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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4808】長珍 阿波山田 65 純米 生 無濾過(ちょうちん)【愛知県】

2022.6.8 12:16
愛知県津島市 長珍酒造
愛知県津島市 長珍酒造

【B居酒屋にて 全8回の➁】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられていたが、第5波が下火になってから、ようやくお客さんが戻って来た。しかし、程なくオミクロンによる第6波が襲来し、またまた大苦戦。この6波の影響が長く続いている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたいものだ。わたくし一人が頑張ったところでしょせん、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

 今回、最初に選んだのは「写楽 純米吟醸 東条山田錦 一回火入」。続いていただいたのは「長珍 阿波山田 65 純米 生 無濾過」だった。「長珍」は当連載でこれまで、5種類を取り上げている。さて、いただいてみる。

「うわっ! つぇ~なぁ~!」。おもわず声に出た。濃醇で辛みが太くて強いのだ。ヘビー級ボクサーのパンチを受けたような(受けたことないけど)インパクトだった。ラベルを見て納得。アルコール分が19度もあったのだ。味わいは旨みたっぷり。含み香は、菌香、木香、墨香、これらが一緒になったようなイメージ。これがけっこう強く感じられる。何から何まで強い。

 仲居さん「濃い。味が凝縮している」
 酒蛙「うん、おっしゃる通り。いい表現だね。濃醇で、とろみがあり、味の凝縮感がある。エキス感もある。甘旨みたっぷり。中盤から余韻の辛みが強い。濃醇さと強い辛みと強いアルコール感。どっしり、太くて強くて、マッチョなボディーの、のみごたえ十分なお酒。2合を飲むのは、いささかしんどいかな。酸はあまり出ていない」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「このお酒は搾ってからオリを沈殿させ、上澄みを一本ずつ丁寧にタンクから直汲みをした無濾過本生酒です。搾りあがったそのままの味をお伝えするため濾過・割水・火入などまったく手を加えないで蔵出しをしておりますので、早めにお召し上がり下さい」

 裏ラベルのスペック表示は「原料米 麹米・掛米 阿波産山田錦 全量使用、精米歩合65%、醪日数 20日、酒度+7.0、酸度1.9、原材料名 米・米麹、アルコール分19度、製造年月202.07、仕込第23号➁」

 酒名「長珍」の由来について、コトバンクは「酒名は『末長く珍しいおいしいお酒を造りたい』という願いを込めて命名」と説明している。

酒蛙

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