崔洋一監督追悼上映、19日から池袋で 「月はどっちに出ている」など10作

2023年02月01日
共同通信共同通信
「月はどっちに出ている」(ⓒ「月はどっちに出ている」製作委員会)
「月はどっちに出ている」(ⓒ「月はどっちに出ている」製作委員会)

 

 昨年11月に73歳で亡くなった崔洋一監督を追悼する特集上映が、2月19日から東京・池袋の新文芸坐で開かれる。


 上映されるのは、監督デビュー作「十階のモスキート」、各映画賞を席巻した代表作「月はどっちに出ている」、崔監督自身が生前に深い愛着を表明していた「友よ、静かに瞑れ」「マークスの山」など10作品。崔監督の死去後、初めての本格的な追悼上映会となる。


 会期は2月19~24日、27日~3月2日の計10日間。「マークスの山」や「平成無責任一家 東京デラックス」はDVD化されていない“幻の作品”ともいわれる。新文芸坐の企画担当者は「崔監督は、境界線に立ち続けた表現者だったと思う。崔さんが残した映画を、ぜひスクリーンで鑑賞してほしい」と話している。