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文化

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【4516】金鳳 松江城 純米吟醸(きんぽう まつえじょう)【島根県】

2021.3.20 15:25
島根県安来市 金鳳酒造
島根県安来市 金鳳酒造

【高校同級生からのいただきもの 全7回の④】

 高校時代の同級生と雑談したとき「日本酒をもらってくれないか」と切り出された。彼は趣味の世界ではちょっとした有名人で、その関係で時々、各地の酒が届けられる。が、彼はある特定銘柄の日本酒しか飲まないとのことで、時々届けられるお酒は物置に鎮座し続けているとのこと。「おおっ、いただくとも、いただくとも」。いじましくも二つ返事をしたわたくしは早速彼の家に車で乗り付け、全国の7本をいただいた。

 わたくし1人でいただくのはもったいないので、酒友と2回に分け、なじみのH居酒屋でいただいた。 まず、酒友ちーたんと飲んでみた。「寿」(大和蔵酒造)、「東光」「月の輪」と飲み進め、4番目にいただいたのは「金鳳 松江城 純米吟醸」だった。このお酒は2018年3月に、山陰地方を旅行した際に買い求め、当連載【3382】で取り上げたものだが、再度取り上げることにする。

 酒蛙「香るね」
 店主「香る。旨い」
 酒蛙「酸も出てきた」
 店主「普通に飲めますよ」(この場合の普通は若者言葉で、かなり肯定的ニュアンス)
 酒蛙「いかにも吟醸酒って感じだね」
 店主「飲み口は、さっぱりといえばさっぱり」
 酒蛙「香り華やか。酒質はさっぱり系だ」
 ちーたん「ミモザとかケバイ系の香りを若干感じる」(なんという例え!)
 酒蛙「上立ち香・含み香ともかなり出ている。旨みが適度で酸がさわやか。まるみがある。甘みと旨みがありながら、辛みが強く出ている。二律背反的な味構成だ」
 ちーたん「う~ん、辛い」
 酒蛙「温度が上がってきたら、辛みが出てきたね」

 その10日後、今度は酒友のY、TUとH居酒屋で飲んでみた。

 Y 「この吟醸香はバナナの香りか?」
 TU「マスカットの香り。酸味と甘みを感じる」
 酒蛙「うん、マスカットが強いね」
 Y 「甘みがあるね」
 酒蛙「吟醸香が華やかだ。香り華やかだが、さっぱりとした酒質。余韻は辛み」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「堀尾吉晴公が、1607年から築城に取りかかり、5年の歳月をかけて完成したのが松江城です。城下町の風情を残す松江は、松平不昧公によって茶道が広められ、へるんさんこと小泉八雲氏によって、その素晴らしさが文学で世界へと紹介されました。この松江のシンボルが美しい松江城です。豊かな自然で育ったお米を丹誠込めて仕込みました。フルーティな香りと、きれいな米の旨味を余り冷やし過ぎずにお楽しみ下さい」

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合58%、アルコール度数15度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 松江城は松江市にあり、築城年は1611(慶長16)年。現存天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されている。主な城主は堀尾氏、京極氏、松平氏。

 この蔵の主銘柄「金鳳」の由来についてコトバンクは、「酒名は、不老不死の霊鳥『鳳凰』の『鳳』に『金』を冠して命名」と説明している。

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