
仮想通貨の取引は、スマートフォンから手軽に行うことができます。既に仮想通貨取引を始めている人の多くは、取引所のアプリを利用しているでしょう。
さらに、取引所以外が提供するアプリでも、仮想通貨投資に役立つ便利なアプリが多数あります。ところが、どのアプリをダウンロードすればいいのか、いまいちわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、仮想通貨取引で役に立つおすすめアプリを紹介。アプリを利用するメリット・デメリットも解説しています。

Contents
初心者にもおすすめの仮想通貨取引所アプリ6選
まずは、初心者にもおすすめできる仮想通貨取引所のアプリを6つ紹介します。
コインチェック
- 仮想通貨アプリダウンロード数No.1※
- シンプルな仕様で操作も簡単
- ウィジェット機能・プッシュ通知機能も搭載
- 取り扱い銘柄数が17銘柄と豊富
- 日本円で直接通貨を購入できる
コインチェックは、国内の仮想通貨アプリでダウンロード数No.1を記録しました。総ダウンロード数は440万件を突破しており、非常に多くの方々に使われているアプリです。
ウィジェット機能・プッシュ通知機能もあるため、仮想通貨情報を逃す心配もありません。
コインチェック自体は、国内取引所としては最大級の17銘柄を取り扱っています。さらに、日本円で直接それぞれの通貨を購入できるなど、サービス内容も充実しています。

取扱通貨 | 17銘柄 |
レバレッジ | なし |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 |
入金手数料(税込) | 銀行振込:実費負担 コンビニ入金:770円〜 クイック入金:770円〜 |
出金手数料(税込) | 407円 |
スマホアプリ | コインチェック(iOS・Android) |
参照:コインチェック公式サイト
※ 2021年1月 – 6月(App Tweak調べ)
DMM Bitcoin
- 取引スタイルに合わせて選べる2つのモード
- レバレッジ取引できる銘柄は国内最多
- 各種手数料0円でコスパが良い
- 365日LINEでのサポートに対応
DMM Bitcoinのスマホアプリは、2つのモードから好みに応じて選べるのがメリット。初心者にもわかりやすいシンプル画面の「STモード」とプロ仕様で本格的な「EXモード」の2種類があります。
また、DMM Bitcoinの取引所は、レバレッジ取引に強みがあります。レバレッジ取引できる銘柄は国内最多の19銘柄となっており、レバレッジ取引メインの人には重宝するでしょう。
サポートも手厚く、365日LINE問い合わせに対応。疑問がたくさんある初心者には、気軽に問い合わせできる体制は便利です。

取扱通貨 | 19銘柄 |
レバレッジ | 最大2倍 |
取引所手数料 | – |
販売所手数料 | 無料 |
入金手数料(税込) | 銀行振込:実費負担 クイック入金:無料 |
出金手数料(税込) | 無料 |
スマホアプリ | DMMビットコイン(iOS・Android) |
bitFlyer
- 操作感がシンプルで使いやすい
- 1円からの少額投資で初心者にも安心
- ビットコインの取引高は6年連続国内No.1※
- クレジットカード利用でビットコインが貯まる
bitFlyerのアプリは、操作がとにかくシンプルで使いやすいのが特徴。ビットコインの取引をするのに適しています。
ビットコイン以外の銘柄にも対応しており、全部で19銘柄に投資可能。それぞれの銘柄で最小1円からの購入もできるため、元手が少ない人でも取引を始めやすい環境です。
ビットコイン還元されるクレジットカードの発行や、Tポイントとビットコインの交換サービスなど、ユニークなサービスも提供。ビットコインを購入しなくても貯められる仕組みもできています。

取扱通貨 | 19銘柄 |
レバレッジ | 最大2倍 |
取引所手数料 | 0.01%〜 |
販売所手数料 | 無料 |
入金手数料(税込) | 銀行振込:実費負担 クイック入金:330円 ※住信SBIネット銀行経由のクイック入金は無料 |
出金手数料(税込) | 220円〜 |
スマホアプリ | bitFlyer(iOS・Android) |
参照:bitFlyer公式サイト
※1 2016〜2021年の年間出来高
※2 bitFlyer公式サイトより
BIT Point
- 初心者にも使いやすい簡単な仕様
- 他社で取り扱いがない銘柄に投資できる
- 各種手数料は無料
- 仮想通貨の貸出サービスにも対応
BIT Pointのアプリは、シンプルなレイアウトで視認性が高い画面が特徴的です。仮想通貨投資を始めたばかりの初心者でも、すぐに使えるようになるでしょう。
BIT Pointの取引所としての特徴は、珍しいアルトコインを取り扱っている点です。特にジャスミー(JMY)とディープコイン(DEP)は、BIT Pointだけの取り扱いです※。
仮想通貨の貸出サービスも実施しており、堅実に資産を積み上げていきたい人にもおすすめできます。

取扱通貨 | 14銘柄 |
レバレッジ | なし |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 |
入金手数料(税込) | 銀行振込:実費負担 クイック入金:無料 |
出金手数料(税込) | 実費負担 |
スマホアプリ | BIT POINT(iOS・Android) |
参照:BIT Point公式サイト
※ 2022年5月末時点。
LINE BITMAX
- LINEメッセージで価格などの最新情報通知が読める
- LINE BITMAXでしか取引できない仮想通貨がある
- 仮想通貨売買以外のサービスが豊富
- NFTのマーケットとも直結
LINE BITMAXは名前からもわかるように多くの人が利用している「LINE」が提供しているアプリです。
多くの人が利用しているLINEを使って仮想通貨が購入できるのが最大のポイントです。
また、あくまでLINEに連動したアプリであり、パソコンからの操作ができない点には注意が必要です。

取扱通貨 | 6銘柄 |
レバレッジ | なし |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 ※スプレッドあり |
入金手数料(税込) | 無料 |
出金手数料(税込) | 110~400円 |
スマホアプリ | LINE Pay、LINE |
GMOコイン
- 大手のインターネット関連企業が提供するサービス
- 手数料無料の項目が多い
- セキュリティ対策が充実
- 取引以外のサービスも充実
GMOコインは国内の仮想通貨取引所として知名度が高く、専用アプリは初心者から上級者まで使いやすく作られています。
ノーマルモードではシンプルに販売所での購入が最小限の動作で可能に作られており「すぐ買う」という機能に特化しています。
トレーダーモードでは分析から取引まで一貫して可能で、販売所・取引所以外に暗号資産FXも可能です。

取扱通貨 | 20銘柄 |
レバレッジ | 最大2倍 |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 ※スプレッドあり |
入金手数料(税込) | 無料 |
出金手数料(税込) | 無料 |
スマホアプリ | GMOコイン 暗号資産ウォレット |
確定申告や税金計算に役立つ仮想通貨アプリ・ツール
仮想通貨取引で一定額以上の利益を得た場合は、確定申告をして納税が必要です。しかし、自分自身で税金計算をするのは手間がかかります。
そこで、仮想通貨の損益計算を簡単にできるツールを導入して、手間を減らしましょう。代表的なアプリとしては「Gtax」があります。
Gtax
- 仮想通貨取引の損益を自動計算してくれる
- あらゆる暗号資産取引に対応
- 高いセキュリティで安心
Gtaxは、仮想通貨取引における損益計算を自動で行ってくれるツール。国内外の52取引所に対応しているのが特徴です。
セキュリティも高く、財務・管理会計システムとして仮想通貨取引所も利用しています。

基本料金(税込) | 無料 ※有料プランあり |
対応取引所数 | 52箇所 |
資産管理におすすめの仮想通貨アプリ
仮想通貨投資においては、複数の取引所を利用している人もいるでしょう。その際は資産管理のアプリを使うことで、仮想通貨の資産状況を一括管理できて便利です。
ここでは、おすすめの資産管理アプリ2つを紹介していきます。
Blockfolio
- 通貨ごとにアラート機能を設定できる
- 600万人以上利用の実績※
- 100以上の仮想通貨に対応
Blockfolioは、600万人以上が利用する資産管理アプリです。海外発のアプリではありますが日本語にも対応。言葉の壁を感じることは少ないでしょう。
対応している仮想通貨は100以上のため、マイナー銘柄に投資している人もまとめて管理できるのがメリットです。
基本料金(税込) | 無料 |
対応OS | iOS・Android |
参照:blockfolio公式サイト
※ blockfolio公式サイトより
cryptofolio
- 完全日本語対応
- 円グラフ対応で見やすい
- 40以上の取引所に対応
cryptofolioは、日本人向けに作られた資産管理アプリです。サポートも日本語OKの完全日本語対応のため、初心者も安心して使えます。
国内・海外合わせて40以上の取引所に対応しているため、海外取引所を併用している人でも利用しやすい点もメリットです。
基本料金(税込) | 無料 |
対応OS | iOS・Android |
チャート分析機能が豊富な仮想通貨アプリ
仮想通貨投資で利益を出すために欠かせないのが、チャート分析でしょう。ここでは、チャート分析を便利に行えるアプリ「コイン相場」を紹介します。
コイン相場
- 1,400銘柄以上のチャートを表示
- 最新の仮想通貨情報を配信
- 主要通貨対応のウォレット
コイン相場は、1,400銘柄以上のチャートを表示できるアプリです。ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨はもちろん、多数のマイナー通貨も取り扱っているのが特徴です。
チャート機能以外にも、最新の仮想通貨情報の配信やウォレット機能など便利な機能を多数使えます。
基本料金(税込) | 無料 |
対応OS | iOS・Android |
仮想通貨アプリを選ぶ5つのポイント
ここからは、仮想通貨アプリを選ぶポイントを5つ紹介します。
- セキュリティの高さ
- アプリの使いやすさ
- 対応OS
- 取扱通貨数
- 手数料の安さ
セキュリティの高さ
セキュリティの高さは、アプリを選ぶ上では非常に大切です。セキュリティが甘いアプリを使うと、ハッキングによる仮想通貨盗難や個人情報流出のリスクが高まります。

セキュリティの高いアプリを選ぶポイントは以下の通りです。
- 2段階認証機能がある
- VPN接続を導入
- コールドウォレットで管理できる
2段階認証機能があると、不正ログイン防止に役立ちます。VPN接続は通信の安全性を守る仕組みのため、データ盗み見のリスクが減るのがメリットです。
また、アプリ自体の機能ではありませんが、コールドウォレットを作れる取引所に口座開設することで、資産を安全に守れます。

アプリの使いやすさ
アプリの使いやすさは、アプリ選びでは重要な項目です。ただし、どのようなアプリが使いやすいと感じるかは、人それぞれで異なります。そのため、こういったアプリが使いやすいなどは一概には言えません。
なお、毎回調べないと使い方がわからないというアプリは、除外した方が良いでしょう。

対応OS
基本的なことですが、アプリが対応しているOSも確認してください。OSはApple製品向けのiOS、Android端末向けのAndroid OSの2つに分かれます。

また、OSのバージョンも重要です。新しい端末であれば問題ないですが、古い機種を長年使っている場合は、OSがアプリに未対応のケースがあります。

取扱通貨数
仮想通貨取引所の取引用アプリの場合、その仮想通貨取引所が取り扱っている通貨数もアプリを選ぶポイントの一つになります。
とはいえ、メジャーな仮想通貨取引の場合はほとんど問題にならないでしょう。
あまり取り扱われていない特定の銘柄を希望している場合は、アプリ選びの前に取り扱っている仮想通貨取引を調べておきましょう。

手数料の安さ
これも仮想通貨取引所の取引用アプリの話になりますが、いくら取引がしやすいアプリであっても、手数料が高い取引所のアプリでは取引のメリットが小さくなります。
手数料にも種類があり、手数料の代わりにスプレットが発生する場合もあります。
それらを考慮して、取引や入金、出金にかかる手数料なども含めて、できるだけコストのかからない仮想通貨取引所の取引用アプリを選ぶようにしましょう。

仮想通貨アプリの登録方法
仮想通貨アプリの登録は、実際それぞれのアプリによって異なります。
- 仮想通貨取引所のアカウント登録
- 本人確認
- メールアドレス確認
- アプリのダウンロード
- アプリにログインして使用
基本的にログインが必要なため、仮想通貨取引所の登録から行う必要があります。また、順番は前後する可能性がありますが、およその手順は同じです。
仮想通貨取引所のアカウント登録
仮想通貨取引用のアプリは単体でダウンロードすることも可能ではありますが、基本的にはログインしなければ使用できません。
仮想通貨取引所でのアカウント作成は、そのまま口座作成と同じような手順になります。
基本的には公式サイトにある応募フォームから、自分の個人情報など指定された項目に回答していけば問題なく申し込みは可能です。

本人確認
申し込みの際には、本人確認書類の提出が必要になります。
顔写真入りの本人確認書類を提出した上で、スマートフォンで顔写真を撮影してアップロードなどが必要な場合もあります。
アップロードで済む場合はかなり短時間で本人確認が完了しますが、郵送の場合は一週間以上かかる場合もあるので注意が必要です。

メールアドレス確認
申し込み、本人確認と併せてメールアドレスの確認も行われます。
取引に関する重要な連絡が届く場合もありますので、必ず自分で確認が可能なeメールアドレスを登録しましょう。
また、メールボックスを頻繁に確認することも重要です。

アプリのダウンロード
口座が作れてしまえば、アプリをダウンロードして使用が開始できます。
取引用のアプリは、ここまでの手順を経て取引所のアカウントと紐づけすることによって使用可能になります。
分析用のダウンロードしてすぐ使えるアプリ類であれば登録は必要ないものがほとんどですが、仮想通貨取引所の口座はどのみち取引に必須です。

仮想通貨アプリで行えるデモトレード
仮想通貨の取引アプリの中には、実際の取引とほとんど違いのないデモトレードの機能が付いているアプリもあります。
もちろんアプリによって操作方法が違うため、自分が利用しようと思っている取引所のアプリとは異なるケースがほとんどです。
仮想通貨売買自体のデモトレード
実際の価格で表示される仮想通貨を、売買した場合にどうなるかを確認することができるアプリです。
実際の取引であれば損失が出ていたかもしれないような取引であっても、デモトレードであれば利益もありませんが損失もありません。
仮想取引のゲームアプリとして提供されているものも多く、仮想通貨取引がどのような感じなのかを把握するためのものともいえます。

実際の取引アプリでデモトレード
大手の仮想通貨取引所ではほとんどありませんが、実際の取引で使われる仮想通貨取引アプリにデモトレード機能がついているものもあります。
実際の取引の際に誤タップなどの誤操作をしてしまえば、それが損失になる可能性もあるため、本番さながらのデモトレードでアプリに慣れていけるというのは大きなメリットです。
リアルなデモトレードができるのは大きなメリットではありますが、その取引所を使って利益を出せるかどうかは別の話になってしまうため注意は必要です。

仮想通貨アプリを利用する3つのメリット
仮想通貨アプリを利用するメリット3つを紹介します。
スマートフォンでどこでも取引できる
最大とも言えるメリットが、時間・場所を問わず取引できるところでしょう。移動中や隙間時間など、ネット環境さえあればスマホアプリを使って簡単に取引ができます。
どこへ外出する時であっても、スマートフォンを肌身離さず持ち歩く人は多いです。スマホアプリを利用すれば、取引チャンスを逃すことも少ないでしょう。

価格変動を通知してくれる
大幅な値動きや重要なニュース発表の際には、プッシュ通知機能を使って通知してくれます。
通知してくれることで、重要な情報だけをいち早く入手が可能です。うまく活用すれば、取引を有利に進められるでしょう。

ウィジェット機能で簡単に価格がわかる
スマートフォン端末によっては、ウィジェット機能という便利な機能がついています。
ウィジェット機能は、アプリを開かなくてもホーム画面上でアプリ内の一部機能を表示してくれる機能のことです。
現在の価格を知りたいだけの時などは、いちいちアプリを開く手間が省けるので便利です。

仮想通貨アプリを利用する2つのデメリット
仮想通貨アプリの利用には、メリットだけでなくデメリットもあります。最後に主なデメリット2つを紹介します。
- スマートフォン本体の紛失リスクがある
- 画面が小さいから分析しにくい
スマートフォン本体の紛失リスクがある
アプリ自体に不具合がなくても、スマートフォン本体を紛失した場合には使えなくなります。もちろんパソコンを使えば取引自体はできますが、スマートフォンでの取引に慣れている人には使いにくくなるでしょう。
紛失した時のリスクを考慮して、スマートフォンに十分なセキュリティ対策を施しておきましょう。

画面が小さいから分析しにくい
スマートフォンの画面はパソコンに比べると画面が小さいため、チャート分析をするには不向きでしょう。
パソコンが使える場合は、パソコンの大画面で詳細な分析を行い、出先ではスマホアプリを使用すると使い分けることもできます

よくある質問
まとめ
今回は、仮想通貨取引に役立つアプリを紹介してきました。
仮想通貨アプリと一口に言っても、取引所のアプリから資産管理アプリ、チャート分析アプリなど様々です。ご自身が求めている機能があるかを確認して、必要なアプリだけをダウンロードしましょう。
アプリを選ぶ際には使いやすさだけでなく、セキュリティの高さにも注目してください。
