
エポスカードは、丸井グループが発行するクレジットカード。マルイやモディなどの自社系列店はもちろんのこと、マルイでの利用以外にも多数のメリットがあることで知られています。
エポスカードの利用を検討している人の中には「エポスカードのポイント制度は?」「エポスカードの審査は甘い?」「エポスゴールドカードはどうなの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、エポスカードのやポイント制度・審査基準・メリット・デメリットを詳しく解説していきます。エポスカードの申し込みを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

Contents
エポスカードの基本情報|締め日や分割・ボーナス払いについても
まずは、エポスカードの基本情報をまとめました。
年会費(税込) | 無料 |
基本ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | エポスポイント |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 日本国内在住の18歳以上(高校生除く) |
参照:エポスカード公式サイト
エポスカードの締め日・引き落とし日
エポスカードの締め日・引き落とし日は、口座引き落としなら次の2つから好きな方を指定することができます。
- 毎月4日締め・翌月4日払い
- 毎月27日締め・翌月27日払い
設定する金融機関によっては、27日締め・27日払いのみの設定となります。引き落とし口座を設定するときに確認しておきましょう。
なお、口座引き落とし以外にも、持参払いという支払い方法もあります。持参払いは、各種ATMやインターネットバンキング、エポスカードセンターで支払うことです。

支払い方法
エポスカードの支払い方法は以下の4つです。
1回払い | 利用締め日の翌月に支払い |
ボーナス1回払い | 利用金額を夏または冬のボーナス月に支払い |
分割払い | 最大36回に分割して支払い 3回以上の分割は実質年率15.0%の手数料が発生 |
リボ払い | 毎月の支払額を一律に設定 実質年率15.0%の手数料が発生 |
ボーナス払いは会員誰でも設定可能です。ボーナス支給の有無は関係ありません。
なお、利用後にボーナス払い、2回分割払いに変更することはできません。変更できるのは、3回以上の分割払いもしくはリボ払いのみです。

エポスカードの6つのメリット
エポスカード発行にはどのようなメリットがあるでしょうか。主なメリット6つを紹介していきます。
- 年会費永年無料
- マルイセール期間は10%OFF
- 優待店舗は国内に約10,000店舗
- 海外旅行保険が自動付帯
- ETCカードは年会費・発行手数料とも無料
- 招待が届けばゴールドカードが年会費無料
年会費永年無料
エポスカードは年会費が永年無料です。無料のための条件もないので、年間で1回も利用しない場合でも年会費は一切かかりません。入会金もないため、カード保有に関してのコストはありません。
その他、エポスゴールドやエポスプラチナなど、上位カードに関しては年会費有料です。

マルイセール期間は10%OFF
マルイグループのクレジットカードのため、マルイでの利用に優待があります。特に大きな優待が、年4回あるマルイのセール「マルコとマルオの7日間」での10%OFFです。
セール期間中はマルイ・モディの店舗での買い物に限らず、マルイのネット通販「マルイウェブチャネル」の利用分も割引対象。近くに店舗がない方々でも、恩恵を受けやすいと言えます。

優待店舗は国内に約10,000店舗
エポスカードは、国内に約10,000もの優待店舗があります。
優待を受けられる店舗のジャンルは、ホテル・レストラン・カラオケ・アミューズメント施設・映画館など幅広いため、多くの方々が優待を受けられるでしょう。

海外旅行保険が自動付帯
エポスカードは海外旅行保険が特典として付帯します。
また、クレジットカードの海外旅行保険は、複数カードの補償額を合算できます。

ETCカードは年会費・発行手数料とも無料
追加カードとして、ETCカードを発行可能です。
年会費・発行手数料ともに無条件で無料なので、余計なコストをかけずにETCカードを保有できます。

招待が届けばゴールドカードが年会費無料
エポスカードには、上位カードとしてエポスゴールドカードがあります。エポスカードと比較すると、以下の点でメリットがあります。
特典 | 内容 |
選べるポイントアップショップ | 選んだ3つの店舗はポイント最大3倍 |
ポイント有効期限 | 有効期限が無期限に |
年間ボーナスポイント | 年間利用額に応じて最大10,000ポイント付与 |
エポスファミリーゴールド | 家族にゴールドカードを招待 |
空港ラウンジ | 国内の主要空港ラウンジを無料利用 |
海外旅行保険補償額 | 最高補償額が1,000万円に上昇 |
通常は年会費5,000円(税込)がかかるカードですが、インビテーション(招待状)が届けば年会費永年無料で発行可能です。
インビテーションが届く条件は非公表です。ただし、目安としては以下の3つの基準が挙げられます。
- 20歳以上
- 年間利用額50万円以上
- カード保有期間が6ヶ月以上
あくまで目安なので、上記基準を全て満たしたら必ずインビテーションが届くわけではありません。
なお、エポスゴールドカードは通常発行も可能です。

エポスカードの2つのデメリット
エポスカードには、メリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、主なデメリット2つを解説していきます。

- 基本還元率が低い
- 家族カードは発行できない
基本還元率が低い
エポスカードの基本還元率は0.5%です。利用金額200円ごとにエポスポイントが1ポイント貯まります。
最近では、基本還元率が1.0%以上のカードも珍しくありません。エポスカードの0.5%還元は決して高いとは言えないでしょう。

家族カードは発行できない
エポスカードには家族カードがありません。家族カード発行を検討している家庭には不向きです。ただし、エポスゴールドカード以上の場合、エポスファミリーゴールドという制度を活用できます。
- 本会員の2親等以内にエポスゴールドカードを招待
- カード年会費は無料
- 個人に独立した限度額を付与(本会員と共有ではない)
- 利用明細・引き落とし口座は本会員と別
- 還元されるポイントは個人に付与
限度額が独立していてポイント付与も別なので、通常のクレジットカードと同じように利用可能。人によっては、家族カードよりも便利と言えるでしょう。

特典も本会員とほぼ変わらないため、年会費無料でお得にゴールドカードを持つことができると言えます。
還元率アップ!お得なエポスポイントの貯め方・使い方
ここからは、エポスポイントの貯め方・使い方について紹介します。

4つのお得な貯め方
まずは、貯め方について解説します。基本還元率は先述の通り0.5%です。しかし、利用方法によっては還元率がアップします。お得な貯め方としては、以下の4つが挙げられます。
- EPOSポイントUPサイト
- tsumiki証券の積立投資
- 選べるポイントアップショップ
- 年間ボーナスポイント
EPOSポイントUPサイト
エポスカード会員は「EPOSポイントUPサイト」というポイントサイトを利用できます。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどの人気サイトも対象です。ネットショッピングをする際は、購入前にポイントUPサイトの対象ショップかどうかを確認すると良いでしょう。

tsumiki証券の積立投資
丸井グループの証券会社tsumiki証券では、エポスカード決済による積立投資が可能です。積立投資分もポイント還元の対象なので、投資をしながらポイントも貯められます。
- 1年目:0.1%
- 2年目:0.2%
- 3年目:0.3%
- 4年目:0.4%
- 5年目以降:0.5%
還元率は積立年数に応じて最大0.5%までアップ。還元率自体は高いとは言えませんが、そもそも積立投資でポイントをもらえるカードが少ないので十分お得と言えるでしょう。

選べるポイントアップショップ
エポスゴールドカード以上の特典にはなりますが、選んだ3店舗についてはポイントが最大3倍(+1.0%還元)となります。つまり、通常店舗なら1.5%還元、マルイ系列店なら2.0%還元になります。
- マルイ
- セブンイレブン
- 東京電力
- モバイルSuica
コンビニ・公共料金・交通機関など、選べるショップのジャンルも幅広いです。

年間ボーナスポイント
こちらもエポスゴールドカード以上の特典です。年間のカード利用額に応じて、ボーナスポイントが付与されます。
年間利用額 | ボーナスポイント |
50万円以上 | 2,500ポイント |
100万円以上 | 10,000ポイント |
年間利用額が100万円ちょうどの場合は、還元率が1.0%アップと同等です。基本還元率0.5%と合わせると、1.5%還元になります。

4つのお得な使い方
貯めたエポスポイントは、様々な使い方が可能です。以下では主な使い方4つを紹介していきます。

- エポスVisaプリペイドカードにチャージ
- マルイでの買い物に利用
- 商品券・ギフト券・グッズに交換
- 他社ポイント・マイルに移行
エポスVisaプリペイドカードにチャージ
最もお得と言えるのが、VISA加盟店で利用できる「エポスVisaプリペイドカード」へのチャージでしょう。
エポスVisaプリペイドカードでの買い物は、利用額の0.5%がキャッシュバック。実質1ポイント=1円以上の価値になると言えるでしょう。

マルイでの買い物に利用
マルイの店舗やネットショッピング(マルイウェブチャネル)での買い物に1ポイント=1円のレートで利用できます。マルイをよく利用する人には、便利な使い道です。

商品券・ギフト券・グッズに交換
商品券・ギフト券・オリジナルグッズへの交換も可能です。商品券・ギフトカードは、原則1ポイント=1円相当の等価交換です。
- マルイ商品券
- VJAギフトカード
- クオ・カード
- Amazonギフト券
特に使い道がない人は、有効期限が過ぎる前にこれらの金券に変えておくと良いでしょう。

他社ポイント・マイルに移行
他社ポイントやマイルへ交換することもできます。交換できるマイル・ポイントは以下の通りです。
マイル・ポイント | 必要なエポスポイント | 交換後 |
ANAマイル | 1,000ポイント | 500マイル ※ゴールドカード以上は600マイル |
ANA SKY コイン | 1,000ポイント | 1,000コイン |
JALマイル | 1,000ポイント | 500マイル |
スターバックスカード | 500ポイント | 500円分チャージ |
ノジマスーパーポイント | 500ポイント | 500ノジマスーパーポイント |
dポイント | 1,000ポイント | 1,000dポイント |
Pontaポイント | 1,000ポイント | 1,000Pontaポイント |
原則マイルは2ポイント=1マイル、他社ポイントは1ポイント=1円相当です。

エポスカードの審査は厳しい?審査に通るポイントも紹介!
エポスカードの申し込みを検討している人は、審査の厳しさも気になるところでしょう。
審査基準・難易度
結論から言うと、エポスカードの審査基準は非公表です。
ただし、エポスカードは年会費無料の一般カードなので、他の年会費無料カードと同程度の審査基準と推測できます。

審査に通過するポイント
エポスカードの審査は、以下を満たしていれば通りやすいと言われています。
- 継続した安定収入
- 過去に金融事故を起こしていない
- 多重申し込みをしていない
安定収入は正社員である必要はありません。アルバイト・パートでも通過実績はあるので、無職(無収入)でない限りは収入面に関しては厳しくないと予測できます。
ただし、過去に金融事故がある場合は、信用力が疑われる可能性があるので要注意です。

エポスゴールドカードの審査
エポスゴールドカードは、通常申し込みの場合は一般カードと比較すると審査は厳しいと言えるでしょう。インビテーションを受けた場合は、一定の実績を認められているので、通過可能性は高いと推測できます。

エポスカード発行までの流れ
最後にエポスカードを発行する流れを紹介します。大きく以下の3ステップに分かれます。
- 申し込み
- 審査
- カード受け取り
1. 申し込み
まずは、エポスカードに申し込みましょう。申し込み方法は大きく分けてWeb・店頭の2通りです。
基本的には、いつでも申し込めるWebが便利です。店頭申し込みは、マルイで買い物している際に発行したい人には便利でしょう。

申し込みに当たっては、個人情報などの申告が必要です。申告情報に誤りがあると、審査の遅れや審査落ちの原因となるので注意してください。

2. 審査
申し込みが終わると、エポスカードによる審査があります。審査基準に関しては、先述した通り非公表です。
いずれにせよ、夜遅くの申し込みでない限り、申し込み当日には結果が出ることが多いです。
3. カード受け取り
審査が完了し、無事に通過したらカードを受け取ります。カード受け取り方法は、マルイ店頭・郵送の2通りです。

マルイ店頭で受け取る場合は、カード発行を実施している店舗の営業時間内に来店しましょう。
郵送の場合は、審査通過から約1週間で自宅にカードが届きます。
まとめ
本記事では、エポスカードの審査基準・ポイント制度・メリット/デメリットについて解説してきました。
エポスカードは、丸井グループの年会費永年無料カードです。海外旅行保険の自動付帯や多数の店舗での優待があり、マルイでの利用以外にも多くのメリットがあります。
また、利用実績を積むと、エポスゴールドカードを年会費無料で発行できる招待状が届きます。エポスカードは年会費無料でゴールドカードを持ちたい人にも、おすすめできる1枚と言えるでしょう。
