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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4866】櫛羅 純米 山田錦 生酛仕込 生原酒(くじら)【奈良県】

2022.8.10 21:14
奈良県御所市大字櫛羅 千代酒造
奈良県御所市大字櫛羅 千代酒造

【B居酒屋にて 全8回の④】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合。しかし店は、長引くコロナで大苦戦を長く強いられている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたい、と願ってやまない。

「大号令」「飛良泉」「ヤマサン正宗」と飲み進め、4番目にいただいたのは「櫛羅 純米 山田錦 生酛仕込 生原酒」だった。

 千代酒造の酒は当連載でこれまで「篠峯」12種類、「千代」と「櫛羅」をそれぞれ1種類取り上げている。旨みと酸が出て、中でも、きれいな酸により品のある味わいの酒、という好印象を持っている。今回の酒をいただいてみる。

 仲居さん「旨っ!」
 酒蛙「含み香がアンズ的。甘旨酸っぱい味わいで、とくに酸が強く出ており、酸度が2.0~2.5くらいありそうな印象。酸味酒が好きなわたくしはたまらない! ガスが舌先をチリチリと刺激する。モダンタイプのフルボディー酒。これはすごい」
 仲居さん「フルーツ的な旨みを感じる」
 酒蛙「フルボディー酒なのにキレが良い。エキス感もそこはかとなく。余韻は軽い苦み。とにかく旨い」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「酒蔵のある『櫛羅』の地で自作した山田錦だけを使用し生モト仕込で醸した純米生原酒です。櫛羅の風土と生モト仕込が織りなすお酒です」「―櫛羅の風土を醸す― この地で表現できる最高の酒を追い求めて、水を生かし米と向き合っています」

 裏ラベルのスペック表示は「原料米 櫛羅産山田錦全量使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合60%、アルコール分16度、製造年月2022.5、醸造年度2020BY」。

 酒名の「櫛羅」は、蔵のある地名である。

酒蛙

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