メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

【4523】こうめい 手造り 純米吟醸【茨城県】

2021.3.27 23:30
茨城県桜川市 村井醸造
茨城県桜川市 村井醸造

【日本酒研究会月例会 全6回の④】

 足掛け15年目に突入した日本酒研究会。異業種間交流飲み会ながら、毎月欠かさず飲み続けてきた(ただし、2020年4~10月の7回分はコロナのために不開催)。草創期のメンバーJの提案で、日本全国の現役蔵の酒を全部飲む、という遠大な目的のもとに飲み続けている。一時は、飲んだことのない蔵の酒を探すのが頭打ちになり、なかなか蔵数が増えなかったが、月例会の会場をE居酒屋に移してからは、続々と新蔵酒の登場しわたくしたちを喜ばせている。

 これは、ママの知恵袋であるバイヤーKさんの活躍によるもの。Kさんはわたくしたちの既飲蔵リストをもとに、わたくしたちがまだ飲んだことがない蔵の酒を探し出し入手、月例会に出す酒のラインナップを組んでいるのだ。今回は、6種類のうち、3種類が飲んだことがない蔵のお酒。これで、わたくしたちが飲んだことのある酒の蔵は、合計1199蔵となった。Kさんには感謝しても感謝しきれないほどお世話になっている。この場を借りてお礼を申し上げます。

 さて、Kさんの指示通り、「ハート天明」「金門」「岡部」と飲み進め、4番目にいただいたのは「こうめい 手造り 純米吟醸」だった。この蔵の酒はわたくしたちにとって初めて。うれしい初蔵酒。興味津々でいただいてみる。

 B 「香りが、ほのか。甘みを感じる」
 酒蛙「はい、甘みありますね。すっきりとした口当たり」
 Y 「昭和レトロクラシカル香味がすこし感じられる」
 F 「甘みの奥に、昭和レトロクラシカル香味がゆらりとした感じでいる」
 I 「普通の酒のように感じる」
 酒蛙「香りはかすか。甘旨みと苦みが、味を構成している主な要素。酸はまったくといっていいほど感じられない。クセが全くない」
 B 「酸はいないっす」

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、アルコール分15.0度以上16.0度未満、製造年月21.02」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「こうめい」は、漢字で書くと「公明」とのこと。政党名みたいでびっくり仰天だ。その由来について、ウィキペディアは以下のように説明している。「もともとは『公明正宗』とゆう銘柄だったが、戦後、『公明』とした。公明(コーメー)は『米(コメ)』に通じるとして名付けられた」。あまりにも突き抜けた発想なので、本当なのだろうか、と疑いたくなるが、出典が2000年12月17日付の茨城新聞「甘口風潮に辛口一徹」というから本当なのだろう。

 しかし、当時は同名の政党が誕生するとは夢にもおもわなかっただろう。地元では酒名「公明」が認知されているので、地元向けの普通酒などは「公明」をそのまま酒名にしてラベルを作っている。だが、県外向けには「公明」で出すとなにかとややこしくなる、と考えたようで、平仮名「こうめい」を酒名にしている。今回いただいたのも、このお酒だ。

 蔵の歴史について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『江戸時代の初期である延宝年間(1673~1680)に常陸の国・真壁の町へ、行商人(近江商人)であった村井重助が醤油・味噌販売の出店を構えたのが日野商人における関東出店の最も古い記録である。』と記載されています。初代村井重助が、この地で創業したのも、良質な米と水があったからだと云われています」

関連記事 一覧へ