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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4795】九重桜 純米吟醸 無ろ過 五百万石 生原酒(ここのえさくら)【埼玉県】

2022.5.24 18:27
埼玉県さいたま市 大瀧酒造
埼玉県さいたま市 大瀧酒造

【Z料理店にて 全7回の➁】

 近所のZ料理店に顔を出す。予約すると、わたくしが飲んだことがないだろうお酒を数種類さりげなく用意してくれる。その心意気がうれしく、月に1回のペースで暖簾をくぐっている。コロナで大苦戦を強いられているが、以前のようなにぎわいを早く取り戻してほしい、と切に願う。

 今回、トップバッターに取り上げたのは「満寿泉 純米 生」。続いていただいたのは「九重桜 純米吟醸 無ろ過 五百万石 生原酒」だった。この酒は以前、当連載【2292】で取り上げた「九重桜 純米吟醸 雄町 生原酒」とコメ違いシリーズのようだ。ラベルデザインも同じだし。さて、いただいてみる。

 直前に飲んだ酒「満寿泉」と同じような酒質。これが第一印象だった。とろみがあり、ふくよかで、やさしい口当たり。甘旨酸っぱくジューシーな味わいで、最初のうちは直前の「満寿泉」よりパンチは少ない、と感じたが、飲み進めて行ったら、十分パンチが出ており、良い、良い。余韻は軽い苦みと辛み。キレが良い。次第に苦みが強めに感じられるようになる。この酒も「満寿泉」同様、絵に描いたようなモダンタイプのお酒だった。ボディーはミディアム。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米品種 五百万石100%、精米歩合55%、アルコール分 17度以上18度未満、日本酒度+5、酸度2.1、製造年月04.2」。

 ネット情報によると、酒名の由来は、蔵の敷地に「九重桜」があるからとのこと。京都・常照皇寺の九重桜は、天然記念物に指定されており、京都市役所のホームページは、以下のように説明している。

「常照皇寺の九重桜    この桜は、エドヒガンの一変種タルシダレザクラに属し、ベニシダレといわれる品種です。花はやや紅色、花弁5枚、おしべ平均23本、めしべ1本、花径約2cmで、3ないし4花からなる繖形花序(さんけいかじょ)になっています。 根元の周囲4.4m、地上から1.5mの高さで周囲3.6m、樹高10mに近い巨木です。枝張りは最大で20mにも達し、長く枝が垂れて見事です。 南北両朝の渦中より抜け出して、山里へと身を移した光厳天皇の厳しい暮らしを慰めるため、皇弟光明天皇が都から持参し、共に手植えしたのがこの『九重桜』と伝えられています。花の咲く時期は4月中旬ごろで、この名木の花ざかりには多くの人々が来訪されます。昭和13年に国の天然記念物に指定されています」

酒蛙

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