40代に人気のおすすめ資格9選｜選び方や勉強方法まで解説

40代になるとキャリアアップや転職を考えて、資格を取得しようと思う人も多いでしょう。

近年、日本では終身雇用制度の破壊や老後資金2,000万円問題などが話題となり、個人で稼げる能力が重要視されつつあります。

資格を取得しておけば独立が目指せたり、人生やり直しのきっかけにつながるメリットも。しかし、「40代からでも資格を取れるのか？資格を取っても意味ないのではないか？」と思う人もいるかもしれません。

そこで、本記事では40代の方におすすめな資格をご紹介し、資格の選び方や勉強方法についてもお伝えします。

40代で資格取得を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

40代におすすめの資格|キャリアアップや独立につながる

40代の方におすすめな資格といっても、それぞれ目的やキャリアプランによって、取得する資格が異なるでしょう。ここでは、キャリアアプや独立・企業につながる以下4つの資格をご紹介します。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、国会資格の一つで、中小企業の経営課題に関する診断・助言を行う専門家のことです。中小企業の経営戦略の提案・課題の洗い出し、施策を実行に移すためのアドバイスなどを主な業務としています。

そのため、資格取得を通して経営だけでなく、IT、財務、人事、物流などに様々な知識やマネジメント能力が身につき、転職やキャリアアップに有利になります。

特に独立を検討している人に人気な資格で、一般的な勉強期間は1年以上、合格率も3％〜5％となっており超難関資格と言えます。

中小企業診断士を短期で取得する方法

中小企業診断士で短期合格を目指すなら、通信講座を利用するのがおすすめです。

最短合格のためのノウハウやカリキュラム、プロの講師の講義で学習をサポートしてくれます。また、質問制度など、講義以外のフォロー制度も充実しているため、スムーズに取得することができるでしょう。

行政書士

行政書士とは、民法や行政法など法律に関係する業務を行うための資格です。主に、官公庁に提出する書類作成や相談業務などを行なっています。

行政書士の仕事内容的に、企業の総務部署でキャリアアップを検討している方に人気な資格で、合格率は毎年7%前後と難易度が高い資格です。

また行政書士資格には更新がないため、一度取得しておくことで独立開業をすることも可能になり、将来のキャリアの選択肢を広げることができます。

憲法や民法についても学ぶため、そのまま他の資格を取得するのにとても有利に働くでしょう。

行政書士を短期で取得する方法

行政書士を短期で取得するには、短期合格に強い通信講座を利用するのが良いでしょう。

毎年、全国平均合格率を大幅に上回る合格率を叩き出す通信講座もあるため、利用することで最短合格が期待できるでしょう。

社労士

社労士とは、社会保険労務士法に基づき業務を行うための資格です。変革する医療保険や年金制度などの相談にも応じてる職種のため需要は高いと言えるでしょう。

社労士資格取得を通して、厚生年金法や労働基準法などの内容も学ぶことができるため、普段の生活のなかでも活かすことができる資格です。

企業に就職・転職して人事部としてキャリアアップする方にはもちろんのこと、開業社労士として独立開業することもできます。しかし、合格率は毎年7%前後と難易度が高めの資格試験です。

社労士を最短で取得する方法

社労士をスムーズに取得するには、社労士資格に強い通信講座を受講すると良いでしょう。

スマホやPC利用した1コマ30分の講義などもあり、スキマ時間を利用した学習ツールも数多く用意されているため、分厚い参考書にやる気をそがれることもありません。

独学が苦手だと感じている方は、受講するのがおすすめです。

証券アナリスト

証券アナリストとは、証券会社や運用会社などの金融機関で働くための資格です。一言で言えば、証券投資・企業評価のプロと言えるでしょう。

このことから、キャリアアップを目指して資格取得を検討する方が多いですが、試験の合格率は一次試験・二次試験ともに50%前後と、比較的優しめな試験です。

難易度が優しめだからといってといって油断は禁物なため、合格できるようにしっかりと勉強計画を立てて対策しましょう。

40代におすすめに資格|転職に役立つ

次に、40代の方で転職を検討されている方向けの資格です。40代での転職は、20代、30代と比較しても難しいと言われています。

だからこそ、転職先で活かせられるようなスキルを身につける必要があります。転職に有利に働く資格として、以下5つの資格がおすすめです。

宅建

宅建士は、不動産取引の専門家として不動産に関わる業務を行うための資格です。

重要事項の説明は独占業務であるため、宅建士によって不動産会社が成り立っていると言っても過言ではありません。また、宅地建物取引業で独立することも可能です。

不動産関係の業界へ転職には必須となる資格となっており、不動産に関する知識がかなり身に付くため、人気のある国家資格で、合格率は毎年15%前後と難易度が高めに設定されています。

不動産業界への転職を検討している方は、入念な試験対策が必要でしょう。

宅建士を短期で取得する方法

宅建士は通信講座を利用することで、スムーズに取得することができるでしょう。

無駄を省いたカリキュラムで、合格に必要な知識を効率よくインプットすることができます。初学者の方も安心して学習を進められるサポート体制も整っているため、合格を目指すなら一度無料で資料を請求してみても良いでしょう。

簿記

簿記は、お金やものの出入りなどを記録する業務を行うための資格です。簿記資格を持っていると、主に以下3つの仕事を行えます。

経理部では、主に「出金管理」や「企業間取引の記帳」などを行い、財務部では「賃金調達」や「資産運用」などを行います。会計事務所職員は「決算書」や「税務申告」などの業務が行えます。

お金に関する資格は非常に需要があり、人気のある資格です。試験の合格率は、階級ごとに分かれているため、一概に何％とは言い切れません。詳しくは以下の表を見てみてください。

簿記を短期で取得する方法

簿記は独学で学ぶ方もいますが、通信講座を利用することでよりスムーズに取得することができます。

特に、一人で参考書を読み込み、問題を解くのに不安がある方は、プロの講師によるWEB講義の方が頭にも入ってきやすいでしょう。不安な点は質問ができるようになっているため勉強のモチベーションを保つ効果もあります。

FP（ファイナンシャルプランナー）

FPとは、税金や保険などの「お金」に関わる業務を行うための資格です。

また、試験勉強を通して学んだ内容は、転職に活かされるだけでなく、個人の人生プランにも活きてきます。簿記と同様、お金のリテラシーが高められるため、こちらも非常に人気のある国家資格です。

試験の合格率は、階級ごとに分かれているため、一概に何％とは言い切れません。詳しくは以下の表を見てみてください。

FPを短期で取得する方法

FPの学習に通信講座を利用することで、スムーズに合格を目指せるだけでなく、通信講座によっては合格後に全額返金サービスも付いてきます。

危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物などを取り扱う業務を行うための国家資格です。

試験の難易度はそこまで高くないため、受験する人が多いです。特に危険物取り扱いの資格が必要な求人は多くあるため、取得するメリットは大きいでしょう。

実務経験がなくても取得できる資格となっているにもかかわらず、きちんと収入アップが目指せます。

試験の合格率は、試験の種類によって異なりますが、大体45〜55％です。比較的合格しやすい試験で、メリットも多いため取っておいて損はないでしょう。

難易度は高くないですが、入念な対策ができていないと落ちるため、しっかりと試験対策をしておきましょう。

電気工事士

電気工事士は、電気設備の工事を行う際に必要な資格です。電気関係のエキスパートであり、需要が高い職種です。主な仕事は、以下2点です。

建築電気工事士は、主に屋内外の配線工事やビルのメンテナンスなどを行います。一方、鉄道電気工事は、線路工事や駅の電気設備の点検・工事などを行います。

気になる合格率は、筆記試験と技能試験で合格率が異なるため、詳しくは以下の表を見てみてください。

40代の資格の選び方

40代からというと、若い人と比較して「遅い」と感じる方もいるのではないでしょうか？しかし、何かを本気で始めるのに遅いなんてことはないです。

今からでも本気で取り組めば、40代のあなたにも資格取得は可能です。そんな40代の方々が資格取得を目指す際、以下4つの視点から取得する資格を選んでみてください。

目的を明確にしておく

資格を取得すると、転職や事業を立ち上げるのに有利と聞きますが、ただ闇雲に資格を取得していても意味がありません。

つまり、資格をとる目的を明確にしておく必要があります。何も考えずにただ資格の勉強をしても、時間と受験をするコストが無駄になってしまいます。

近い将来、独立して稼ぎたいのかあるいは転職先で役立つスキルが欲しいのかによっても取得する資格は異なります。

目的を明確にした上で資格取得の勉強を行えば、効率よく勉強でき、モチベーションも上がるため、まずは目的を意識しましょう。

希望の転職先に関連する資格かどうか

40代の中にも、今の会社を退職して転職を考えている方は多いのではないでしょうか？40代からの転職は、20代の時とは異なり、高いスキルが求められるケースが非常に多いです。

もし、転職を考えているのであれば、転職先に関連する資格を取得すると良いでしょう。

逆に、転職を検討しているのにも関わらず、転職先に関連する資格を何も持っていない状態だと、今の給料よりもダウンして採用されるか不採用となる可能性が高いです。

キャリアアップできるか

資格取得をすることで、キャリアアップができる可能性があります。

今の会社で、昇進するために資格が必要であれば、資格取得することで昇給も可能です。資格によっては、起業や独立をして自分のビジネスを立ち上げることも可能です。

まずは、自分がどんなキャリアを想定しているか考えてから、資格取得の勉強に取り組みましょう。

歳を取っても働ける土台となるか

今の40代は、将来的に年金が足りないと言われているため、長く働く可能性が高いです。そのような状況になった際、長く働けるような資格を取得しておけば、安心できます。

定年前にキャリアチェンジを考えたり、歳を取っても働けるようなスキルを身につけるなど、自分の身を守るためにも重要なことです。

以上のようなスキルを身につけるためにも、資格取得はおすすめできます。

40代の資格取得者向けの勉強方法

日々仕事や家族サービスなどで忙しく、なかなか勉強できないと感じる方も多いでしょう。

どの資格を取得するかしないかで勉強時間に差異はありますが、基本的には資格を取得するには、多くの勉強時間を費やします。

多忙を極めている40代の方々におすすめな勉強方法は、以下2つです。

それでは、2つの勉強方法について詳しく解説していきます。

通信講座

多忙を極めている40代の方には、通信講座をおすすめします。

通信講座は、スマートフォンやタブレットなどを持っていれば、いつでもどこでも講義を受講でき、多忙な40代の方でも比較的勉強しやすいです。

また、通信講座では、学習サポート体制が充実しています。生徒にあった学習カリキュラムを組んでもらえたり受講できなかった講義を後から見れるなど、受験生に寄り添った対応をしてくれます。

さらに、予備校や塾みたいに通学する時間を考えなくて済むため、より多く試験対策に時間を費やせるにも大きな魅力と言えます。

予備校

通信講座の次におすすめの勉強方法は、予備校へ通うことです。タイムリーで授業を受けられるため、勉強中にわからないことがあればその場でサポートを受けられます。

また、予備校の講師は試験対策のプロであるため、資格試験の受験に関するノウハウが高いです。

プロの講師から勉強を教わることで、効率のいい勉強方法や試験に臨む心構えなどが学べ、合格できるように全力でサポートをしてもらえるのも大きなメリットです。

特に、自己管理が苦手な方や一人で勉強するのに不安を感じる方は、予備校で試験対策することをおすすめします。

40代の資格取得に関するよくある質問

まとめ

今回は、40代の方におすすめな資格や選び方などをご紹介しました。40代から資格を取得するには、日々の仕事や家族サービスの合間で勉強しなければなりません。

資格取得する際には、闇雲に勉強するのではなく、目的やキャリアプランなどをしっかりと定めた上で資格取得の勉強に取り組みましょう。

その際は、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。