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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3162】東薫 大吟醸 叶(とうくん)【千葉県】

2017.12.3 22:04
千葉県香取市 東薫酒造
千葉県香取市 東薫酒造

 夕方、ふらりとなじみのH居酒屋に歩いていく。自宅から歩いて7分ほど。ちょうど良い距離だ。居酒屋の入り口から入ってすぐ左に、酒が入った冷蔵庫がある。その中をまずみるのがルーティン。おやっ、見たことがないラベルの酒が鎮座しているではないか。

「東薫」。あれ、どこかで見たことがあるような・・・。そうおもいながら調べてみたら、せんだってP居酒屋で飲んだ「二人静 吟醸」(当連載【3101】)と同じ蔵の酒だった。今回の酒はどうか。店主と一緒に飲んでみる。

 店主「香りがフルーティー」
 酒蛙「上立ち香はほのか。含むと吟醸香が華やか。甘みが立っている。とろみ感がある」
 店主「甘くて、酸がすくない。辛みがちょっとある」
 酒蛙「うん、酸がすくないね。中盤から余韻は辛みが強い。余韻の辛みが長い」
 店主「うん、辛みが残りますね」
 酒蛙「大吟醸だけど力強い」
 店主「うん、味がしっかりしている。ひとことで言うと、香・甘・辛酒だ」
 酒蛙「味がしっかりしており、力強い」

 蔵のホームページは、この酒を以下のように紹介している。

「☆商品コンセプト  鑑評会出品酒と同等の酒を提供。山田錦を35%以下の精米で酒袋しぼりでゆっくりと時間と手間をかけた及川杜氏の自信作
 ☆商品の特徴  味・香り・すべてにバランスが取れた芸術的な酒。淡麗でまろやか。馥郁(ふくいく)とした香りが口中に広がり飲む程に吟醸酒の風格が漂う」「タイプ  やや辛口」

 飲み口は、ラベルでは「淡麗」と書かれているが、じっさいに飲んでみて、わたくしたちには、味わいのしっかりした力強い酒に感じた。

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米品種 山田錦100%、精米歩合35%、アルコール度数 17度以上18度未満」。わたくしたちが力強く感じたのは、アルコール度数がすこし高めに設定されている影響なのかもしれない。

 この蔵は日本地図作成で有名な伊能忠敬と関係がある。それについて蔵のホームページは以下のように説明している。

「下総佐原に東薫酒造は、江戸時代の華やいだ文政8年(1825年)に創業しました。日本地図を作りあげた偉人伊能忠敬。その伊能家は、佐原で酒造業を営む名主であり東薫酒造の創業者は、伊能家に弟子入りし、酒造業を習得発展させたと伝えられております」

 酒名・蔵名の「東薫」の由来について、コトバンクは、以下のように説明している。「酒名は、関東の薫り高い酒という意味を込めて命名」

酒蛙

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