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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4831】白鶴 Alternative 純米大吟醸 白鶴錦(はくつる)【兵庫県】

2022.7.3 17:17
兵庫県神戸市東灘区 白鶴酒造
兵庫県神戸市東灘区 白鶴酒造

【TU会例会 全6回の①】

 コロナのため開催を見合わせてきた異業種間交流利き酒会のTU会だが、新規感染者が小康状態を保ってきたので、感染対策を万全にして5カ月ぶりに再開した。この日を待ちわびていたメンバーは全員にこにこ顔。そして、会場のB居酒屋のスタッフたちもにこにこ顔だ。

 お酒は全部、店任せにした。トップバッターは「白鶴 Alternative 純米大吟醸 白鶴錦」。白鶴酒造は日本最大手の日本酒メーカーだ。当連載ではこれまで、白鶴酒造のお酒を5種類取り上げている。

 今回のお酒は同酒造が開発した酒米「白鶴錦」で醸した。「白鶴錦」は、酒米の王者「山田錦」ときょうだい関係にある。蔵のホームページは、「白鶴錦」を開発したいきさつについて、以下のように説明している。

「白鶴酒造は新しい試みに着手しました。『山田錦』の母にあたる『山田穂』と父にあたる『渡船』を約70年ぶりに交配させ、『山田錦』の兄弟品種を作る試みです。兄弟米の中には山田錦をしのぐ米があるかもしれないと考えたのです。公的機関の協力のもと、交配によって1年目には800系統におよぶ兄弟米を得て、2年目は、そのなかから優れた米100系統を選んで栽培し、さらに3年目はより優れた米を選びぬく…という選抜固定の栽培を繰り返し、ようやく8年目の2003年、山田錦にも劣らない品質の米を選ぶことができました。この品種は『白鶴酒造が育て上げた期待の米である』という意味を込め『白鶴錦(はくつるにしき)』という名前を付け、2004年4月に農林水産省へ品種登録の出願を行いました」

 U 「おおっ、いきないコレですか?(素晴らしく美味しい酒なので)今日来て良かった」
 SA「さらりとした口当たり」
 酒蛙「果実香ほのか。旨みと酸が上品に出ている。たしかにさらり、まろやかな口当たりで、キレが非常に良い。軽快感もある。安定感抜群だ」
 SI「飲みやすい。良いトップバッターだ」
 酒蛙「同感。すごくきれいで上品に仕上がっている。甘みやさしく、酸もやさしい。余韻の苦みもアクセントになっていて良い。食中酒にいいとおもう」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「山田錦の親である山田穂と渡船を約70年ぶりに交配させた、白鶴独自開発酒米『白鶴錦(100%使用)』を50%まで磨き上げて仕込んだ純米大吟醸酒です。芳醇な果実香と米の旨みの豊かな余韻をじっくりとお楽しみください」

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合50%、アルコール分15%以上16%未満、製造年月2020.06」。

 蔵のホームページを見ると、「延享4年(1747) 酒銘『白鶴』命名」とある。コトバンクは「蔵元の『白鶴酒造』は菊正宗の嘉納家から分家し寛保3年(1743)創業。最大手の日本酒メーカー。酒名は、延享4年(1747)北蔵を増築し、酒造を本格的に始めたのを機に命名されたもの」と説明しているが、なぜ「白鶴」なのかは分からなかった。

酒蛙

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