原油、高値から32%下落 東商取先物、6万50円
2022年12月09日

9日の東京商品取引所で中東産原油の先物が連日で大幅下落した。株価終値に相当する指標価格の清算値は1キロリットル当たりで前日比千円安の6万50円を付けた。ロシア軍のウクライナ侵攻直前の2月21日以来、約9カ月半ぶりの安値で、今年の最高値から32.3%(2万8680円)下落した。
この通常時間帯の売買に先立つ夜間取引では一時6万円を割った。
市場では、世界最大の経済規模を持つ米国で、消費や住宅購入、企業の設備投資が減る景気後退が懸念されている。この影響で国際的に燃料や石油化学製品の需要も減りそうな情勢だ。