株価低迷企業、4割超す 純資産割れ水準、大幅増

2023年02月04日

日本取引所グループ(JPX)が時価総額や取引額の高さから選出した東京証券取引所の上場企業500社のうち、株価が低迷し、保有資産から負債を差し引いた純資産を下回る水準となった企業が全体の4割超を占めることが4日、分かった。新型コロナウイルス禍前の2018年末の2割台から大幅に増加した。
サプライチェーン(供給網)の混乱や経済活動再開の途上という逆風が吹く中、稼ぐ力への投資家からの評価が低く、収益力強化が課題であることが鮮明になった。
業種別では、建設や化学などの増加が目立った。