【4916】浦霞 蔵の華 純米吟醸 宮城県限定(うらかすみ くらのはな)【宮城県】

2022年09月27日
酒蛙酒蛙
宮城県塩釜市 佐浦
宮城県塩釜市 佐浦

【食事処Iにて 全2回の➁完】

 近所の食事処Iはここ数年、常連を集め月に1回、仲良し会を開いている。そして、いつのころからか、各メンバーが酒を持ち寄り、みんなで味を楽しむようになった。

 今回、まずいただいたのは「醸す森 kamosu mori 純米吟醸 生酒」。最後は「浦霞 蔵の華 純米吟醸 宮城県限定」だ。「浦霞」は昔から宮城県の地酒として著名。当連載でこれまで、10種類を取り上げている。今回のお酒は室温でいただく。

 T男「室温でも美味しい」
 酒蛙「メロンの香りほのか。古酒香に似たようなナッツ香に似たような香りもちょっと。口当たりはふくよか、まろやか。味わいは、旨みと酸が良く出ている」
 T男「これ、美味しい」
 J子「美味しい」
 酒蛙「普段着のお酒だ。酸が良く出ているので飲み飽きしない。甘みも出ている。食中酒や宴会酒に最適。クラシックタイプのミディアムボディのお酒に感じる」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「蔵の華 純米吟醸 浦霞 は宮城県産酒造好適米『蔵の華』を100%使用し、精米歩合55%で仕込んだ純米吟醸酒です。ほど良い香り、心地よい酸味と柔らかな甘味のバランス良い味わいをお楽しみ下さい」

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 蔵の華100%、精米歩合55%、アルコール分15度以上16度未満、製造年月22.05、おすすめの飲み方5~20℃」。

 使用米の「蔵の華」は宮城県古川農業試験場が1987年、母「東北140号」と父「『山田錦』と『東北140号』の子」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、2000年に品種登録された酒造好適米だ。稲は倒伏しづらく、病気に強く、穏やかな香りとすっきりした味わいの酒ができるのが特徴という。

 酒名「浦霞」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『浦霞』の酒銘は、鎌倉時代(1185年頃~1333年)の武将であり、歌人として知られる源実朝が古来より歌枕の地であった塩竈の景色を詠んだ歌から命名いたしました。酒銘『浦霞』には、塩竈の浦に霞がかかったやさしく美しい景色が表現されており、ほのぼのとした春の風景が浮かんでくるような味わいを目指して醸されています。
 《塩竈の浦の松風霞むなり 八十島かけて春や立つらむ》(金槐和歌集 源実朝)
(訳)塩竈の海をやさしく風が吹きわたり、まるで霞がかかっているようだ。湾内に浮かぶ島々にもいっせいに春が訪れたのだろうか」

 蔵名の「佐浦」は、蔵元さんの名字。