電気とガス セット割
監修者
監修者江田 健二RAUL株式会社/代表取締役

「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。 主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事。一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事。環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員(2019年)等

電力・ガスの自由化により、消費者が好きな業者と契約できるようになりました。中には電力・ガスをともに取り扱い、セットの契約で割引をしている業者も存在します。

しかし、電気・ガスをセットで契約することで、どれだけ割引・優待があるかを把握している人は少ないでしょう。

本記事では、電気・ガスのセット割について解説。電力会社おすすめランキングの中から、セット割がお得なおすすめ電力会社や電気とガスをまとめるメリット・デメリットを紹介しています。

この記事でわかること
ガスセット割がお得なおすすめ電力会社
電気ガスセット契約のメリット・デメリット
【料金比較】東京ガス・東京電力まとめるならどっち?

ガス会社提供の電気にまとめるとお得になる場合があります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

今月申し込みが多い!セット割のあるおすすめ新電力

東京ガス(でんき)
東京ガス
基本料金3ヶ月無料
・電気料金さらに0.5%割引

詳細をチェック
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクト
9種類のプランから選べる
・電気料金さらに0.5%割引

詳細をチェック
大阪ガス(でんき)
供給件数160万件突破
・ガス代3%割引
詳細をチェック
※昨今のウクライナ情勢や円安などの影響で、全国的に電気料金が高騰しています。新電力会社に乗り換えても、お得にならない可能性があります。また、当サイトのシミュレーションには「燃料費調整費」と「再エネ賦課金」を含みません。より、正確な料金シミュレーションは記事内で紹介している公式サイトでご確認ください。

電気とガスのセットが安い!おすすめ電力会社8選を比較

電気とガス両方提供している事業者の中から、ガスセット契約がお得な電力会社を紹介します。

スクロールできます>>

電力会社 東京ガス(でんき) CDエナジーダイレクト 大阪ガス(でんき)
関西電力エリア
ドリームでんき  HTBエナジー 東急でんき&ガス J:COM電力 エバーグリーン電気
東京ガス でんき CDエナジーダイレクト 大阪ガス ドリームでんき HTBでんき 東急でんき

J:COM 電力

エバーグリーン電気
基本料金(税込) 30A:858円
40A:1,144円
50A:1,430円
30A:802.98円
40A:1,070.64円
50A:1,338.30円
最低料金
(最初の15kWhまで)
285.00円
30A:815.1円
40A:1,086.8円
50A:1,358.5円
30A:840.84円
40A:1,086.80円
50A:1,358.50円
30A:803.00
40A:1,089.00
50A:1,320.00

30A:858円
40A:1,144円
50A:1,430円
30A:852.87円
40A:1,137.16円
50A:1,421.45円
電力量料金(税込)
30A契約の場合
〜120kWh/19.78円
121~300kWh/25.29円
301kWh〜/27.36円
〜120kWh/19.78円
121~300kWh/25.47円
301kWh〜/26.38円
〜120kWh/20.31円
121~300kWh/24.90
301kWh〜/27.83
〜120kWh/19.88円
121~300kWh/26.48円
301kWh〜/30.57円
〜120kWh/19.48
121~300kWh/25.95
301kWh〜/29.96
〜120kWh/19.77
121~300kWh/26.36
301kWh〜/29.57
〜120kWh/約18.88円
121~300kWh/約26.21
301kWh〜/約27.51円 *4

〜120kWh/19.69
121~300kWh/24.55
301kWh〜/27.44
予想料金/月
※小数点以下切捨
1人:4,396円
2人:6,925円
3〜4人:11,029円
1人:5,214円
2人:8,028円
3〜4人:12,253円
1人:4,409円
2人:6,899円
3〜4人:11,074
1人:5,319円
2人:8,238円
3〜4人:13,096円
1人:5,254円
2人:7,882円
3〜4人:12,510円

1人:5,284
2人:8,206
3〜4人:12,779
1人:5,319
2人:8,238
3〜4人:13,096
1人:5,179
2人:7,918
3〜4人:12,319
セット割内容
電気料金(税込)
0.5%割引! *1
電気料金(税込)
0.5%割引! *2
ガス料金
約3%お得に! *3
毎年6,000円購入分
宝くじプレゼント!
年間1,224円(税込)
ガス料金割引!
年間1,320円(税込)
東急定期券割引!
年間1,320円(税込)
電気代割引!
年間1,200円(税込)
ガス料金割引!
対応エリア 東京電力 東京電力 関西電力 全国
沖縄電力を除く
全国
沖縄電力を除く
東京電力 全国
北陸/中部
四国/沖縄電力を除く
全国
沖縄電力を除く
料金表の詳細
・東京電力の料金を表示しています。
(大阪ガスは、関西電力エリアの料金を表示)
・燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まず計算しております。

・2022年11月1日時点の料金です。
・それぞれ以下の使用量と仮定し、小数点以下は切り捨てして計算しております。
*1 *2 燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いた基本料金+従量料金の税込金額です。
*3 ガス使用量が少ない場合や、原料費調整額によっては一般料金より高くなる場合があります。
*4 従量料金が割引になる分を含めた、およその料金を表記しています。

東京ガス(でんき)

東京ガス

基本料金(税込) 858円(30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.78円
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
25.29円
【第3段階:300kWh超】
27.36円
対応エリア 東京電力エリア
セット割の内容 電気料金0.5%割引
おすすめポイント
  • ガスとセットで電気料金0.5%割引
  • 電気代基本料金が3ヶ月無料
  • 電力量料金は全ての段階で東京電力より安い
  • 大手ガス事業者としての安心感

東京ガスの電気は、ガスとセット契約で毎月の電気料金が0.5%割引されます。電気料金自体も東京電力の従来プランより安いため、電力使用量に限らず確実に電気代を安くできるのが魅力です。

 初回契約に限り、電気代の基本料金3ヶ月無料の特典付きです。30A契約なら2,574円(税込)お得になります。

大手ガス事業者としての実績もあるため、安心感が高いのが特徴。新電力の販売量No.1の実績もあり、多くの方々から選ばれている新電力です。

東京ガスの口コミ・評判が気になる方は次の記事もぜひ参考にしてみてください。

参照:東京ガス公式サイト
※ 資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」における新電力での低圧電力需要実績値(2020年12月時点)

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト ロゴ

基本料金(税込) 802.98円(東京電力エリア・30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.78円
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
25.47円
【第3段階:300kWh超】
26.38円
対応エリア 東京電力エリア
セット割の内容 電気料金0.5%割引
おすすめポイント
  • ガスとセットで電気料金0.5%割引
  • 選べる料金プランが豊富
  • 電気料金の1%をポイント還元
  • 電力量料金の3段階目が特に安い

CDエナジーダイレクトは、ガスとセットで毎月の電気料金0.5%割引を受けられる新電力です。中部電力と大阪ガスによる共同設立会社であるため、電気とガスの販売業者としての信頼感は厚いのが特徴です。

 料金プランは、単身者向け・オール電化向け・特典付きなど細かいニーズに合わせて多数用意されています。

標準プランもお得な料金設定となっており、基本料金・電力量料金ともに東京電力の従来プランより安いです。特に電力量料金の3段階目は割引率も高いので、電力使用量の多い家庭におすすめできます。

電気代の1%がポイント還元され、そのまま電気料金に充当できます。

参照:CDエナジーダイレクト公式サイト

大阪ガス(でんき)

基本料金(税込) 285.00円(関西電力エリア・最初の15kWh)
電力量料金(税込) 【15〜120kWh】
20.31円
【120kWh超〜350kWh】
24.90円
【350kWh超】
27.83円
対応エリア
(ガスセット割あり)
関西電力エリア
対応エリア
(電気のみ)
北海道電力エリア
東北電力エリア
中部電力エリア
北陸電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア

セット割の内容 ガス料金3%割引
おすすめポイント
  • ガスとセットでガス代3%割引に!
  • 供給件数160万件突破※1の安心感
  • 5,000円相当のデジタルチケットが当たる

大阪ガスは、関西電力エリアにて、ガスセットでガス料金が3%割引になる電力会社です。供給件数は160万件※1を突破しており、大手の安心感があります。

 市場連動型ではないので、急激な価格高騰リスクの心配がないのが特徴です。

また、ガス・電気セット契約時には「マイ大阪ガスポイント」が400ptもらえます。ポイントは、毎月の料金確認をすると貯められる上、Ponta・Tポイントをはじめとした共通ポイントに交換可能です。

ガス会社としての信頼も熱く、関西在住の方におすすめのセット割。

参照:大阪ガス

※1 2022年2月11日時点

ドリームでんき

ドリームでんき

基本料金(税込) 815.1円(東京電力エリア・30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.88円
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
26.48円
【第3段階:300kWh超】
30.57円
対応エリア
(ガスセット割あり)
東京電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
対応エリア
(電気のみ)
東北電力エリア
北陸電力エリア
九州電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
セット割の内容 ジャンボ宝くじ
+3,000円購入分
おすすめポイント
  • 電気・ガスの基本料金が大手よりも5%安い
  • ガスセットで年間6,000円購入分のジャンボ宝くじ配布
  • 東京 / 東邦 / 大阪ガスエリアでガスセット契約可能

ドリームでんきは、契約の特典として宝くじの還元を行っている電力会社です。ガスセット契約すると、もれなく年間6,000円購入分のジャンボ宝くじがもらえます。

ドリームガス同時契約で宝くじがもらえる
サマージャンボ宝くじ(6月)…1枚300円×10枚
年末ジャンボ宝くじ(11月)1枚300円×10枚
※でんきのみの契約の場合、5枚ずつ

電気・ガスの料金は、ともに基本料金(または最低料金)が大手より5%安い設定です。ドリームガスは、東京ガス / 東邦ガス / 大阪ガスエリアで契約できます。

HTBエナジー

HTBエナジー

基本料金(税込)
東京電力エリア
840.84円(30A)
1,086.8円(40A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.48円(30A)
18.89円(40A)
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
25.95円(30A)
25.16円(40A)
【第3段階:300kWh超】
29.96円(30A)
29.04円(40A)
対応エリア
(ガスセット割あり)
東京電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
対応エリア
(電気のみ)
北海道電力エリア
東北電力エリア
北陸電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
セット割の内容 毎月102円(税込)割引
おすすめポイント
  • 東京 / 東邦 / 大阪ガスエリアのセット割で毎月102円割引に
  • 電気は40A・300kWh程度の利用環境におすすめ
  • ガスは大手の一般料金より最大5%安い設定

HTBエナジーは沖縄以外の9つの地域で電気を販売中の電力会社です。ガスセット割は、東京・東邦・大阪ガスの3エリアで契約でき、ガス代が毎月102円(税込)値引きされるようになります。

HTBエナジーの電気料金は、アンペア契約のある地域(関東、中部など)なら、40A〜60A契約だと従量料金が割安になります。

従量料金は、1〜120kWhおよび121〜300kWhまでの利用が割安なので、二人暮らしや電気使用の少ないファミリー世帯におすすめです。

アンペア契約のない関西エリアなどであれば、従量料金がもれなくお得です。一人暮らしの方にもおすすめですよ。

東急でんき

東急でんき&ガスロゴ

基本料金(税込) 803.00円(30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.77円
【第2段階:120超〜300kWh】
26.36円
【第3段階:300kWh超】
29.57円(30A)
28.95円(40A〜)
対応エリア 東京電力エリア
解約金 なし
セット割の内容 東急線の定期券毎月110円割引
おすすめポイント
  • 東京電力より基本料金が約5〜10%安い
  • セット割なら東急線沿い定期券が毎月110円割引
  • 東急ストアの「まる得」商品をお得に買える
  • TOKYUカードならでんき・ガス料金支払いでポイント還元1%アップ

東急でんきは鉄道事業をはじめ、さまざまなサービスを提供している東急グループの電力会社です。電気ガスの同時契約なら、東急線を区間に含めた定期券が毎月110円(税込)になります。

また、クレジットカード「TOKYUカード」支払いなら、電気ガス料金の1%のTOKYUポイントが追加で貯まります。

料金は、基本料金が東京電力(従量電灯B)より基本料金が約5〜10%安く、従量料金も全段階で安いです。40A以上の契約なら、3段階目(301kWh〜)の料金は、東京電力より-1.62円/1kWhお得になります。

TOKYUカード利用者にとって嬉しいポイント付与がたくさんあります。定期券割のある東急線沿いの方にもおすすめです。

J:COM電力

J:COM電力 ロゴ

基本料金(税込) 858円(東京電力エリア・30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.78円
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
26.21円
【第3段階:300kWh超】
27.51円
対応エリア 北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
九州電力エリア
セット割の内容 電気料金110円/月割引
おすすめポイント
  • ガスとセットで電気料金110円/月割引
  • 電気代が大手電力会社比で最大10%OFF
  • テレビ・インターネットとのセット割もある

J:COM電力は、ガスとセットで毎月の電気料金が110円割引されます。ガス以外のセット割も豊富で、ケーブルテレビやインターネット回線とのセット契約も可能です。

 電力の新規契約時には、電力スタート割という割引も受けられます。最大24ヶ月連続で毎月の電気料金が330円割引されます。

割引前の電気代も大手電力の従来プランより最大10%安いです。割引適用が終わっても、電気代の安さはキープできるでしょう。

テレビ・ネットなどの通信系と電気をまとめたい家庭にはピッタリです。

参照:J:COM電力公式サイト

エバーグリーン電気

現在、一部プラン新規受付停止中の電力会社です。

エバーグリーン電気 ロゴ

基本料金(税込) 852.87円(東京電力エリア・30A)
電力量料金(税込) 【第1段階:〜120kWh】
19.69円
【第2段階:120kWh超〜300kWh】
24.55円
【第3段階:300kWh超】
27.44円
対応エリア 沖縄電力エリアを除く全国
セット割の内容 ガス料金100円/月割引
おすすめポイント
  • ガスとセットでガス料金100円/月割引
  • ユニークなプランを多数提供
  • LINEサービス・駆け付けサービスが無料
  • 電力量料金の2段階目が特に安い

エバーグリーン電気は、ガスと電気のセットで毎月のガス料金が100円割引されます。セット割でガス代を安くしたい家庭に向いていると言えます。

 保険とセットのプランや環境に配慮したプランなど、ユニークなプランが多いのが特徴です。

標準プランの電気料金も安い設定で、特に電力量料金の2段階目を大きく下げています。電力使用量が平均的な家庭であれば、恩恵を受けやすいでしょう。

LINEサービスやトラブル時の駆けつけサービスなど、無料サポートも充実しています。

参照:エバーグリーン電気公式サイト

電気・ガスをセットでまとめる4つのメリット

電気とガスをまとめるメリット

セットでまとめることで、大きく4つのメリットがあります。それぞれの詳細を解説していきます。

割引を受けられる

セットで契約することで、電気代またはガス代の従来料金から割引を受けられます。割引内容は各社によって異なるので、セット割がどれだけ恩恵を受けられるかを比較してみると良いでしょう。

電気・ガスのセット割ができる電力会社と内容を以下にまとめたので、参考にしてください。

主な電力会社での電気・ガスのセット割内容
電力会社 割引内容
東京ガス 電気料金0.5%割引
CDエナジーダイレクト 電気料金0.5%割引
エバーグリーンでんき ガス料金が100円/月割引
HISでんき ガス料金が102円/月割引
J:COMでんき 電気料金が110円/月割引
ミツウロコでんき ガス料金が220円/月割引
auでんき ガス料金が割引(割引額・割引率は地域により異なる)

各社のプラン内容とセット割を加味して、恩恵を受けられる電力会社を選びましょう。

ガス以外のセット割を実施している電力会社もありますよ。

支払いを一本化できる

東京ガス(電気)検針票画像:東京ガス公式サイト

セット契約をすると、支払い先を1つにできます。請求書も1枚にまとまるため、家計管理が楽になるでしょう。

 別々の業者で契約していると、支払い先・支払日・支払額が異なります。

請求書がまとまっていると、その月の電気・ガス代が確定した安心感を得られるほか、支払い忘れのリスクを減らすことができます。

電気・ガス両方に共通のポイント還元がある場合、まとめてポイントが貯まる・使えるといったメリットもあります。

問い合わせ先が1つになる

電気とガスは、ライフラインという名目では同じであるため、混同してしまう人も多いです。電気・ガスをセットで契約すると、問い合わせ先も1つになります

 電気・ガスそれぞれについて質問がある時も1回の連絡で済むため、何度も連絡する手間がかかりません。

また、電気のことをガス会社に問い合わせるなど、問い合わせ先を間違えることを避けられるでしょう。

トラブル時や災害時も混乱することなく冷静に対応できますね。

解約金や違約金が0円になることもある

電気やガスの切り替えの際は、実はスマホ契約と同じように解約金や違約金が発生することもあります。

 しかし、電気とガスをセットで切り替える場合は、これらのお金が発生しないことも。

解約金・違約金が必要ないので、切り替えへのハードルも高くなくなるので「今よりもお得になりそうな会社があった」という方には、セットでの契約をおすすめします。

解約金・違約金の免除条件は、各会社やプランによっても異なるので、事前に確認しておきましょう。

電気・ガスをセットでまとめる2つのデメリット

セット契約はメリットばかりではありません。主なデメリットを2つ紹介します。

2つのデメリット
  • 安くならない場合もある
  • 契約できる電力会社・プランが少ない

安くならない場合もある

コインが右肩上がりで積み上がっている

セット契約することで、電気代またはガス代が割引されることは事実です。しかし、電気・ガスそれぞれを個別に契約した方が、合計金額が安くなるケースもあります。

 さらに、電気とガスをまとめてセットで契約をしても、割引が適用されるのは「電気のみ」という場合もあるので注意しましょう。

普段の生活で、電気よりもガスの方を多く使うという家庭の場合は、あまりお得に感じないかもしれません。

ご自身の電気・ガスの使用量を把握して、セット割と個別での契約どちらが恩恵を受けられるかを比較することが大切です。

契約できる電力会社・プランが少ない

電気・ガスのセット割を提供している電力会社は限定的です。さらに、セット割を提供している電力会社の場合でも、全てのプランでセット割が適用されるわけではありません。

 セット割ありきで電力会社を決めようとすると選択肢が狭まってしまい、より良いプランで契約できない可能性も出てきます。

例えば、ガスに関してはプロパンガス(LPガス)使用の場合は、セット割適用外のケースも多いです。

LPガスを使用している家庭は、LPガスでもセット割が可能かをチェックすることが大切です。

【料金比較】電気とガスまとめるならどっち?

コンロと電球

電気とガスをまとめる場合、電力会社とガス会社のどちらでまとめるのが恩恵を受けられるでしょうか。ここでは、東京電力と東京ガスで電気・ガスをまとめた場合を比較して表にしました。

大手2社 電気・ガス料金比較

東京電力 東京ガス
電気基本料金(30A) 858円 858円
電力量料金
(1kWhあたり)
〜120kWh 19.88円 19.78円
120超〜300kWh 26.46円 25.29円
300kWh超 30.57円 27.36円
ガス基本料金(B表) 1,024.32円 1,056円
ガス従量料金(B表・1m3あたり) 126.54円 130.46円
セット割 電気料金0.5%割引

※各公式サイトを参照。東京電力・東京ガスエリアにおける料金。
電気:東京電力「従量電灯B」・東京ガス「基本プラン」、ガス:東京電力「とくとくガスプラン」・東京ガス「ずっともガス」で比較。

電気料金は東京ガスが安く、ガス料金は東京電力が安くなっており、従来料金よりも後発プランの方がお得であることがわかります。

 ただし、燃料費調整額(電気)、原料費調整額(ガス)が高騰している場合、上限あり/なしの差によって安さが逆転する場合もあります。

実際に、一般的な利用量で料金目安を比較すると次の通りです。

東京電力
従量電灯B+とくとくガス
東京ガス
きほんプラン+ずっともガス
電気料金
(30A・300kWh使用の場合)
8,005円 7,783円
ガス料金(30m3使用の場合 4,820円 4,969円
セット割 なし −38円
合計 12,825円 12,714円

※小数点以下は省略。ポイント還元額、燃料費調整額、原料費調整額、再エネ賦課金を除く。

上記の条件では東京ガスの方が安くなったものの、電気/ガスの使用量に応じて、それぞれのお得額は変動します。

やはり使用量を把握した上で、どちらでまとめるかを決めるのが良いですね。

一人暮らしの場合

独自の試算結果によると、一人暮らしの場合は、東京ガスの方がわずかにお得でした。

一人暮らしの場合(電気:30A・200kWh ガス:17m3)
プラン内容(電気+ガス) セット料金
電気+ガス
東京電力
(従量電灯B+とくとくガスプラン)
10,249円
東京ガス
(きほんプラン+ずっともガス)
10,210円
試算条件の詳細
契約アンペア:30A・電気使用量:200kWh
ガス使用量:17m3
平均電気・ガス使用量 参考:東京都環境局
2022年9月の燃料費調整額・原料費調整額を含めて計算
東京ガスは、獲得パッチョポイント1pt=1円分を充当して計算

ただし、電気使用量が月120kWh程度といった、電気使用量が平均より低めの場合、セット割にこだわらず、他の電力会社も検討した方がいいかもしれません。

電力会社および地域によっては単身者向けプランも用意されており、一人暮らしに最適なプランもあります。

電気ガスセットは、まとめて支払いできて楽などといった料金以外の恩恵もあるものの、他の一人暮らし向けの電気料金プラン+ガスを検討するのもおすすめです。

単身者向けプランが有力となる、一人暮らしにおすすめの電力会社は、次の記事でも紹介しています。

二人暮らしの場合

二人暮らしの場合は、東京ガスの方が月200円程度お得でした。

二人暮らしの場合(電気:30A・300kWh ガス:32m3)
プラン内容(電気+ガス) セット料金
電気+ガス
東京電力
(従量電灯B+とくとくガスプラン)
15,914円
東京ガス
(きほんプラン+ずっともガス)
15,728円
試算条件の詳細
契約アンペア:30A・電気使用量:300kWh
ガス使用量:32m3
電気・ガス平均使用量 参考:東京都環境局
2022年9月の燃料費調整額・原料費調整額を含めて計算
東京ガスは、獲得パッチョポイント1pt=1円分を充当して計算

二人暮らしの平均電気使用量は、300kWh程度です。しかし、ライフスタイルによって、電気使用量は異なるため、お得額は変動するでしょう。

燃料費調整額を除けば、電気使用量が多いほど東京ガス(電気)のお得額は増える傾向です。

電気・ガスのセット割契約の前にチェックすること

ここからは、電気・ガスのセット契約をする前にチェックしたい3つのことを紹介します。

3つのチェックポイント
  • 料金が安くなるかシミュレーションする
  • 解約金が発生するか調べる
  • インターネットなど他のセット契約も確認する

料金が安くなるかシミュレーションする

東京ガス(電気)料金シミュレーション画像:東京ガス公式サイト

セット契約をすることで、今より料金が本当に安くなるかシミュレーションをしてください。各社の公式サイトで料金シミュレーションを活用できます。

 電気とガスの契約内容や使用量さえ把握していれば、簡単に料金をシミュレーションできますよ。

なお、使用量については季節によっても変動します。数ヶ月分の使用量をチェックして平均値で試算してみましょう。

一般的には、冬は電力使用量が多くなると言われています。

解約金が発生するか調べる

契約しているプランによっては、解約時に手数料が発生します。もしも解約金が発生するようなら、契約期間満了まで解約時期をずらすことも検討しましょう。

 解約金があるプランは契約年数縛りがあるのが一般的のため、契約期間を満了すれば、解約金なしで解約できることがほとんどです。

なお、現在契約中のプランだけでなく、これから契約するプランについても解約金の有無は調べておくと良いでしょう。いざ解約しようとするときに、解約金があると余計な出費がかかります。

大手電力会社であれば、解約金は無料です。また、次の契約先となる新電力も解約金無料だと安心ですね。

インターネットなど他のセット契約も確認する

電気とのセット割があるのはガスだけに限りません。電力会社各社が特色のあるプランを提供しています。他のサービスでのセット割も検討してみましょう。

 例えば、ガス以外では、ネットやスマホとのセット割が人気です。

もちろん他サービスとのセットで契約する際も、ニーズに合うプランかどうかが重要です。

セット割はおまけのような位置付けで捉えておくと良いでしょう。

水道は電気・ガスとセットにできない

最後に、水道とのセットについて紹介します。結論から言うと、2022年5月現在では、一部地域を除いて水道をまとめることはできません

理由としては、水道を民営化していない地域が大半だからです。

しかし、2022年4月から宮城県が水道民営化を開始しました。

 今後は各地域においても、水道民営化の動きが拡大していくことが予測されます。

水道の民営化が進めば、電気やガスとのセット契約に繋がる可能性は高いでしょう。

日頃から情報収集を行って、水道民営化の動きを追うことが大切です。

電気とガスをセットで申し込む!申し込み方法・手順

電気会社とガス会社を一緒にする方法といっても、ケースによって申し込み方法は違うところあります。

電力会社の方を現在契約しているガス会社とセットにするのか、電気会社・ガス会社両方とも変えて1つの会社に変更する方法です。

ここではそれぞれのケースに応じた申し込み方法や手順を紹介していきます。

電気会社を契約中のガス会社と一緒にする

東京ガスを例に挙げて説明していきます。もし、東京ガスのガス契約をしている人で、電気会社も東京ガスに統一したい場合は、比較的スムーズに契約が進みます。

契約中のガス会社と電力会社をまとめる手順
  1. 「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」を用意
  2. 住んでいるところが、電気供給の対応エリアか確認
  3. 電話またはWebからの申し込みをする(基本プランを選択)
  4. 手続き完了

東京ガスの場合は、「基本プラン」で契約をすると「ガス・電気セット割(定率B)」が適用されます。

 基本的には新しく契約する電力会社・ガス会社が解約手続きの代行をしてくれます。さらに解約金・違約金も発生しません。

もしスマートメーターが設置されていない場合には、メーター交換が必要となるので注意しましょう。

スマートメーターが設置されている住居であれば、開通当日までに特別な手続きや作業はありません。

電気・ガス会社どちらも別の会社にまとめて契約する

元々、電力会社とガス会社を別々に契約していた場合に、電力会社とガス会社を一緒にして、別の会社でまとめて契約するケースを解説します。

 この場合も先ほどと同様に、新しい契約先の会社が解約手続きを代行してくれるので、解約手続きをする必要はありません。

なお、ガスの使用停止の際にガスメーターが室内にある場合は、閉栓作業に立ち会う必要があります

当然の事ですが、新しい会社でガスの使用を始める前には新しいガス会社の担当者の立ち合いが必須になるので注意しましょう。

なおプロパンガス・都市ガスによってガス機器が異なるので、時間には余裕をもって確認・契約を進めることをおすすめします。

まとめ

今回は、電気・ガスのセット割について解説してきました。

電力・ガスそれぞれの自由化により、1つの業者で電気・ガスをまとめることができるようになりました。まとめることで、セット割や支払い一元化などの恩恵を受けられます。

注意点としては、セット割が必ず安くなるわけではないことです。ニーズに合うプラン選びを優先して、セット割を適用できる場合には、積極的に活用していきましょう。

※本コンテンツは株式会社ゼロアクセルが制作・監修・提供したものです。本コンテンツへの問合せは株式会社ゼロアクセルに直接お願いします。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。
おすすめの記事