
車に関わる費用のうち、大きな出費の1つに挙げられるのがガソリン代(燃油費)でしょう。昨今の原油価格が高騰している影響もあり、燃油費は年々値上げされています。
少しでも燃油費を下げるためにはガソリンカードの利用がお得です。うまく活用することで、現金や他のクレジットカードで決済するよりも費用を抑えることができるでしょう。
本記事では、ガソリンカードのおすすめ最強候補7選を個人・法人別に紹介。選び方や利用するメリットについても解説しています。日々の燃油費を安くしたい人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ガソリンカード最強候補おすすめ4選を徹底比較
JCBカードW
- apollostation・出光SS・シェルSSで1.5%還元
- 年会費永年無料
- ETCカードは発行手数料・年会費ともに無料
- GS以外にも優待店舗が多数
JCBカードWは、常時1.0%還元の年会費永年無料カードです。出光興産系列SSでのガスステーション利用により、還元率がアップするのが特徴です。
ETCカードは発行手数料・年会費がともに無料で発行できます。ETCカードのコストが発生しない点も大きなメリットです。
ガスステーション以外にも多数の優待店があるので、メインカードとして幅広い用途で利用することもできます。
年会費(税込) | 無料 |
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基本ポイント還元率 | 1.0% |
ポイントプログラム | Oki Dokiポイント |
国際ブランド | JCB |
申し込み条件 | 18〜39歳 |
優待があるガスステーション | apollostation 出光SS シェルSS |
ENEOSカードS
- エネオスで燃油費が2円/L割引
- ロードサービスが無料付帯
- メンテナンス料金が5%割引
- 対象レンタカーが10%割引
名称通りENEOS(エネオス)で割引を受けられるカードです。エネオスでの給油時にハイオク・レギュラー・軽油が2円/L割引、灯油が1円/Lの割引が適用になります。エネオスユーザーには特典の大きいカードです。
カード年会費は1,375円(税込)ですが、年1回以上の利用で次年度年会費無料。定期的に車に乗っている人なら、少なくとも年1回は給油することが想定されるので、実質年会費無料ともいえるでしょう。

年会費(税込) | 1,375円 ※年1回以上の利用で次年度無料。初年度は無条件無料。 |
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基本ポイント還元率 | 0.6% |
ポイントプログラム | ENEOSポイント |
国際ブランド | VISA JCB |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | ENEOS |
apollostation card
- apollostation・出光SS・シェルSSで燃油費が2円/L割引
- 入会後1ヶ月間は燃油費が5円/L割引
- web明細利用で毎年5月は燃油費を追加値引き
- 年会費永久無料
apollostation card(アポロステーションカード)は、出光興産系列SSでお得になるカードで、いつでもハイオク・レギュラー・軽油2円/L割引、灯油1円/L割引です。
web明細を利用すると、毎年4/11〜5/10はハイオク・レギュラー・軽油が追加で3円/L割引となる特典もうれしいポイントです。ゴールデンウィークが含まれるため、車で遠出をした人ほど恩恵を受けやすいでしょう。

年会費(税込) | 無料 |
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基本ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | apollostation cardプラスポイント |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB AMERICAN EXPRESS |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | apollostation 出光SS シェルSS |
コスモ・ザ・カード・オーパス
- コスモ石油の給油が会員特別価格に
- 入会から最大3ヶ月間は燃油費が10円/L割引
- 年会費永年無料
- イオンマークカードの共通特典も付帯
コスモ・ザ・カード・オーパスは、コスモ石油での給油がとくにお得なので、普段利用している方はおすすめです。入会から3ヶ月間は、50Lまで10円/L割引で給油可能。
ETCカードは発行手数料・年会費ともに無料で発行可能。カード年会費も永年無料のため、カード維持に関するコストはかかりません。

年会費(税込) | 無料 |
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基本ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | WAON POINT |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | コスモ石油 |
会社利用でもお得!法人向けガソリンカードおすすめ3選
ガソリンカードがお得なのは、個人向けだけではありません。最後に、法人向けのおすすめガソリンカードを3枚紹介します。
シェルビジネスカード
- apollostation・出光SS・シェルSSの燃油費は店頭価格
- 年間最大18万円のキャッシュバック
- 給油専用のFUELカードは年会費無料
- 会社の全車両のETC利用料金を一本化できる
シェルビジネスカードは、出光興産系列SSにて、店頭価格で給油可能です。ポイント還元はありませんが、利用金額に応じたキャッシュバックがあります。
カード年会費は1枚ごとに1,375円(税込)かかりますが、給油専用のFUELカードなら年会費無料です。社員に給油専用カードとして持たせる分には、コストがかかりません。

年会費(税込) | 1,375円(1枚ごと) ※初年度無料 |
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基本ポイント還元率 | 0.5〜3.0% |
ポイントプログラム | なし(キャッシュバックあり) |
国際ブランド | JCB |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | apollostation 出光SS シェルSS |
コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード
- 燃油費(コスモ石油)は店頭価格
- 年会費無料で給油専用カードを発行できる
- JCBのOki Dokiポイントが貯まる
- ETCカードは発行手数料・年会費無料
コスモコーポレートカードは、コスモ石油での利用がお得な法人カードです。コスモ石油での給油は、店頭価格でお得に給油できます。
利用金額の0.5%分をOki Dokiポイントで還元されるのも特徴。ポイント還元を受けたい場合にもおすすめです。

年会費(税込) | 1,375円(1枚ごと) |
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基本ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントプログラム | Oki Dokiポイント |
国際ブランド | JCB |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | コスモ石油 |
ENEOS BUSINESSカード
- エネオスにて契約価格で給油できる
- 入会金・年会費は無料
- ロードサービスが無料付帯
全国のエネオスにて取り決めた契約価格で給油可能なガソリンカードになります。クレジット機能は付帯しておらずエネオスでの利用専用のため、燃油費管理が楽です。
ロードサービスが無料で付帯するため、万が一の車のトラブルの際にも安心です。ロードサービスの利用料金に関しては、ENEOS BUSINESSカードでの支払いができます。
年会費(税込) | 無料 |
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基本ポイント還元率 | 0% |
ポイントプログラム | なし |
国際ブランド | ー |
申し込み条件 | 18歳以上 |
優待があるガスステーション | ENEOS |
ガソリンカードのお得な選び方
ガソリンカードを選ぶポイントを以下5つ解説していきます。
- 利用頻度の高いガスステーションで特典があるか
- 割引額が高いか
- カード年会費は無料か
- ETCカードが発行できるか
- ロードサービスなど車関連の特典は豊富か
1.利用頻度の高いガスステーションで特典があるか
日常的に使っているガスステーションで、割引を受けられなければ意味がありません。
自宅や職場近くにあるなど、日頃からよく使うガスステーションで特典があるカードを選びましょう。
利用するガスステーションに特にこだわりがないという人は、基本還元率が高いカードを選ぶと、どこのガスステーションを利用しても高いポイント還元を受けられます。
2.割引額が高いか
実際に割引される金額の高さも、当然ですが重要です。燃油代の割引金額が高いほど、カードを活用するメリットが出てきます。
なお、燃油代が割引される方法は、大きく分けて一律割引・変動割引・ポイント還元の3つです。
割引方法 | 特徴 |
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一律割引 | 毎回、一定額の割引 |
変動割引 | 給油量・給油回数により割引額が変動 |
ポイント還元 | 給油時のポイント還元率がアップ |
どの割引方法が良いかは人により異なります。
ポイントを貯めている人は、還元率アップのタイプを選択をおすすめします。

3.カード年会費は無料か
カード自体の年会費にも注目しましょう。カードの年会費が有料だと、たとえ燃油費を割引できてもコスパが良くありません。なるべくカード自体の年会費が無料のカードを選ぶのがおすすめです。

4.ETCカード発行ができるか
追加カードとして、ETCカードを作成できるかもチェックしましょう。ETCカードを作成すれば、車関連の出費をまとめられて便利です。
カード自体の年会費は無料でも、ETCカードは別途年会費がかかるケースもあります。ETCカードの発行手数料・年会費も無料のカードなら、余分な費用がかかりません。

5.ロードサービスなど車関連の特典は豊富か
カードによっては、ロードサービスなど独自の特典がついています。ロードサービスに加入しておくと、車に関するトラブル時にも無料もしくは格安料金で対応してくれます。
fa-check-square-oバッテリー上がり
fa-check-square-oキーの閉じ込み
fa-check-square-o楽輪・脱輪
fa-check-square-o故障車牽引
fa-check-square-oガス欠
ロードサービスに限らず、車関連以外にも使える特典があるか比較すると、より適したカードを選べますよ。
ガソリンカードとは?
ガソリンカードとは、ガスステーションで特典を受けられるクレジットカードのことです。おもにガスステーションが発行するカードをいいますが、優待がある通常のクレジットカードを含めることもあります。
通常のカード決済の場合も、利用金額に対するポイント還元は受けられます。ただ、ガソリンカードは燃油代そのものが割引適用になるので、通常のカード決済よりもコスパが高いです。

ガソリンカードのメリット
ここからは、ガソリンカードを使う以下3つのメリットについて解説していきます。
- 燃油費が割引される
- ポイント還元を受けられる
- 現金不要で便利
1.燃油費が割引される
最大ともいえるメリットが燃油費が割引される点になります。現金での給油や一般的なカード決済を利用するよりも、お得になる場合が多いです。
給油する量が多いほどお得になっていくので、日頃から車を多く使う人が恩恵を受けやすいでしょう。

2.ポイント還元を受けられる
燃油費の割引だけでなく、カード利用によるポイント還元も受けられます。貯めたポイントは、カード利用代金への充当や他サービスへの利用などができる場合が多いです。

3.現金不要で便利
カードを使って給油できるので、現金を持ち歩く必要がありません。仮に手持ちの現金がない場合でも、現金を下ろす手間が省けるので便利です。
さらに、燃油費の管理も楽になるのもポイントです。カードの利用明細を見るだけで燃油費を把握できるので、レシートを保管して家計簿をつけるといった面倒な手間が省けます。
クレジット機能なしのガソリンカードは審査なしで発行可能
クレジット機能を持たないガソリンカードもあります。
審査なしであろうと、ガスステーションでの燃油費の優待が受けられる点では変わりません。種類は「現金支払い専用カード」「プリペイドカード」の2つに分かれます。
現金支払い専用カード | 給油時にカード提示で、割引などの優待あり 支払いは現金限定 |
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プリペイドカード | 事前にお金をチャージしておき、残高から支払い カードを使って支払うことで、割引などの優待あり |
現金で支払いたい人や審査に通らない人は、発行することを検討してみましょう。

一部のガスステーションチェーンに限られているので、使いたいガスステーションで取り扱いがあるかは確認しておきましょう。
まとめ
今回は、ガソリンカードについて紹介してきました。
ガソリンカードを使うことで、対象ガスステーションでの燃油費が割引されます。車利用の多い人・会社はお得になるでしょう。
ロードサービスなど車関連の特典が付帯するカードもあるので、ニーズに合わせて選んでください。