
美容成分として雑誌やTVでも目にする機会の多いプラセンタ。人気成分の1つで、注射やサプリ、美容液などさまざまな摂取方法に応用されています。
しかし、聞いたことはあっても実際にどのような成分で、どんなメリットがあるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
実は、お肌の乾燥を防いだり、日焼けによるシミやシワを防ぐ効果を持つ優れた成分で、エイジングケア※年齢に応じたケアなどにおすすめです。
この記事では、そんなプラセンタの効果や効能、注意点などを解説します。さらに、おすすめ美容液ランキングの中から、プラセンタを配合した美容液も紹介します。

プラセンタとは?
まず、プラセンタの基本的な知識について解説します。
- プラセンタに含まれる主な成分
- プラセンタの種類
1.プラセンタに含まれる主な成分
プラセンタは「胎盤」を意味します。化粧品の成分として使用されるプラセンタは、主に馬や豚の胎盤を使用したものです。
古くは、クレオパトラや楊貴妃も若返りと美容目的に使用していたり、漢方薬としても使われていた歴史を持つ成分といわれています。
プラセンタに含まれる成分
プラセンタに含まれる主な成分 | |
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アミノ酸 | 肌にハリをもたらすコラーゲンなどを構成する成分。 プラセンタには10数種類のアミノ酸が含まれる。 |
ビタミン | 代謝にかかわる成分。 ビタミンB群やビタミンC、D、Eなどが含まれる。 |
ミネラル | 体の健康維持や調整、代謝やホルモンバランスに欠かせない成分。 カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄など体や肌に良い様々な成分が含まれる。 |
核酸 | 遺伝子の修復、新陳代謝の調整を含め、細胞が新しく生まれ変わる時に必要な成分。 DNA、RNAなどが含まれる。 |
プラセンタ(胎盤)には、赤ちゃんの命を守り維持するために必要な栄養素が多く入っており、これがプラセンタのもたらす様々な効果に繋がっています。
上に挙げたものに加え、「成長因子」と呼ばれる成分も入っています。成長因子とはタンパク質の一種で、さまざまな働きがあります。
プラセンタに含まれる成長因子
- EGF(上皮細胞増殖因子)
- FGF(線維芽細胞増殖因子)
- HGF(肝細胞増殖因子)
- IGF(インスリン様成長因子)
他にも、各種成長因子が含まれています。これらの成長因子が含まれていることが、プラセンタの大きな特徴といえるでしょう。
細胞の新陳代謝に深く関わっていることが分かりますが、効果を実感するためには美容医療を利用することが有用です。

2.プラセンタの種類
プラセンタには主に4種類あります。植物生・海洋性プラセンタは胎盤ではないため厳密にはプラセンタではなく、栄養素は含まれているものの成長因子は含まれていません。
プラセンタ美容液の効果
美容液やクリームにより、体の外側からプラセンタを摂取した場合のお肌への効果について、紹介していきます。
お肌を保湿する
プラセンタに含まれるアミノ酸などのはたらきにより、肌の角質の水分を保持。乾燥肌にアプローチしてくれるので、肌の乾燥による小ジワを目立たなくする効果も期待できます。
日焼けによるシミを防ぐ
プラセンタには、メラニン色素をつくる「チロシナーゼ」という酵素の活性を阻害するはたらきがあり、日焼けによるシミの予防に効果が期待できます。
プラセンタの取り入れ方
プラセンタは医薬品から化粧品など、さまざまな方法で摂取することができます。順番に紹介していきましょう。
なお、この記事では特に美容液として使用した場合について注目していきます。
- 医薬品
- 注射
- 美容ドリンクやサプリメント
- 化粧品
1.医薬品
プラセンタは「メルスモン」や「ラエンネック」という販売名で、それぞれ更年期障害、肝機能改善の治療薬(注射剤)として保険適用で処方されています。
医療機関で医師から処方されるお薬なので市販では購入できませんが、古くから漢方薬として親しまれていたプラセンタが、今もなお薬剤として活躍しているのですね。
2.注射
上に挙げたもの以外の保険適用外の自由診療において、プラセンタ注射を行っている医療機関があります。医師による処方が必要なものなので、きちんと相談の上で実施するようにしましょう。

3.美容ドリンクやサプリメント
プラセンタエキスを配合したドリンクや、サプリメントとしても販売されています。中でもサプリメントは、市販のものと美容クリニックなどで処方されるもの(保険適用外)の2種類あります。
4.化粧品
プラセンタエキスを配合した美容液として、体の外側から摂取する方法です。
お肌の乾燥を防いだり、医薬部外品のものは日焼けによるシミを防ぐ効果などが期待されています。
プラセンタ美容液の選び方
プラセンタを手軽にスキンケアに取り入れるには、美容液がおすすめです。美容液を選ぶ際のポイントについて紹介します。

- プラセンタの種類で選ぶ
- 肌悩みで選ぶ
- 使用感で選ぶ
1.プラセンタの種類で選ぶ
本記事でも紹介したとおり、プラセンタにはさまざまな種類があります。
中でも効果的とされているのが、アミノ酸などの栄養素を多く含むウマプラセンタです。ですが、お値段が高くなりがちというデメリットがあります。
値段を抑えたいという方はブタプラセンタを選ぶと良いでしょう。
2.肌悩みで選ぶ
特にケアしたいことがある方は、主に次のポイントを押さえて商品を選ぶと良いでしょう。
お肌の乾燥が気になる | プラセンタに加え、保湿成分が配合されているものがおすすめ おすすめ保湿成分:セラミド、ヒアルロン酸 |
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日焼けによるシミを防ぎたい | 医薬部外品の薬用プラセンタ美容液がおすすめ |
プラセンタ美容液はこちら
3.使用感で選ぶ
美容液などのスキンケアは、毎日継続して使用することが大切です。
動物プラセンタには独特の生臭さや、アルコール臭がある場合も。匂いが苦手な方は、植物や海洋性のプラセンタを検討してみるのも良いですね。

プラセンタの注意点
プラセンタは注射する漢方薬ともいわれておりますが、副作用がゼロといい切れるわけではないため、順番に紹介していきます。
- 注射剤の場合
- 化粧品の場合
1.注射剤の場合
重篤な副作用は報告されていませんが、注射剤の場合は次のような副作用が報告されています。リスクとして頭に入れておくと良いでしょう。
- 注射部位の疼痛
- 過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)
- 注射部位の硬結
- 頭痛
- 肝機能障害(AST,ALT 上昇など)
ヒト組織由来のタンパク・アミノ酸などを含有する製剤であるためショックを起こすことがあります。また、プラセンタの注射剤に使用されている胎盤エキスはヒト由来のもののため、献血ができなくなるデメリットもあります。

2.化粧品の場合
医薬品に比べて化粧品の場合は、プラセンタの配合量が少なくなっていますし、厳しい審査や滅菌を行っています。
もちろん、メーカーに規定された用法用量を守らず使用すると、何らかのリスクが発生する可能性は否定し切れません。

プラセンタ美容液おすすめ3選
プラセンタエキスを配合したおすすめの美容液3選を紹介します。ぜひ、自分にぴったりの美容液を見つけてみてください。
ビモラ PL美容液
- SPF豚由来のプラセンタエキス※1配合
- ハリや保湿力を失った年齢肌にアプローチ
- 初回限定30%オフ!お得な定期便も
- 6つのフリーでお肌に優しい成分構成
ビモラPL美容液は、厳しく健康管理されたSPF豚由来のプラセンタエキス※1使用で、ハリや保湿力が低下した年齢肌にアプローチします。
また、先行型美容液なので洗顔後すぐに使用でき、その後の基礎化粧品の浸透をスムーズにさせてくれます。
定期購入のお申し込みで、初回限定30%オフでお届け。即時解約OK、2回目以降も10%オフなので、気軽に試すことができるでしょう。
パラベン、シリコン、合成香料、合成色素、紫外線吸収剤、石油系界面活性剤不使用で、お肌に優しい構成にもこだわっています。
基本情報
メーカー | 株式会社BimoRa |
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価格(税込)・内容量 | 6,600円/30mL 定期購入で初回限定:4,620円 |
全成分 |
成分詳細
水、BG、プラセンタエキス、プロパンジオール、フェノキシエタノール |
購入方法 | 公式サイト |
- 国産プラセンタ100%配合
- 医薬部外品の効果でシミを防ぐ
- 保湿成分としてヒアルロン酸・コラーゲン配合
ホワイトラベル 贅沢プラセンタのもっちり白肌エッセンスは、国産プラセンタのみを使用した医薬部外品です。
美白有効成分の水溶性プラセンタエキスがメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを予防。保湿成分としてヒアルロン酸とコラーゲンを配合しているので、お肌の乾燥も防ぎます。
抗炎症成分も配合なので、肌荒れを防ぐ効果も期待できます。無香料・無着色・ノンパラベン・ノンアルコールの無添加処方なところもポイントですね。
基本情報
メーカー | 株式会社ミックコスモ |
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価格(税込)・内容量 | 1,320円/20g |
全成分 |
成分詳細
水溶性プラセンタエキス・グリチルリチン酸2K・BG・濃グリセリン・1,2-ペンタンジオール・ヒアルロン酸Na-2・ステアロイルフィトスフィンゴシン・アセチルチロシン・牡丹エキス・カッコンエキス・プルーン酵素分解物・テンニンカ果実エキス・カンゾウ葉エキス・水解コラーゲン末・アーティチョークエキス・ヒメフウロエキス・トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル・ステアリン酸POE(20)ソルビタン・パルミチン酸イソプロピル・エチルヘキサン酸セチル・軽質流動イソパラフィン・ポリアクリルアミド・POE(7)ラウリルエーテル・天然ビタンミンE・フェノキシエタノール |
購入方法 | 公式サイト、店舗 |
メルスモン ムースマスク
- 60年以上プラセンタの研究を重ねたメルスモン製薬が手がける
- 国産ウマプラセンタ※1使用
- 3つの保湿成分を贅沢配合
メルスモン ムースマスクは、60年以上プラセンタの研究を重ね、医薬品「メルスモン」の製造を行うメルスモン製薬が販売する美容マスクです。
国内産サラブレッドの胎盤から抽出したプラセンタエキス※1を使用。さらに3つの保湿成分を配合することでお肌の乾燥や乾燥小ジワを防ぎます。
濃密な泡を自由に塗り広げることで、気になる部分にしっかり密着。シートマスクが顔に合わなかった方にもおすすめできます。

基本情報
メーカー | メルスモン製薬株式会社 |
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価格(税込)・内容量 | 9,900円/90g |
全成分 |
成分詳細
水、プロパンジオール、オレイン酸ポリグリセリル―10、グリセリン、LPG、セテアリルアルコール、ペンチレングリコール、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、クインスシードエキス、ポリクオタニウムー51、ステアリン酸PEG-150、べへネスー20、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、BG、オレンジ果皮油、トコフェロール、フェノキシエタノール |
購入方法 | 公式サイト |
まとめ
プラセンタの特徴やおすすめの美容液を紹介しました。
生物の胎盤からエキスを抽出しているという特徴上、栄養素が豊富に含まれており、医薬品から化粧品まで幅広く利用されています。
さまざまな摂取方法がありますが、手軽にスキンケアに取り入れるなら美容液がおすすめ。特に、年齢とともにお肌の乾燥や、日焼けによるシミやソバカスが気になり始めた方におすすめといえるでしょう。
この機会にぜひ、いつものスキンケアにプラセンタを取り入れてみてはいかがでしょうか。