障害児通所、倒産が22年に最多 コロナ禍の利用減や法令違反

2016年5月、「放課後等デイサービス」の開業を呼び掛けるホームページ=東京・東新橋
2016年5月、「放課後等デイサービス」の開業を呼び掛けるホームページ=東京・東新橋
2023年02月18日
共同通信共同通信

 障害のある子どもが通う放課後等デイサービス(放課後デイ)運営事業者の2022年の倒産件数が、21年比2倍超の14件と過去最多だったことが民間信用調査会社、帝国データバンクの集計で分かった。新型コロナウイルス禍による利用控えが影響し、不正請求など法令違反が発覚した事例もあった。

 放課後デイは小中高生が放課後や長期休暇に通う施設。12年度に制度化された。負債額1千万円以上を集計しており、これまでは20年の7件が最多。21年は6件だった。

 21年以前に倒産した事業者も含めて理由を調べると、コロナ禍などに伴う「利用者の低迷」が34.5%で最多。「法令違反」が31.0%で続いた。

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