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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4820】寒紅梅 QUINCE15 純米(かんこうばい キンセ)【三重県】

2022.6.22 12:49
三重県津市 寒紅梅酒造
三重県津市 寒紅梅酒造

【B居酒屋にて 全7回の⑤】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられていたが、第5波が下火になってから、ようやくお客さんが戻って来た。しかし、程なくオミクロンによる第6波が襲来し、またまた大苦戦。この6波の影響が長く続いている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたいものだ。わたくし一人が頑張ったところでしょせん、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

「琵琶のさゝ浪」「播州一献」「天美」「村祐」と飲み進め、5番目にいただいたのは「寒紅梅 QUINCE15 純米」だった。「寒紅梅」のお酒は当連載でこれまで、かなりの種類を取り上げてきた印象があったが、調べてみたら、これまで取り上げたのはわずか4種類だった。変だな、とおもったが、ほどなく勘違いの理由が分かった。「寒紅梅」と「寒梅」(埼玉県)をごっちゃにしていたのだ。

 今回のお酒は当連載【4649】の「寒紅梅 純米吟醸 TORECE13」と同じシリーズのようだ。瓶のデザインが同じだし、スペイン語を使っているのも同じだから。

 酒名「QUINCE15」の意味について、酒販店「さかや栗原」(東京都町田市)のサイトは以下のように説明している。

「寒紅梅酒造は三重県・津市で創業。津市は、スペイン・ポルトガルの衣装を模した仮装行列を起源とした、三重県の無形民俗文化財でもある『唐人おどり』が毎年秋に行われる『津まつり』などで披露されるなど、スペイン・ポルトガルの影響を色濃く残した町です。今回の限定流通酒もこのことから、スペイン語表記したネーミングとなっています。
『QUINCE-キンセ-』はスペイン語で“15”の意。山田錦を使用し、アルコール度数を15度に仕上げた純米酒です」。さて、いただいてみる。

 酒蛙「旨いっ! 甘旨酸っぱい味わい。和梨的果実香広がり、ジューシー。モダンタイプのミディアムボディ」
 仲居さん「コクを感じる。旨いっ!」
 酒蛙「舌先をガスがチリチリ刺激する。火入れ酒のはずだが、まるで生酒みたいにフレッシュ。香味にサイダー感があり、さわやかなお酒となっている。これは旨い!。飲み飽きしないタイプなので、食中酒に良い」

 瓶にプリントされたスペック表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米名 酒造好適米 山田錦100%使用、精米歩合60%、製造年月202108」

 酒名「寒紅梅」の由来について、ウェブサイト「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」は、「梅の花が万花の魁をなして咲き、香高く色美しく紅をさし、実に綺麗で爽やかであることに由来しているそうです」と説明している。

酒蛙

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