【4922】もえ姫 純米大吟醸【宮城県】

2022年10月04日
酒蛙酒蛙
宮城県大崎市 新澤醸造店
宮城県大崎市 新澤醸造店

【B居酒屋にて 全7回の①】

 B居酒屋は「全国の地酒200種類を常時置いています」がウリだ。1カ月に1回のペースで店を訪れると、日本酒のラインナップはだいぶ変わっているので、当連載「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。今回は、当連載でまだ取り上げたことがないお酒7種類をいただいた。

 まず選んだのは「もえ姫 純米大吟醸」。新澤酒造店のお酒は、「愛宕の松」「伯楽星」など当連載でこれまで、20種類を取り上げている。「愛宕の松」「伯楽星」には、クセのない静かな食中酒、という強いイメージを持っている。

 今回のお酒は、なんのこっちゃの萌えラベル。このくらい、突拍子もないラベルにするのなら、そのココロをラベルで説明するのが親切、というものだが、説明は一切なし。ともあれ、いただてみる。

 桃とイチゴが一緒になったような含み香。やわらかで、やさしい口当たり。甘旨みは、ややすくなめ。酸は適度。キレ良く、軽快なお酒。ひとことで言うならば淡麗旨口酒。飲みやすいのはアルコール分が低めなためか。非常に上品な味わいのお酒だった。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「アルコール分14度、精米歩合50%、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、製造年月2022.7」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念。

 さて、なぜ、萌えラベルの「もえ姫」なのか。蔵のホームページを要約すると、以下のようになる。

==========
 テレビの大食い王決定戦で優勝するなど大食いアイドルとして活躍している「もえのあずき」さんは、2018年に唎酒師の資格を取得した。
 彼女はは2019年から毎年、新澤醸造店で酒造りを学んでいる。300種類の利き酒を積み重ね、この4年間で酒造りの品質が向上、その努力が形となり商品化する運びとなった。彼女は、究極の食中酒をめざし、熱い想いでこの酒をプロデュースした。
 彼女は「ふだんあまり日本酒を飲まない方にも好きになってもらえるような日本酒を目指して、口当たりはフルーティーで後味のキレがよく、とてもバランスのとれた日本酒に仕上げていただきました」とコメントしている。
==========

 ラベルのイラスト作者について、瓶の裏ラベルは以下のように説明している。
「イラスト:tama5
profile
2020年6月頃よりイラストレーターとして活動。『世界を彩るあの子』をテーマにイラストやアニメーション等、数多くの作品を制作」