
クレジットカードを作る際に、「審査が甘いクレジットカードはないのか」と疑問を抱く方も多いでしょう。
クレジットカードを作成する際には、審査が必要です。審査の基準が甘いクレジットカードが知りたい、という方もいるでしょう。
クレジットカードを使うには必ず審査が必要であり、審査基準に関しては公表されていないため、審査が甘い・緩いといった断言は不可能です。
ただ、フリーランスの方や収入が低い方の中には、クレジットカードの審査に通るか不安な方もいるかもしれません。そこで、この記事では、審査が不安な人がいることを踏まえ、申し込みやすいクレジットカードを紹介します。
Contents
審査が甘いクレジットカードはある?
前述したとおり、審査が甘いと断言できるクレジットカードはありません。どのクレジットカードも審査が必要になり、その人の支払能力についてしっかり審査されるのはまず間違いないでしょう。
ただ、申し込みやすいクレジットカードはあるといえるでしょう。ここでは、申し込みやすいクレジットカードの特徴を3つ紹介します。
- 年会費がかからない
- 学生や主婦でも発行できる
- 消費者金融系もしくは流通系
1.年会費がかからない
年会費が無料となっているクレジットカードは、ほかのカードと比べて申し込みやすいといえます。年会費が無料であれば、それほど経済能力が高くない方でも申し込みやすいためです。
「年会費無料」と宣伝しているカードは、集客が目的の可能性があります。そのため、だれでも気軽に申し込めるように作っていることも多いため、比較的申し込みやすいクレジットカードといえるでしょう。
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2.学生や主婦でも発行できる
クレジットカードの中には、学生や主婦の方向けに申込みの対象枠を広げているものもあります。
高い年収がない方でもクレジットカードの発行を申し込める体制を整えているところも多いため、比較的申し込みやすいクレジットカードであるといえるでしょう。
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3.消費者金融系もしくは流通系
消費者金融系、あるいは流通系のクレジットカードの場合、比較的申し込みやすい傾向にあります。
クレジットカードは、大きく5つのジャンルに分けられます。
- 消費者金融系
→アイフル・アコムなど、キャッシングがおもの消費者金融が発行 - 流通系
→スーパーやコンビニが発行 - 信販系
→分割払い・リースを取り扱っている信販会社が発行 - 交通系
→鉄道会社や航空会社と連携して発行 - 銀行系
→銀行・銀行のグループ会社が発行
消費者金融系クレジットカードは、アイフル、アイコムなど、キャッシングを主に取り扱う消費者金融が発行しています。
流通系クレジットカードは、大手流通会社イオングループのイオンカードなどがあげられます。
普段使いに重点をおいているクレジットカードであることもあり、信販系や銀行系に比べると比較的申し込みやすいクレジットカードといえるでしょう。
申し込みがしやすいクレジットカードおすすめ7選
JCB カード W
- 対象は18歳から39歳と若年層向け
- 40代以降も継続利用が可能
- 還元率が常に一般カードの2倍
JCB CARD Wは対象年齢が18歳から39歳と、若年層向けになっているのがポイントです。
若年層向けのクレジットカードとなっていますが、40代以降でも継続して利用できるので安心です。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 1.0%〜※1 |
発行までにかかる時間 | 最短翌営業日 |
申込可能年齢 | 18歳〜39歳 |
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三菱UFJカード VIASOカード
- 利用代金の0.5%を自動キャッシュバック
- 年会費無料
- 携帯電話、インターネット※1の利用でポイント2倍
三菱UFJカード VIASOカードは、三菱UFJが発行するクレジットカード。18歳以上であれば、学生でもお申し込み可能です。
1000円で5ポイントが付与され、1,000ポイント以上の蓄積で1ポイント=1円でオートキャッシュバックされます。
携帯電話やインターネット、ETCの利用でポイントが2倍になるほか、ポイント名人.comを経由したネットショッピングで更にボーナスポイントがたまります。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.5% |
発行までにかかる時間 | 最短即日 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
※1 携帯電話・PHSのご利用料金(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)、インターネットプロバイダーのご利用料金(Yahoo! BB、OCN、au one net、BIGLOBE、ODN、So-net)、ETCマークのある全国の高速道路、一般有料道路の通行料金
ライフカード
- 申込資格は基本的に「日本国内にお住まいの高校生を除く18歳以上で、電話連絡が可能な方」
- お得なポイント還元
ライフカードは18歳以上(高校生除く)で電話連絡ができる日本在住の方であれば、原則として申込資格があり、申込みにあたっての門戸が広く開けられているのが特徴です。
また、お得なキャンペーンが行われているのもありがたいポイントでしょう。誕生月であればポイント還元が3倍になったり、国内外旅行に傷害保険が付いていたりする場合もあります。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.3%〜※1 |
発行までにかかる時間 | 最短3営業日 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
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イオンカードセレクト
- 申込み対象が幅広い
- 最短即日発行
- 電子マネーの “WAON” が使用可能
イオンカードセレクトは、イオングループが発行しているカードで、お得にショッピングできるのがポイントです。
イオンは、幅広い方のショッピングセンターとして根強く愛されているグループです。イオンカードセレクトは、ショッピングなどで普段からイオンを利用している方におすすめのクレジットカードといえます。
また、申込可能年齢は18歳以上と、幅広い方を対象としているため、気軽に申し込めるでしょう。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.5%〜 |
発行までにかかる時間 | 最短5分 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
エポスカード
- 学生や主婦でも申し込める
- 海外旅行の傷害保険付き
- マイルでショッピングすると年4回10%割引になる
エポスカードは、年会費永年無料の学生・主婦でも気軽に申込み可能なクレジットカードです。
普段からマイルでショッピングをしている方には、とくにおすすめです。お得に楽しめるのはありがたいですよね。
さらに、海外旅行する際に安心な傷害保険付帯もありがたいポイントでしょう。はじめての海外旅行だと、とくに不安が大きいものです。

年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.5%〜 |
発行までにかかる時間 | 最短即日 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
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セゾンカードインターナショナル
- 申込条件のハードルが低い
- 永久不滅ポイントが貯められる
- デジタル発行も可能
セゾンカードインターナショナルは、18歳以上(高校生除く)で提携している金融機関の口座を持っていれば、申込み可能です。
いつでも好きなタイミングでポイントを利用できるのは、大きな魅力といえるでしょう。
さらに、デジタル発行も可能です。デジタル発行しておけば電子決済やオンラインショップにも対応しているので、とても便利です。
年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.5%〜※1 |
発行までにかかる時間 | 最短即日 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
ACマスターカード
- アコムが発行するカードローン付きクレジットカード
- 年会費無料
- 支払いはリボ払いのみ
- 利用金額から0.25%を自動キャッシュバック
ACマスターカードはキャッシング機能も使えるクレジットカードで、Mastercard®加盟店でショッピング利用が可能です。
自動契約機(むじんくん)での発行も可能。審査は30分~1時間ほどで終了し、そのままブースで待つこととなります。
ApplePayやGooglePayにも対応しているので、スマホで決済したいという方にもおすすめですよ。

年会費 | 永年無料 |
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ポイント還元率 | 0.25%※1 |
発行までにかかる時間 | 最短即日 |
申込可能年齢 | 18歳以上 |
クレジットカード審査の流れ
クレジットカード作成の申し込みをすると、「審査」というものが行われます。基本的に以下のような審査の流れで進んでいきます※。
- 書類審査
- 確認業務
- 取引履歴の確認
- 信用情報機関の利用
- 審査の可否を決定
※出典:クレジットの審査の流れ-一般社団法人日本クレジット協会
1.書類審査
書類審査では、名前・住所・勤務地といった申込内容についての確認作業が行われます。
ここで、入力内容に間違いなどがあると審査に時間がかかってしまうので、誤字などがないかは事前に確認しておくといいです。
2.確認業務
書類審査の次は、申し込んだ本人の情報で間違いないかの確認作業に移ります。
その他に、申込内容に噓偽りがないかを、本人自身に確認がとられます。この時に申し込み時に記入した勤務先に席を置いているかといった「在籍確認」もされることが多いです。

3.取引履歴(クレジットヒストリー)の確認
在籍確認などの確認業務の後には、過去の取引履歴(クレジットヒストリー)の確認が行われます。主にカード発行会社と申込者との履歴を見ていきます。
最悪のケースでは審査に落ちてしまうこともあるので注意しましょう。
クレジットカードの利用代金を滞りなく支払うことができるかを見極めるために必要な確認項目となっています。

4.信用情報機関の利用
自社と申込者との取引履歴の確認の後は、信用情報機関を使って自社以外との現在・過去の利用状況を確認します。
もし一度に複数の会社に申し込みをすると、信用が落ちてしまう可能性があるので、カードの申し込みは1社のみにしておくといいでしょう。
5.審査の可否を決定
1~4までの審査を経て、最終的にカードを発行するかを決定します。なお審査の可否はメールで連絡されることが多いので、自分のタイミングで知ることができます。

※出典:クレジットの審査の流れ-一般社団法人日本クレジット協会
審査にかかる時間かカードによってさまざま
審査結果の連絡がいつ分かるのかは、カード会社や申込者によっても異なりますが、基本的には即日~1日、もしくは長くても2日~1週間以上と開きがあります。

クレジットカードで想定される審査基準
クレジットカードの審査基準は、公表されていません。
審査基準に関して断定はできないため、クレジットカードの審査基準において想定される確認事項をこちらでは挙げていきます。
- 信用・個人情報
- 過去の取引
- 現在の借り入れ状況
1.信用・個人情報
まずは、信用・個人情報です。これはクレジットカードだけではなく、ローンなどの審査でもまず確認される事項に挙げていいでしょう。
おもに信用・個人情報の審査で確認されるであろう事項は、仕事と収入の2つになります。
fa-check-square-o勤続年数
fa-check-square-o雇用形態
fa-check-square-o収入の安定さ
基本的にはサラリーマンなどのように、収入が安定している方は審査でプラスにはたらく可能性が考えられます。
2.過去の取引状況
クレジットカードの審査では、過去の取引状況を確認される可能性があるでしょう。過去にお金を借りた経験があると、返済状況なども併せて確認される場合も考えられます。
過去の取引状況で見られるのは以下のような項目です。
- 支払いの遅延履歴がないか
- 短期間に複数のカード会社に申し込んでいないか
- 他社から多額の借入をしていないか
- 過去6ヶ月間で支払いの遅延履歴などの金融事故を起こしていないか
以上以外にも、カード会社によって様々な項目を確認することがあります。
まずは過去の取引を確認しておくことをおすすめします。
3.現在の借り入れ状況
クレジットカードの審査の重要なポイントとして想定されるのが、現在の借り入れ状況です。
もし他社からも借り入れ・契約している場合、審査に通るのが難しい可能性があります。
現在、複数の金融機関で借り入れをしている場合は、返済してからの契約をおすすめします。
審査が通りやすいクレジットカードの選び方
先ほども解説した通り、審査の甘いカード会社は存在しません。しかし、カードや会社によって審査基準が異なることは事実です。

一般会員の方が審査が通りやすい傾向
クレジットカードには、一般会員・ゴールド・プラチナなど、ステータスが分かれているのが一般的です。
なぜなら、ステータスが高いカードは収入や職業・利用額などの条件が厳しくなるため、その分審査も厳しくなるからです。
主婦(主夫)や収入がまだ多くない新社会人や学生の人の場合は、一般カードを選ぶことをおすすめします。

申込条件のハードルが高くない
クレジットカードの種類や会社によって、申込の条件は異なります。そのため、審査の通りやすさで選ぶなら、申込条件のハードルが高くないものを選びましょう。
そのほかスーパーやコンビニなどの発行する「流通系」カードや、アイフルやアコムといった「消費者金融系」カードなどがそれに当てはまります。
反対に、年齢が20歳以上・職業に制限がある場合は審査が厳しいカードの可能性が高いです。

キャンペーン中のカード
クレジットカード会社の中には、定期的・不定期に申込キャンペーンなどを行っています。
もちろん過去に債務整理や支払い延滞などのトラブルがないことが前提ですが、キャンペーンのタイミングで申し込むのもおすすめです。
キャンペーン情報はこちら
審査スピードが早いカード
カードの審査・発行スピードの早さも審査の難易度に関係しています。
なぜなら、日数がかかるカードはその分厳密かつ複雑な審査をしているからです。

即日発行のクレジットカードはこちら
クレジットカード審査に多くみられる審査落ちの原因
クレジットカードの審査基準は非公表なため、断定はできませんが、クレジットカードの審査落ちの原因として多くみられる傾向をこちらに挙げていきます。
- 支払い能力がないと見なされた
- 独立してから3年経過していない
- 借入額が大きいローンがある
- 過去に支払い遅延がある
- クレジットカードの申し込みが初めて
1.支払い能力がないと見なされた
クレジットカードの審査で重要なポイントが支払い能力の有無であることはまず間違いないといえるでしょう。
クレジットカード会社は当然のことですが、毎月の利用分を支払える人の利用を希望するため、支払い能力の有無は重要になります。
よって、収入が安定しているかどうかは最大のチェックポイントとなる可能性があります。
2.独立してから3年経過していない
起業して3年経過していない場合も、それが審査に通らない原因の一つとなる可能性が考えられます。
独立をきっかけに新しいクレジットカードを作る際は、なかなか審査に通るのが難しい場合もあるので、独立する前に作ることをおすすめします。
個人事業主向けのクレジットカードはこちら
3.借入額が大きいローンがある
借入額が大きい場合も、返済能力の有無に対するチェックポイントで審査に通りにくい可能性があります。現在次のようなローンを組んでいる方は、注意しましょう。
fa-check-square-o自動車
fa-check-square-o住宅ローン
fa-check-square-o限度額の大きいカードローン
ただ、借入額が大きいかの判断基準は、一般的に個人の収入に対する借入額で判断される場合が多いと予想できます。
よって、借入額が大きくても収入に見合った金額であれば、審査に通る可能性を一概に否定することはできません。

4.過去に支払遅延がある
上でもお伝えしましたが、過去に遅延や不払いなどがある場合は、審査に通るのが難しい場合が考えられます。とくに、過去の金融事故を起こしている場合は、注意が必要です。
返済期限を破る、あるいは債務整理などを経験すると、信用度が下がることは避けられない部分もあり、カードローンの審査に通るのが比較的難しくなるでしょう。金融事故の一例を次のとおり紹介します。
fa-check-square-o奨学金の滞納
fa-check-square-oクレジットカードの強制解約や代位弁済
fa-check-square-o自己破産
クレジットカードショッピング枠の現金化
金融事故に当てはまる事例を引き起こすと、いわゆるブラックリスト入りするので、内容によってはその後一定の期間ローンやクレジットカードの申し込めなくなることがあります。

5.クレジットカードの申し込みが初めて
クレジットカードに申し込むのが初めての場合も、審査に通りにくくなる可能性があります。
とはいえ、金融事故を起こしている人と比べれば、それほどマイナスポイントになるわけではないと考えられますので、いたずらに不安になる必要はありません。
クレジットカードの審査を通りやすくするために気をつけること
- 多重申し込みをしない
- 嘘偽りなく申告する
- 固定電話の番号も記入する
- キャッシング枠は0にする
1.多重申し込みをしない
クレジットカードを申し込む際は、多重申し込みはしないようにしましょう。同時に複数のクレジットカードに申し込むと、良い印象を持たれないことが多いです。
申し込む際は、同時に複数に申請を出すのではなく、1つずつ申請することをおすすめします。
2.嘘偽りなく申告する
クレジットカードに申し込む際は、個人情報を申告する必要がありますが、絶対に嘘をつかないようにしましょう。
個人情報は、信用情報期間に記録されているため、虚偽申告は発覚します。また、本人確認ができないと審査に通るのは難しいです。
収入が不安定でも、嘘をつかず正確な情報を申告することが大切です。
3.固定電話の番号も記入する
固定電話を持っているのであれば、その番号も記入しておきましょう。
固定番号は、携帯電話番号よりも番号が変わる機会が少ないので、信用情報に値する可能性が比較的高いといわれています。
4.キャッシング枠は0にする
少しでも審査に通る可能性を高めたいなら、キャッシング枠を0にしておくことが大切だと予測できます。
クレジットカードの機能の1つに、キャッシングを利用できるものがあります。キャッシングとは、クレジットカードで現金を借りられるサービスで、カードローンと似ています。
キャッシングは、カード会社からお金を借り入れる予定があることを証明するものなので、支払い能力の審査に大きく影響を及ぼす可能性があります。
そのため、審査に通るか不安な方はまず、キャッシング枠を0にするとよいでしょう。
任意整理後なら審査の甘いクレジットカードを作成できる?
「任意整理・債務整理後、クレジットカードは作れるの?」と気になる方もいるでしょう。結論からいうと、任意整理・債務整理から5年間経過すれば作成しやすくなります。
信用情報機関から金融事故の情報が消えるまでの期間は、以下の表を参考にしてみてください。
CIC |
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---|---|
JICC |
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KSC |
|
任意整理の情報が消えるまでの期間は、どこも5年間であることがわかります。
また、任意整理から5年後にクレジットカードを作成する場合、以下3つのポイントに注意しましょう。
- 申し込み条件の甘いクレジットカードを選ぶ
- 多重申し込みしない
- 過去に任意整理をしたカード会社を避ける
1.申し込み条件の甘いクレジットカードを選ぶ
任意整理・債務整理後は、信用情報がホワイトになります。金融事故の情報が消えた結果、なにも実績がない状態です。
そのため、申込者の年齢によっては「なぜこの人は何も情報がないのだろう…」と怪しまれてしまう可能性があります。
2.多重申し込みしない
「なんとしてもクレジットカードを作成したい!」という気持ちで、複数枚のカードを同時に申し込むのはやめましょう。申し込み情報は、審査時にチェックされる可能性があります。
「キャンペーン目的」や「お金に困っている」など、ネガティブな印象を与えてしまうため、多重申し込みは絶対にNGです。なお、申し込み情報は信用情報機関に6か月は保管されます。

3.過去に任意整理をしたカード会社を避ける
任意整理・債務整理後、6ヶ月経つと信用情報機関から金融事故の情報が消えます。しかし、カード会社のデータには延滞・未払いの履歴が残っているかもしれません。
そのため、過去に事故を起こしたカード会社は避けるべきです。1か月間に1~2枚しか申し込めないのに「審査に通りにくい」と考えられるカードに申し込むのは得策ではありません。
ブラックリストでも審査が甘いクレジットカードなら作成できる?
ネットやSNS上で「ブラックでも審査に通った」という口コミを見かけたことがある方もいるでしょう。
しかし、ブラックリスト入りした状態でクレジットカードの審査に通る可能性は極めて低いと考えられます。
過去に滞納や未払いの履歴がある場合「返済能力が低い」と判断されてしまいます。そのため、ほとんどのカード会社で審査落ちするはずです。
では、なぜネットやSNS上に「ブラックでも審査に通った」という意見があるのでしょうか。そういった口コミを投稿している理由は、以下2つの状況だからだと考えられます。
- そもそもブラックリストに登録されていなかった
- ブラックリストから解除されていた
そもそもブラックリストに登録されていなかった
ブラックリストとは、信用情報機関に金融事故の情報が残っている状況です。まずは、金融事故の情報が残ってしまう状況を確認しましょう。
- 長期間延滞した(2~3か月)
- 債務整理・任意整理をした
- 代位弁済してもらった
- クレジットカードを強制解約した
- 携帯電話の端末料金を延滞した
- 奨学金の返済を3か月以上滞納した
上記のような失敗をしてしまうと、ブラックリスト入りしてしまいます。
そのため「クレジットカードの返済が2~3日遅れた」程度の失敗であれば問題ありません。ブラックリストなのかは、信用情報機関に開示請求すれば確認できます。
ブラックリストから解除されていた
過去に長期間の延滞がある方や債務整理・任意整理の経験がある方でも、将来的にクレジットカードを作成できる可能性はあります。
ある程度長い期間待つ必要があるので、金融事故からどのくらい時間が経ったか忘れてしまう方は多いでしょう。
そんな方が「ブラックでも審査に通った」と勘違いして、口コミ・評判を投稿している可能性があります。

もし審査に落ちてしまった場合
もしカードの審査に落ちてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。カード会社によって異なりますが、再度申し込むことも可能です。

6か月以上空けてから他社へ申し込む
申し込みをして、もし審査に落ちてしまったとしても、もうカードを持てないと思わなくても大丈夫です。
なぜなら、審査基準が会社によって違うため、A社では審査に落ちてもB社では通ったということもあるからです。
ただし、申し込む際には「6か月以上」の期間を空けてからがポイントです。
クレジットカードの審査事実は6か月間は記録されてしまうことが理由です。

家族カードに申し込む
専業主婦(主夫)など、カードを持ちたい本人に収入がない場合には家族カードの申し込みもおすすめです。
本会員の信用に基づいて発行されるカードなので審査が不要ということです。

家族カードおすすめはこちら
学生専用カードに申し込む(学生限定)
学生でカードを持ちたい場合には、学生のみが申し込めるカードを選ぶのも1つの手です。
なお、ここでいう「学生」とは高校生以上のことを指すのが一般的です。以下の学生が当てはまります。
- 大学生
- 短期大学生
- 専門学校生
- 高等専門学校生
学生が申し込む場合は公共料金の支払いで延滞がないか・クレジットヒストリーが審査対象となる傾向にあります。

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プリペイドカードやデビットカードへ申し込む
クレジットカードの審査に通るか不安・なかなか審査に通過できないという人は、プリペイドカードやデビットカードの申し込みもいいでしょう。
これらのカードは、審査を受ける必要がないからです。2つのカードは以下の特徴があります。
- プリペイドカード:事前チャージによる前払い方式
- デビットカード:即時引き落とし式
「後払い」方式のクレジットカードと支払いシステムが違うため審査を必要としません。

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よくある質問
まとめ
今回は、審査が不安な人向けに申し込みやすいクレジットカードについて紹介しました。
審査では、本人の収入や過去の利用状況をもとに支払い能力を評価していますが、基準は公開されておらず、審査結果の攻略方法を断言することはできません。
クレジットカードを問題なく発行するためには、毎月の支払いを安定的に行い、支払い能力に見合った使用を継続することが大切なのです。
どうしてもカードを発行したい場合には、家族カードやデビットカードの発行を検討してみると良いでしょう。