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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3173】花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 直汲み(はなあび)【埼玉県】

2017.12.11 23:27
埼玉県羽生市 南陽醸造
埼玉県羽生市 南陽醸造

【B居酒屋にて 全5回の④】

 子豚妻が旅行中なので、夕食は、なじみのB居酒屋で。ま、妻が在宅であろうと旅行中であろうと、居酒屋で夕食をとるのは日常的なことではあるが。

 約200本の清酒が鎮座している冷蔵庫をざっと見て、飲んだことのない酒を選ぶ。「あたごのまつ 純米吟醸 ささら 冷卸」「渓 純米吟醸 本生 無濾過」「飛良泉 山廃純米 №24 ひやおろし」と飲み進め、4番目に選んだのは「花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 直汲み」だった。

 わたくしなじみの居酒屋で「花陽浴」を置いている店がけっこう多く、ゆえに「花陽浴」を飲む機会が多い。これまで当連載で、「花陽浴」を6種類取り上げている。甘みが立ち濃醇なお酒、というイメージを持っている。これはどうか。

「おおっ、甘い!」。おもわず口から言葉が出た。スイーツデザート的な甘み。吟醸香が適度でフルーティー。濃醇でとろみ感があるのだが、キレがめちゃくちゃ良い。だから、甘みが立っているが、ベタベタ感がまったく無い。そして、遅れてやってきた酸が、やおら顔を出し、甘酸っぱい味わいになる。これぞ日本酒の「食前酒」とおもわせる味わいだった。

 甘みが立ち濃醇なのだが、不思議と飲みやすい、なぜだろう? とおもいラベルを見たら「アルコール分14度」。なるほど、だ。アルコール分15度と14度では、数字以上に14度の方が軽い感じを受けるものだから。原酒でアルコール分14度で寸止めするのは、かなりの技術が必要だ。南陽醸造、なかなかやるなあ。今後に期待したい。というか、以前から、期待している。

 瓶のラベルの表示は「兵庫県産山田錦100%使用、精米歩合40%、アルコール分14度」。

 酒名「花陽浴」の由来について、コトバンクは「酒名は、太陽の陽射しを浴びて大輪の花を咲かせたいとの願いを込めて命名」と説明している。

酒蛙

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