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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4867】鍋島 特別純米 生原酒(なべしま)【佐賀県】

2022.8.11 15:18
佐賀県鹿島市 富久千代酒造
佐賀県鹿島市 富久千代酒造

【B居酒屋にて 全8回の⑤】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合。しかし店は、長引くコロナで大苦戦を長く強いられている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたい、と願ってやまない。

「大号令」「飛良泉」「ヤマサン正宗」「櫛羅」と飲み進め、5番目にいただいたのは「鍋島 特別純米 生原酒」だった。「鍋島」は飲む機会が多い酒で、当連載でこれまで、23種類を取り上げている。その中に定番の「鍋島 特別純米」や「鍋島 特別純米 無濾過生原酒」も含まれているが、今回の「鍋島 特別純米 生原酒」は初めてだ。

「鍋島」は2011IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の日本酒部門のチャンピオンに輝き注目された。その前から、日本各地の地酒蔵から目標とされてきた実力蔵だが、受賞でさらに注目度が高まった。「鍋島」には、フルーティー&ジューシー的甘旨酸っぱい味わいで、モダンタイプのフルボディー酒というイメージを強く持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「甘旨酸っぱい味わい。含み香はメロン。きれいな酸と甘みが良い。余韻は適度な辛み。この辛みがずっと続くのが良い」
 酒蛙「安定的においしいね」
 仲居さん「うん、おいしいね」
 酒蛙「やや濃醇。メロン的フルーティーな香味でジューシー。酸が立ち、甘みは飴を煮詰めたような香味ニュアンス。フレッシュ感と透明感がある」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分17度、精米歩合55%、製造年月2022.04」。

 酒名「鍋島」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「(前略)1997(平成9)年4月、目標とする酒はできたのですが、肝心の銘柄を決められないでいました。(中略)新しい銘柄は、一般公募で決めることになり、地元の佐賀新聞社様に記事(平成9年10月17日)として取り上げていただきました。(中略)寄せられた150に及ぶ候補の中から、コンセプトの『佐賀を代表する地酒を目指して』にふさわしい名前として、『鍋島』を選ばせていただきました。江戸時代、約300年にわたって佐賀藩を統治した鍋島家にちなんだもので、『鍋島』の商標使用にあたっては、財団法人鍋島報效会を通じて鍋島末裔の方に快く了承していただきました。1998(平成10)年4月、構想から三年を経て、ついに『鍋島』デビュー。(後略)」

酒蛙

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