円、一時132円60銭近辺 次期日銀総裁報道で下落
2023年02月06日

週明け6日午前の外国為替市場の円相場はドルに対して下落し、一時1ドル=132円60銭近辺と1月上旬以来、約1カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。
午前9時現在は前週末比3円47銭円安ドル高の1ドル=132円06~07銭。ユーロは2円29銭円安ユーロ高の1ユーロ=142円45~52銭。
政府が日銀の雨宮正佳副総裁に次期総裁就任を打診したとの一部報道を受け、現行の大規模な金融緩和策が続くとの思惑が広がり、ドルを買って円を売る動きが優勢となった。
前週末発表の1月の米雇用統計も円安進行の一因となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの予想が再び強まった。