3人家族 電気代
監修者
監修者江田 健二RAUL株式会社/代表取締役

「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。著書に電気・ガスはどこから来るのか?エネルギー供給のしくみをさぐろう』『かんたん解説!! 1時間でわかる 電力自由化 入門』など。慶應義塾大学経済学部卒業→東京大学 Executive Management Program(EMP)修了→アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画→RAUL株式会社を設立。 主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事。一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事。環境省地域再省蓄エネサービスイノベーション促進会委員(2019年)等

「3人家族の電気代はどれくらいが平均なんだろう?」「うちは電気代使いすぎなんじゃないか」と悩む人も多いと思います。

実際は3人家族といっても家族構成や、契約している電力会社などによっても大きく異なり、平均から離れているから使いすぎとは限りませんが、気になるものはやはり気になってしまいますよね。

この記事でわかること

今回は3人家族の電気代の平均的な額や、電気代が高くなる家庭の特徴などを詳しく解説していきます。

電気代を節約するための方法なども併せて紹介していきますので、是非この記事を参考にしてください。

電力会社ランキングの中から、電気代節約におすすめの新電力会社も紹介しますので切り替えも検討してみてください。
※昨今のウクライナ情勢や円安などの影響で、全国的に電気料金が高騰しています。新電力会社に乗り換えても、お得にならない可能性があります。また、当サイトのシミュレーションには「燃料費調整費」と「再エネ賦課金」を含みません。より、正確な料金シミュレーションは記事内で紹介している公式サイトでご確認ください。

3人家族の電気代平均はどれくらい?

3人家族の電気代平均

政府統計の総合窓口『e-Stat』によると電気代の平均は以下の通りです。

全体の平均金額 3人家族の平均金額
2021年 10,317円 10,655円
2020年 10,671円 10,932円
2019年 10,825円 11,116円
2018年 10,765円 11,024円
2017年 10,312円 10,485円

3人家族の平均額としては2021年のデータで10,655円と発表されています。これは月平均の金額ですので、年間では127,860円が3人家族の標準的な電気代といえます。

 ここ10年で比較すると電気代は上昇傾向にありますが、2021年のデータを見ると若干電気代が安くなっていたことがわかります。

また、2人以上の世帯全体の電気代平均とほとんど差はなく、3人世帯の数が多いこともわかります。

2人世帯と比較すると1,000円以上違ってきますが、4人世帯と比較してもそこまで差は大きくなく、それ以上は人数が増えても電気代の増加の割合は緩やかです。

3人世帯と4人世帯の差はあまり大きくありませんが、2人世帯と3人世帯の差は意外と大きいですね。

季節による電気代の変化

3人家族 電気代平均

電気代は月によって大きく変化があるため、電気代が安いくなりやすい月や高くなりやすい月と平均を比較してもあまり意味がありません。

2021年の3人世帯の1月から12月の電気代平均は以下の通りです。

2021年 電気代平均
1月 12,115円
2月 13,468円
3月 13,518円
4月 10,852円
5月 10,159円
6月 8,922円
7月 8,393円
8月 10,061円
9月 10,863円
10月 10,109円
11月 9,375円
12月 10,028円

こちらもデータを比較してみるとわかりやすくなりますが、6~7月は9,000円を割っているのに対し、2~3月は13,000円を超えており、一番安い時期と一番高い時期で1.5倍近くの差が発生します。

 そのため、先月請求された電気代だけを確認して、3人家族の平均と比較するのはあまりおすすめできません。

冬場は日が短いため照明器具を必要とする時間が長いこと、外気温が低いため暖房器具が必要なケースが多いことから電気代が上昇傾向にあります。

一方で夏場はエアコンなどを使用するため大幅に電気代が上がるような気はしますが、外気温と室温の差が冬場ほど大きくないため、エアコンによる電気代はそこまでかさまない傾向です。

冬場は0度近くになる外気温に対し、室温を15~20度近くまで上げる必要があるため電気の消費量が増えます。

家族構成などによる変化

3人家族といっても構成は様々です。家族構成による電気代の統計はありませんが、電気の使用量が問題になるため、平均的な電気代より高いケースでもやむを得ない場合もあります

 3人の生活時間がさほど違わなければ照明や空調にかかる電気は少なくて済みますが、夜勤主体で生活時間が違う家族が居る場合は増加する可能性が考えられます。

また地域によって気温は異なるので、寒い地域では電気代が平均より高い可能性も考えられます。ただし、元々寒い地域では電気による暖房器具ではなく、灯油などを使用した暖房器具をメインで使っているため、電気はさほど使わないということもあるでしょう。

また居住空間の広さも影響します。二階建ての一戸建てなのか、2LDKのマンションかなどでも電気代は平均的な額とずれてくる可能性もあります。

当然ではありますが、電気は使った分に応じて支払うことになるため家族の人数も重要ですが、使い方がより重要だともいえます。

3人家族の電気代が高い家庭の特徴

3人家族の電気代が高い家庭の特徴

3人家族なのに電気代が2万円から3万円かかっているという家庭もあると思います。平均的な電気代と大きく差が開いている原因がわからず、混乱する人もいるでしょう。

ここでは電気代が高くなってしまう家庭の特徴を詳しく解説していきます。

原因は様々なので、自分の家で当てはまる部分がないか確認していきましょう。

家族が家に居る時間が長い

電気代は基本的に使った分に応じて上がっていくのが基本です。そのため、もっとも単純な話として家族が家に居る時間が長いほど電気代は高くなる可能性があります。

 在宅ワークをしている場合、自宅で仕事をしているので日中でも電気の使用量が多くなりがちです。

特に在宅で仕事をしている場合、パソコンを使用するケースが多いため、デスクトップ型のパソコンやその周辺機器をしようしますし、空調も長時間使うことになります。

逆に共働きで子供一人といった家庭であれば日中は家に誰もおらず、ほとんど電気を使っていないというパターンも考えられます。

同じ3人家族であっても、家族構成や働き方によって大きく電気代が変わる可能性はありますね。

生活時間がバラバラ

3人家族の生活空間

自宅に居る時間も大きな要素ですが、生活時間のばらつきも電気代が上昇してしまう原因の一つです。

 夜勤などで生活時間が違う家族が居る場合、他の家族が寝ている時間にも照明器具や空調などを使うことになり、食事の準備など様々なところで電気を使うことになります。

とはいえ、電気代のために仕事を変えるという人はそういないでしょうし、現実的に対策は難しい原因です。そのため、他の電気代が高くなる原因を解決した方が良いでしょう。

電気代を考えれば、活動時間などはできるだけ家族で合わせた方が良いですね。

古い家電が多い

電気代が高くなる原因としてよく挙げられるものの中に、古い家電が多いという原因もあります。

 新しい家電は節電効果を売りにしているものも多く、機械としての性能も向上しているものが多いため、電気代があまりかからないものが多くなっています。

特に冷蔵庫や照明器具のように長時間使うものの場合は顕著です。また、冷蔵庫と同じように温度を調整するエアコンも新旧で電気代の差が大きくなりがちです。

10年、20年と使っている家電の場合は、最新のものと比べるとかなり電気の消費量が異なるケースが増えます。

買い替えにコストはかかりますが、長い目で見ると節約に繋がる可能性は十分あります。

契約が利用状況に合っていない

電気の契約

そもそも電気に関わる契約が電気の利用状況にあっていないというのも考え得る原因です。

 契約アンペアの差や、新電力会社のお得なプランに変更も検討してみましょう。

契約アンペアは最初に契約したまま見直していないという家庭は多く、利用状況に合わせて契約アンペアを変えるだけで電気代を抑えられる可能性もあります。

また、新電力会社への切り替えも検討してみましょう。撤退・倒産などの話を聞いて不安に感じている人も少なくありませんが、上手く利用すれば電気代が安くなる可能性があるのは事実です。

利用状況に合ったプランで、電気代を節約できる可能性があるのは新電力の魅力のひとつです。

3人家族で電気代を節約する方法

3人家族の電気代平均額や、高くなってしまう原因はここまでで解説した通りです。では「どうしたら電気代が安くなるのか?」と気になるのも当然です。

そこで、電気代節約に効果のある方法をいくつかピックアップして紹介します。

安くなるに越したことはないですね。

家族全員で節電を心がける

家族で協力して電気代を節約

節電は意識して行うようにするのが効果的です。3人家族であれば、それぞれが意識して電気を節約することが重要です。

使わない電化製品は電源を切る

節電でまず挙げられるのが「使わない電化製品は電源を切っておくこと」でしょう。必要がない電化製品は電源を切り、少しでも電気を使わないように心がけましょう。

 電源を切るだけでなく、コンセント自体を抜いておくことも重要です。

資源エネルギー庁によると、電源がOFFになっていてもコンセントに繋がっていることで発生する待機時消費電力は、使用される電気量全体の約5%にも相当するとされています。

3人家族の平均的な一か月の電気代10,655円で考えれば約533円になり、1年間で考えれば6,000円分が待機電力になります。すべてのコンセントを抜くのは現実的ではありませんが、できるだけ不要なコンセントは抜いていきましょう。

小さな差でも1年分で考えてみれば、大きな差になっていきます。

空調の温度調整

広いリビング

夏場の冷房や冬場の暖房にエアコンを使っている場合、設定温度も重要なポイントです。

 エアコンの場合は外気温と設定温度の差が大きいほど、より電気を消費してしまいます。

夏場であれば扇風機との併用、冬場であれば場合によってはハロゲンヒーターや電気毛布などでも十分な場合もあります。

また家族で過ごす場合はできるだけ同じ空間で過ごすようにして、空調を利かせる空間を制限することも節約に繋がります。

節約にこだわりすぎて体調に影響が出るような室温で我慢しないように気を付けましょう。

長時間使う電化製品は省エネタイプを選ぶ

電気代が高い家庭の特徴でも解説しましたが、古い家電が多いとやはり電気代はかさみやすくなってしまいます。

 特に冷蔵庫のように24時間使用している電化製品の場合は顕著です。

2000年代初期の冷蔵庫であれば、年間電気代は1万円から2万円程度になるものが多かったのに対し、最新型の冷蔵庫であれば年間電気代は1万円を切るものが増えています。

冷蔵庫に限らず、最新型の家電は省エネ設計を売りにしているものが多いので、すぐに買い替える必要まではありませんが、買い替えの際は使用電気量にも気を配りましょう。

10年以上使っている家電であれば買い替えも検討ですね。

契約プランの見直しをする

新電力会社をパソコンで調べる

こちらも電気代が高い家庭の特徴で解説しましたが「どこと契約していてどんなプランかと聞かれてすぐに答えられない」くらい気にしていないのであれば契約の見直しで電気代が安くなる可能性はあります。

電気代を意識せずに契約している場合は、まず検針票を確認してみましょう。

契約アンペア数

契約アンペアは20アンペアから30アンペアで契約している人が多いと思いますが、重要なのは同時に使う可能性がある家電のアンペア数の合計です。

 電子レンジや炊飯器、電気ケトルやドライヤーなどは単独で10アンペアを超える場合もあります。

基本的には同時利用を避けることで、契約アンペア数を下げても生活に支障がないケースもあるでしょう。

4人家族や5人家族で暮らしていた家庭が、何らかの事情で3人家族になった場合、契約アンペア数を減らしても問題ない可能性は十分にあります。

契約アンペア数で基本料金が変わるプランが多いので、何アンペアで契約するかは重要ですね。

新電力への切り替え

ニュースなどで見かけたことがあるけど、新電力自体がよくわからないという人も多いと思います。

 電力自由化によって、電気の小売部門(電気の契約やプラン提供)だけ地域電力会社ではなく新電力会社に切り替えることが可能になっています。

地域電力会社と比較すると、様々なプランがあることと、ポイント還元や割引などが豊富なのが特徴で、利用状況に合った新電力会社と契約することで電気代を節約できる可能性があります。

あくまで小売部門だけですので、停電しやすくなったり、電気が不安定になるというようなことはありません。

おすすめできる新電力会社は記事の最後で紹介します。

3人家族におすすめの新電力会社3社

東京ガス

東京ガス

おすすめポイント
  • でんきとガスのセット割がある
  • パッチョポイントでポイント還元
  • 申し込みがネット完結

東京ガスは大手ガス会社の東京ガスが提供している新電力サービスです。契約アンペア数も細かく契約が可能で、使用電力量に応じて電力量料金も変化します。

 2つの料金プランと、ポイント還元、ガスとのセット割があるのが特徴です。

3人家族の場合は2段階から3段階目が該当すると思いますが、ポイント還元やセット割があるためお得に使える可能性が高い新電力サービスです。

基本料金(税込) 20アンペア:572.00円
30アンペア:858.00円
40アンペア:1,144.00円
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】19.78円
【第2段階:120超〜300kWh】25.29円
【第3段階:300kWh超】27.36円
対応エリア 首都圏を中心とする一都六県
セット割 ガス・電気セット割:電力量料金0.5%割引
解約金 なし

※東京ガス基本プランの場合

東京ガスについてもっと知りたい方は、こちらの東京ガス(でんき)のメリット・デメリットについてまとめた記事も参考にしてくださいね。

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト

おすすめポイント
  • 支払い額に応じてカテエネポイントが貯まる
  • 電気料金のプランが豊富
  • スマートメーター設置済みなら工事不要

CDエナジーダイレクト中部電力と、ガス会社大手の大阪ガスが出資して作られた新電力会社です。

 地域電力会社が関わっていることもあり、文字通り電気のプロが運営しているという安心感があるのが特徴です。

プランは基本的なプラン以外に付加価値のあるプランが揃っているので、場合によっては想像以上にお得に利用できる新電力会社です。

基本料金(税込) 20アンペア:535.32円
30アンペア:802.98円
40アンペア:1,070.64円
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】19.78円
【第2段階:121〜300kWh】25.47円
【第3段階:301kWh以上】26.38円
対応エリア 一都六県、山梨県、静岡県の一部
セット割 ガス・電気セット割:電力量料金0.5%割引
解約金 なし

※ベーシックでんきBの場合

CDエナジーダイレクトについてもっと知りたい方は、こちらのCDエナジーダイレクトの評判についてまとめた記事もご覧ください。

ONEでんき

ONEでんき

おすすめポイント
  • 基本料金が0円!
  • 初期費用・解約手数料も0円
  • 電力量料金は統一でプラン一つだけ

ONEでんき基本料金が0円の新電力会社です。関西などでは基本料金0円はスタンダードなプランですが、関東など他の地域では新電力でしか基本料金0円はありません。

 その分、電力量料金は他の新電力と比較しても若干高めに設定されています。

基本料金が0円なため、アンペア数によって基本料金が変わることがないという利点があります。アンペア数を高めに設定したい人には特におすすめです。

基本料金(税込) 0円
電力量料金(税込) 28.8円
対応エリア 沖縄と離島以外
セット割 なし
解約金 なし

※スタンダードプランの場合

よくある質問

3人家族だと電気代は2万円から3万円くらい?
政府統計によると2021年の平均的な一か月の電気代は10,655円と発表されています。ただし、家族構成や電気の使い方によっては平均よりかなり高くなってしまう場合もあります。
3人家族の電気使用量はどれくらい?
3人家族の1ヶ月の使用電力量は約400kWhといわれています。一人暮らしと比較すると2倍近い量になります。
3人家族の電気代は夏場と冬場で大きく変わる?
家族人数に関わらず、冬場は外気温と設定したい室温の差が大きいため、電気代が高くなりやすい傾向です。
3人家族でオール電化にするのはお得?
オール電化の電気代は標準的な電気代と比較すると月5,000円前後高くなる傾向です。設備などを揃える必要はありますが、ガスや灯油を使わない分安くなる場合もあります。
3人家族での電気代を安くする方法はないの?
記事内でも紹介していますが、家族全員で節電を心がけること、電気の契約を見直すなどの方法があります。

まとめ

今回は3人家族での平均的な電気代や、電気代が高くなってしまう原因、節約するためのコツなどを詳しく解説しました。

家族構成や生活時間によって電気代は大きく変わるので、電気代が平均より高いとしてもやむを得ない場合はあります。

しかし、電気契約の見直しや、日常的な節電で改善できる可能性もあるので、少しでも電気代を安くできるように工夫してみましょう。

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