集」によると、子供が大学を卒業するまでにかかる教育費は、すべて国公立の学校に通う場合で約800万円。すべて私立の場合で約2,200万円の資金が必要です。

このような多額の教育資金を用意するためには、支払った保険料よりも少しだけ多い学資金を受け取れる「学資保険」が役立ちます。

ただし、学資保険はさまざまな保険会社で販売されており、「選び方がわからない」「サービスが多すぎて選べない」というケースも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめの学資保険を厳選。それぞれの特徴やメリットを徹底比較します。

学資保険を選ぶ際のポイントも解説していますので、本記事を読むことで自分に合うものが選びやすくなります。

学資保険とは

学資保険とは

学資保険とは、子供の教育資金(学資金)を準備するための貯蓄型の保険です。毎月一定額の保険料を支払うと、必要なタイミングで進学準備金や満期学資金を受け取れます。

 契約者(子供の親)が死亡したり高度障害にかかったりした場合は、それ以降の保険料の払い込みが免除となり、保障がそのまま継続した状態で教育資金を受け取ることが可能です。

また、学資保険には、子供の医療保障がセットになったタイプも存在します。さまざまな特約を付けると保障内容が充実するものの、学資保険の返戻率が100%を下回りやすい点には注意が必要です。

加入時に、保険料の払込期間や祝い金の受取開始年齢を選択できます。

学資保険おすすめ8選

ここでは、学資保険のおすすめ商品を紹介します。

おすすめの学資保険
  • ニッセイ学資保険
  • 学資金準備スクエア
  • みらいのつばさ
  • つみたて学資
  • たのしみキャンパス
  • こども共済
  • こども学資保険
  • アフラックの夢みるこどもの学資保険

それぞれの特徴やメリットについて詳しく解説します。

ニッセイ学資保険

ニッセイ学資保険

おすすめポイント
  • 育児相談ホットラインで小児科医や管理栄養士に無料相談できる
  • 祝い金あり・なしのプランを選択可能
  • 小学校・中学校・高校の入学時に祝い金がもらえる

「ニッセイ学資保険」は、日本生命保険が販売する学資保険です。

 加入すると育児相談のホットラインを利用でき、自分の好きなタイミングで小児科医や管理栄養士に無料相談を行えます。

返戻率は102~104.9%と安定しており、貯蓄性の高い学資保険を選びたい方におすすめです。

「祝い金あり」のプランでは、小学校・中学校・高校を卒業する際にプラスアルファの祝い金を受け取り可能。「祝い金なし」のプランを選んだ場合は、祝い金を受け取れない代わりに月々の保険料が安くなり、返戻率を向上させることが可能です。

加入者のライフスタイルに合わせて柔軟にプランを選べるのが評価ポイントですね。
返戻率 102~104.9%
払込期間 5年、10年、子供が18歳になるまで
学資金の受取時期 18~22歳
保障内容 万一の際の保障有
育児相談ホットライン
加入条件 契約者:満16~満67歳
子供:0~満6歳

出典:日本生命保険公式サイト

学資金準備スクエア

学資金準備スクエア

おすすめポイント
  • 返戻率の高さが強み
  • ソルベンジー・マージン比率の高いソニー生命保険が運営
  • 無料で保障内容を設計できるオーダーメイドプラン

「学資金準備スクエア」は、ソニー生命保険が販売する学資保険です。

ソニー生命保険は、保険会社の安全性を表すソルベンジー・マージン比率が2,500%を超えています。200%あれば高水準だと言われる保険業界で群を抜いており、安心・安全な保険会社だといえるでしょう。

 返戻率は、業界トップクラスとなる最大108.7%を記録。

貯蓄性の高さを重視する方には最適な学資保険です。また、学資金の受取方法や保険料の払込期間を柔軟に設計できるメリットもあります。

子供が3歳になるまでの間しか加入できない点には、十分に注意してください。

基本情報

返戻率 103~108.7%
払込期間 10歳、15歳、17歳、18歳、20歳、22歳
学資金の受取時期 1型:中学校、高校、大学入学
2型:大学進学時+満期時
3型:大学進学~満期まで5回
保障内容 万一の際の保障有
加入条件 契約者:女性16~69歳、男性18~69歳
子供:0~3歳

出典:ソニー生命保険公式サイト

みらいのつばさ

みらいのつばさ

おすすめポイント
  • 祝い金があるS型と大学進学に備えやすいJ型の2種類のプランが選べる
  • 子供に医療保険が付けられる
  • 加入時からずっと同じ担当者に案内してもらえる

「みらいのつばさ」は、フコク生命が販売する学資保険です。

プランは2種類に分かれており、祝い金を受け取りたい場合はS(ステップ)型を、大学進学に備えて学資金を受け取りたい場合はJ(ジャンプ)型といったように選び分けられます。

 また、保険料の払込期間も3種類から選択でき、自由度の高いプランが特徴です。

兄弟がいる場合は2人目から保険料が割引になるため、1人っ子以外の方に向いています。

加入からアフターサービスまで、専任の担当者に案内してもらえるのは何気に嬉しいポイントです。
返戻率 101.2~105.5%
払込期間 11歳、14歳、17歳
学資金の受取時期 幼稚園、小学校、中学校、高校、大学入学時、成人、22歳
保障内容 万一の際の保障有
兄弟割引
祝い金の据え置き
加入条件 契約者:満18~満50歳
子供:出生予定日の140日前~満7歳

出典:フコク生命公式サイト

つみたて学資

つみたて学資

おすすめポイント
  • 返戻率は業界トップクラスの109%を実現
  • 基準保険金額が70万円以上で返戻率アップ
  • 子供が18~21歳時に学資金を4回に分けて受け取れる

「つみたて学資」は、明治安田生命が販売する学資保険です。

 返戻率は最大109%と、業界でも最高クラスの水準を誇ります。

子供が18~21歳の間に、学資金を4分割して受け取れるため、毎年支払う必要がある大学の授業料を準備するために適します。また、妊娠や育児に関して無料で専門家に相談できるホットラインも設置されています。

保険料の支払いは、子供が15歳になった時点で終了します。
返戻率 104.23~109%
払込期間 10歳、15歳
学資金の受取時期 18~21歳
保障内容 万一の際の保障有
育児相談ホットライン
学資金の据え置き
加入条件 契約者:満18~満45歳
子供:0~満6歳

出典:明治安田生命公式サイト

たのしみキャンパス

たのしみキャンパス

おすすめポイント
  • 年金の仕組みを活用した学資保険
  • 払い込み終了後から18歳まで払込期間を自由に選択可能
  • 満期保険金は5年にわたり毎年受け取れる

「たのしみキャンパス」は、住友生命保険が販売する学資保険です。学資保険でありながら年金の仕組みを活用している点に特徴があります。

 保険料の払込期間が終了すると、100%を超える返戻率で学資金が受け取れる仕組みです。

払込期間は最低10年で、期間終了後から18歳まで自由に選択できます。

大学の入学金に備えられるほか、入学後の授業料のための準備金としても活用でき、ライフスタイルや学生生活に合わせて柔軟に用途を選び分けられるのが強みです。

40代でも20代と同じ返戻率で教育資金を積み立てられるメリットがあります。
返戻率 103.33~104.08%
払込期間 17~21歳
学資金の受取時期 18歳まで
保障内容 万一の際の保障有
加入条件 契約者:満16~満50歳
子供:出生予定日の140日前~満7歳

出典:住友生命保険公式サイト

こども共済

こども共済

おすすめポイント
  • 払込期間が6種類と豊富
  • 契約者の加入条件が幅広く、満75歳まで申し込み可能
  • 私立中学や高校の積立保険としておすすめ

「こども共済」は、JA共済が販売する学資保険です。返戻率は102.6~105.7%と水準が高く、安定しています。

 保険料の払込期間や学資金の受取時期が幅広く設定されているのが特徴です。

払込期間は6種類、受取時期は5種類から自由に選択できるため、子供の成長に合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。

契約者が50歳前後になるまでの間しか加入できない学資保険が多いなか、「こども共済」は満75歳まで申し込めるメリットがあります。

保障内容の少なさが難点ですが、返戻率を重視する方にとっては大きな問題にはならないでしょう。
返戻率 102.6~105.7%
払込期間 11歳、12歳、14歳、15歳、17歳、18歳
学資金の受取時期 18~22歳
保障内容 万一の際の保障有
加入条件 契約者:満18~満75歳
子供:0~満12歳

出典:JA共済公式サイト

こども学資保険

こども学資保険

おすすめポイント
  • 死亡や身体障害などに備えられる安心プラン
  • 無料で指定代理請求特約をセットにできる
  • 契約後も無料のアフターサポートを受けられる

「こども学資保険」は、第一生命保険が販売する学資保険です。返戻率よりも保障内容を重視したい、あるいは両方をバランスよく活用したいという方に向いています。

 返戻率重視プランのほか、契約者が死亡や身体障害などになるリスクに備えられる安心プランや、貯蓄の保障を両方準備できるバランスプランの3種類が用意されています。

契約者が学資金を請求できない特別な事情があるときに使える「指定代理請求特約」を無料で付けられるのも、「こども学資保険」の特徴です。

学資金の受取時期が通算5回に分かれるので、大学の授業料の支払にもあてることができます。
返戻率 103.39%
払込期間 10歳、17歳、18歳
学資金の受取時期 高校入学、大学入学、大学2~4年時
保障内容 万一の際の保障有
加入条件 契約者:満16~満50歳
子供:出生予定日の140日前~満7歳

出典:第一生命保険公式サイト

アフラックの夢みるこどもの学資保険

8.夢みるこどもの学資保険

おすすめポイント
  • 高校入学時に学資一時金を、大学入学時から4年間は学資金が受け取れる
  • 出生予定日の140日前から申し込める
  • 教育費がかかりにくい時期に保険料を払い終えることが可能

「アフラックの夢みるこどもの学資保険」は、アフラックが販売する学資保険です。

 高校入学時に一時金を受け取れるほか、大学に入学してから4年間にわたり毎年学資金を受け取れるため、高校以降の受取時期の多さに特徴があります。

私立大学の備えに集中したいという方におすすめの商品です。

また、「10歳払済」を選べるため、義務教育でお金がかかりづらい時期に保険料をまとめて払いたい方にも対応できます。出産予定日の140日前から申し込めるのもメリットです。

産前で時間に余裕がある際に、じっくりとプランを検討したいところです。
返戻率 98.43%
払込期間 10歳、17歳、18歳
学資金の受取時期 高校入学、大学入学、大学2~4年時
保障内容 万一の際の保障有
加入条件 契約者:満16~満50歳
子供:出生予定日の140日前~満7歳

出典:アフラック公式サイト

学資保険の選び方

学資保険を選ぶ際は、次の4つのポイントを意識しましょう。

学資保険を選ぶ際のポイント
  • 学資保険に加入する目的を明確にする
  • 返戻率の高さで選ぶ
  • 「短期払い」か「全期払い」かで選ぶ
  • 加入期間と支払期間の差を確認する

学資保険に加入する目的を明確にする

目標に向かって歩く

学資保険は、子供の教育資金を準備するための貯蓄として活用できるほか、さまざまな特約を付けて保険サービスとして利用することもできます。

貯蓄を目的とするのか、保障を目的とするのかで適した学資保険の選び方も変わってきます。

 利用者によって用途が大きく異なるため、あらかじめ目的を明確にしておきましょう。

たとえば、単純に子供の教育資金を準備するためだけに学資保険を利用するなら、貯蓄性の高さに目を向け、保障が少なく返戻率の高い貯蓄型学資保険を選択すべきです。

契約者自身が亡くなったときや子供が病気になったときのことを考える場合は、貯蓄性と死亡保障を兼ね備えた保障型学資保険が向いています。

貯蓄性(返戻率)が高いほど保障内容が薄く、保障内容が手厚いほど貯蓄性が低いのが学資保険の基本です。

返戻率の高さで選ぶ

子供の教育資金を準備するためだけに学資保険を利用する場合は、返戻率の高さを重視しましょう。返戻率とは、支払った保険料に対して、どの程度の学資金を受け取れるのかを表す指標です。

返戻率の計算式

返戻率(%)= 受け取れる学資金の総額 ÷ 支払った保険料の総額 × 100

返戻率が100%を超える学資保険であれば、支払った保険料以上の学資金が受け取れます。学資保険を選ぶ際は、返戻率が100%以上になる商品を選びましょう。

ただし、先述の通り、学資保険に加入する目的によっても返戻率の高さは変わるため、できるだけ100%以上というくらいで考えておくのが無難です。

返戻率の計算シミュレーション例

学資保険の加入条件
・月額保険料:7,000円
・保険加入時の子供の年齢:0歳
・払込期間:15歳まで(15年間)
・学資金:130万円

上記の条件をもとに、学資保険の返戻率をシミュレーションしてみます。

返戻率のシミュレーション
受け取れる学資金総額130万円÷支払った保険料の総額(月額7,000円 × 12ヶ月 ×15年)× 100 = 返戻率103% 

このように返戻率が100%を超えたため、支払った保険料よりも還ってきた学資金のほうが3%分多く、得していることがわかります。

この割合は多くの銀行預金の金利よりも高いので、貯蓄性が高いといえます。

保障内容が手厚くなると毎月支払う保険料が高くなるため、返戻率が100%を下回るケースがほとんどです。

「短期払い」か「全期払い」かで選ぶ

支払いの積み重ね

学資保険の払込期間は、「短期払い」と「全期払い」の2種類に分かれます。

学資保険の払込期間
  • 短期払い
    →満期日よりも手前で契約が終了し、その時点で学資金を受け取れるタイプ
  • 全期払い
    →満期になるまで保険料を支払い、満期を迎えた後に学資金を受け取れるタイプ

短期払いは、全期払いに比べて月々の保険料が高くなる一方で、返戻率が高くなるメリットがあります。

義務教育の期間中は教育資金が少なくて済むため、「15歳払済」や「10歳払済」のように短期払いで契約をすると、家計の負担が少ないうちに保険料の支払いを終えられます。

コストパフォーマンスに優れる短期払いですが、月々の保険料が高くなるので、十分に計画を練ったうえで契約するようにしましょう。途中で保険料が支払えなくなると、元本割れで大きな損失が発生してしまいます。

加入期間と支払期間の差を確認する

学資保険を選ぶ際は、加入期間と支払期間の差をよく確認しましょう。学資保険は、基本的に保険料を支払う期間が短くなるほど受け取れる学資金が多くなります。

 そのため、子供が生まれてからなるべく早いタイミングで加入し、子供が小さいうちに保険料を払い終えるのが理想的です。

保険会社によっては、支払期間を短くできるよう、一括払いや前納払いに対応する学資保険を提供していることがあります。

また、月払い以外に半年払いに対応するケースもあるため、学資保険の決済方法についても事前によくチェックしましょう。

学資保険のメリット

ここまでおすすめの学資保険と、その選び方を解説してきましたが、学資保険をおすすめするのには理由があります。

主な学資保険のメリットは以下の4つです。

学資保険に入る主なメリット
  • しっかりと教育資金を貯められる
  • 貯蓄額が増える可能性がある
  • 節税に繋がる場合がある
  • 契約者が万が一無くなっても保険金などは受け取れる

それぞれ詳しく解説していきます。

しっかりと教育資金を貯められる

教育資金を貯める

貯金が必要とわかっていても、つい使ってしまい、お金を貯められない人は一定数います。そんな人におすすめできるのが学資保険です。

 「保険」として毎月支払いが発生し、引き落とされるようにしておけば、半ば強引に貯金ができるようものです。

保険なので途中解約自体は可能ですが、途中解約しても支払った分がそのまま戻ってこないのが一般的なので、その分だけ損をしてしまう可能性があります。

貯金が苦手という人であれば学資保険を契約してしまうのがおすすめです。

貯金ではなく、絶対に支払うべきものとして処理してしまう方法ですね。

貯蓄額が増える可能性がある

学資保険は貯蓄と保障を併せ持った保険ですが、貯蓄で考えた場合、銀行預金の利子よりかは貯蓄額が増える可能性があります。

 極端に増えることはほぼないと思った方がいいですが、銀行に預けておくだけよりかは増える可能性があると思っておきましょう。

銀行に預けても高が知れてると考えている人であれば、貯蓄の一つとして学資保険の利用を検討してみましょう。

この一点だけでも貯金よりメリットがあるといえます。

過度な期待ができるものではありませんが、将来のための貯蓄の効果が高いと思えば、学資保険を利用する方が明るい気持ちになりますね。

節税に繋がる場合がある

小さな積み重ね

学資保険は生命保険控除の対象となっており、総所得から保険料控除の分が引かれて所得税や住民税が計算されます。

所得税は、納税者の所得によって段階的に変わってくるという特徴があります。

 そのため、総所得によってはこの控除によって住民税・所得税の額が大きく変わる可能性もあります。

控除は学資保険だけではないので、様々な控除が影響した結果にはなりますが、意外と知らない人もいるようです。

ただ教育資金を貯めておくだけではなく、節税に繋がる可能性があるというのも学資保険の大きなメリットです。

ただ払うだけではないというのは嬉しいですね。

契約者が亡くなっても保険金などが受け取れる

学資保険 メリット

学資保険の大きなメリットに、契約者が亡くなったり大きな障害を受けてしまっても保険金などが受け取れる特約があります。この特約は自動的に付与されているものが多いのも特徴です。

もちろん、そのような事態にならないのが理想ですが、万が一のためにあるのが学資保険です。

 契約者が亡くなった場合、その後の保険料支払いが免除されるため、想定している教育資金が不足する可能性は大きく下がります。

一方で、貯金で資金を貯めていた場合、亡くなった時点でその後の貯金は難しくなってしまい、資金不足の可能性も出てきてしまいます。

特約があれば満期になった際の保険金や祝い金が減ることもないので、想定していない事態にも強いのが学資保険のメリットといえます。

子供に負担をかけたくないと思えば、学資保険も選択肢の一つといえますね。

学資保険の注意点

注意しておくべきポイント

ここまで解説した通り、将来に向けた貯蓄として学資保険は有効ではありますが、まったく注意点がない訳でもありません。

ある程度内容を理解しておけば対策ができない注意点ではないので、しっかりと覚えておきましょう。

学資保険を利用する際に注意したいポイント
  • 満期になるまで引き出すことができない
  • 将来的なインフレに弱い
  • 途中解約すると払った額以下になってしまう場合がある
  • 保険金の額によっては課税対象となってしまう場合がある

人によっては問題にならない可能性のある注意点もありますので、詳しく解説していきます。

満期になるまで引き出すことができない

これは積み立て式の保険や貯蓄であれば共通の注意点ですが、基本的に満期を迎えるまで引き出して使用することはできません

貯蓄として考える場合、所定の時間が経つまで開けられない貯金箱のようなものです。

 縛りのない貯金であれば、トラブルが起きて急な出費が必要になっても対応可能ですが、学資保険の場合はそういったトラブル時には使えません。

場合によっては契約者貸付制度を使って保険会社から借りることができますが、どの学資保険でも必ずできるという訳ではありません。

学資保険とは別に、いざという時のための備えとしての貯金が必要と思っておいた方が良いでしょう。

学資保険はあくまで保険で、それ以外の緊急用の備えも多少は必要ですね。

途中解約すると払った額以下になってしまう場合がある

想定外の事態で悩む男性

これも積み立て式の保険や貯蓄であれば共通の注意点ですが、途中解約が大きなデメリットとなる場合があります。

前項の「引き出すことができない」は、厳密にいえば「解約をしないとお金が戻ってこない」となります。

 途中解約は「早期解約」という処理になり、払戻率は100%を割るのが基本です。

将来的な不安を減らし、できるだけ増やすために貯めていたのに、そのお金が減ってしまうようでは本末転倒です。

学資保険の加入を決めた時点で早期解約することがないよう考えておいた方が良いでしょう。

一度学資保険を始めたら、絶対に解約しないと心に決めておくのも重要です。

将来的なインフレに弱い

学資保険は長期的な保険になるケースが多いです。そのため、経済のインフレによる影響を受けやすいことは覚えておきましょう。

極端な話をすれば、いまの100万円と20年後の100万円は恐らく同じ価値にはならないということです。

 緩やかなインフレであればほとんど気にならない可能性もありますが、急激なインフレが起きた場合には損をしてしまう可能性もあります。

これに関しては対策が難しいのですが、中には保険会社が資金運用により利益を得た場合に還元のある「利差配当付き」の学資保険もあります。

その分、保険料が高くなってしまう傾向にありますが、気になる場合は「利差配当付き」の学資保険も検討しましょう。

利差配当付きの学資保険であれば解決するという訳ではありませんが、損失は少なくなる可能性があります。

保険金が課税対象となってしまう場合がある

余計に払わなければならないお金

学資保険は契約の内容によっては、満期など、特定のタイミングで額の大きな保険金を受け取る場合があります。

この際に、金額によっては課税対象となってしまう可能性があるため注意が必要です。

 満期保険金は一時所得としてカウントされるため、保険金の額が大きかったり、他にも一時所得があった場合、控除額を超えて課税対象となる可能性があります。

一時所得の特別控除額は50万円となっているので、他に一時所得がなく、満期保険金も50万円以下であれば問題ありません

場合によっては確定申告の必要がある可能性もありますので、覚えておくようにしましょう。

各保険会社の公式ページには、保険にまつわる税金のQ&Aや問い合わせ窓口があるので確認してみましょう。

学資保険の返戻率とは?

学資保険の選び方でも触れましたが、学資保険にとって一番重要ともいえる返戻率について詳しく解説します。

返戻率の計算式

返戻率(%)= 受け取れる学資金の総額 ÷ 支払った保険料の総額 × 100

返戻率が100%を超える場合は、累計で支払った額よりも受け取れる額の方が大きいということです。

そのため「学資保険の選び方」では、できるだけ返戻率が100%を超える学資保険を選んだ方がお得ということを解説しています。

 長期に渡って定期的にお金を預けているのだから、利子がつくのは当然という考えでいえば100%以下は損ともいえます。

ただし、100%を割る学資保険が必ずしも損をするとは限りません。その理由を含めて、返戻率について詳しく解説します。

払った保険料が増える方がお得に見えますが、実際100%以下の学資保険も多く存在していますね。

返戻率の高い保険

段々増えるお金のイメージ

全体的な傾向として、返戻率の高い保険は以下のような傾向があります。

返戻率が高い保険の特徴
  • 貯蓄に近い保険である
  • 加入時期が早いものが多い
  • 払込期間が短いものが多い

祝い金などが少ない、または無く、定期預金のような形の学資保険は比較的に返戻率が高い傾向にあります。

満期のでの保険金支払いのみとなっている場合、長期に渡って支払い続けていた分、最終的なリターンが大きくなるという形です。

 一概には言えませんが、最終的にもらえる金額が大きい分、それまでのリターンが少ない保険ともいえます。

同じ学資保険であっても、0歳から加入するものや、月々の支払いは高めになるものの、短期間で払込が終わるプランであれば返戻率が高いという傾向もあります。

保険料の支払いから満期までの期間が長い方が保険会社からするとメリットが大きく、その分で返戻率が高くなる傾向にあるといえます。

銀行預金よりかは利益が大きい、貯蓄に近い保険ですね。

返戻率が低めの保険

戻ってくる額が小さくなると言われるとやはり損した気になってしまうものですが、それでも見方によってはメリットが大きい学資保険となる場合もあります。

返戻率が低めの保険の特徴
  • 月々の保険料が比較的安い
  • 進学タイミングでの祝い金が多め
  • 医療保障など様々な特約がついている

プランにもよりますが、小中高の進学時などに細かく祝い金などがもらえるプランの場合は、総合的な返戻率でみると低めになっている傾向があります。

逆に言えば、祝い金などを無しの設定にできる学資保険の場合はその分だけ返戻率が上がる可能性があります。

 貯蓄という観点でいえば払った額より減るのは気が進まない人は多いと思いますが、少しづつ貯めているお金を必要になるタイミングで少しずつ戻してくれる仕組みともいえます。

契約者が死亡した場合にも保険料が受け取れたりする特約は自動で付与されているものが多いですが、この特約がないから返戻率が高めになっているというケースもあります。

また、保険という性質上、特約で万が一に備えることができますが、特約を増やすほど返戻率が低くなる傾向にあります。

お金が必要なタイミングでの祝い金や、万が一の事態に対する備えを厚くした分、戻ってくるお金が少ないという考え方です。

よくある質問

おすすめの学資保険はどれ?
今回紹介した学資保険はどれもおすすめできる学資保険です。保障や特約、払込の期間などを考慮して、今回紹介している学資保険の中から自身の生活にあったプランを検討してみましょう。
学資保険はおすすめしないと言われる訳は?
定期預金のように解約しないと貯めているお金が引き出せないことや、受け取りの際に税金が発生してしまうケースがあるため、その制約の多さからおすすめしないという意見も出ています。メリット・デメリットを把握した上で利用するのがポイントです。
学資保険の相場はどれくらい?
大学進学の一般的な費用である200~250万円に備えようと思うと、月1万円前後の学資保険は必要になる計算です。ただし、加入時期や払込期間によって月々の保険料は大きく変わるため、自身の経済状況にあったプランを選びましょう。
学資保険はいつから入れるの?
0歳から入れる保険が多いですが、出産予定日の数か月前から申し込み可能な保険もあります。それ以降でも加入することは可能ですが、多くの学資保険で加入年齢制限は6歳までとされています。
貯金をしておくだけじゃダメなの?
貯金でももちろん問題ありませんが、学資保険であれば返戻率が100%を超えているものも多く、銀行預金よりも利率が高いというメリットがあります。貯金が苦手な人であれば、毎月自動で引き落としがかかるようにしておけば無理なく貯めることができるのもメリットです。

まとめ

学資保険は、商品を販売する保険会社によって保障内容や返戻率などが大きく異なります。自分に合う学資保険を見つけるには、まず目的を明確にすることから始めましょう。

貯蓄のために商品を利用したい場合は返戻率の高さを、死亡や病気のリスクをケアするなら保障内容の豊富さを重視すると良いでしょう。

また、返戻率を重視する場合は、なるべく短期間で保険料をおさめたほうがお得です。その場合、月々の保険料は高くなってしまうため、自身の経済状況と相談することも重要になります。

数ある学資保険の中から十分に比較した上で、おすすめの学資保険の中から自分に合った商品を選んでみて下さいね。
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