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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3175】クラシック仙禽 雄町 無ろ過原酒 瓶囲い瓶火入れ(せんきん)【栃木県】

2017.12.13 15:34
栃木県さくら市 せんきん
栃木県さくら市 せんきん

 以前、ある月例飲み会で数年間一緒に飲んだメンバー2人と飲むことになった。「やあやあ、久しぶりだなあ。たまに飲むか」というノリである。

 場所はわたくしなじみのM居酒屋。メンバーの1人がM居酒屋で飲んだことがないので行きたい、とリクエストしたもの。数種類の酒を飲んだが、そのうち、わたくしがまだ飲んだことがなかったのが「クラシック仙禽 雄町 無ろ過原酒 瓶囲い瓶火入れ」だった。

「仙禽」は、わたくし行きつけの居酒屋で常備しているところが多い酒。必然的に飲む機会が多く、これまで17種類を飲んでいる。さて、この酒はどうか。

 さらり、さっぱりとした飲み口で、きれいな酸。これが第一印象。香りは控えめ。軽快感があり、さわやかなお酒。甘みも適度にあり、余韻は軽い苦み。柑橘系の香りもあり、さわやかさを演出している。上品感・軽快感があるものの、旨みも適度にあり、ミネラル感も相まって、しっかりした味わいとなっている。

「仙禽」は、濃醇で甘旨酸っぱい酒、というイメージが強く脳裏に刻まれているが、この酒は甘旨酸っぱさはあるものの、濃醇ではなく、メリハリがあり軽快感があり、しかも落ち着き感のあるお酒となっている。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「ドメーヌ。仙禽はすべての原料米に対してドメーヌ化を行いました。蔵に流れる地下水(仕込み水)と同じ水脈上にある田圃だけに限定し、原料米を作付けします。仙禽にとって、その米と水は最良のマリアージュを約束します。
クラシックシリーズは早期の火入れ処理を行う事によりクラシカルに、晩稲の品種『雄町』と超軟水であるテロワール仙禽の水の特性を生かし、低アルコールでありながら豊かな酸と甘みのヴォリュームをモダナイズしました」

 裏ラベルの表示は「原料米 ドメーヌさくら・雄町(栃木県さくら市産)、精米歩合 麹米40% 掛米50%、アルコール分 15度(原酒)」。ドメーヌ、テロワール(ともにワイン用語)に非常にこだわっているのは分かるが、特定名称酒の規格を示していないのは残念だ。ここまでこだわっているのなら、消費者のために規格を示してほしかった。精米歩合などから、純米大吟醸規格だとおもうが…。

 酒名・蔵名の「仙禽」の由来について、コトバンクは「酒名は、『鶴』を意味する古語で、長寿の鳥にあやかり命名」と説明している。

酒蛙

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