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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4794】満寿泉 純米 生(ますいずみ)【富山県】

2022.5.23 14:07
富山県富山市 桝田酒造店
富山県富山市 桝田酒造店

【Z料理店にて 全7回の①】

 近所のZ料理店に顔を出す。予約すると、わたくしが飲んだことがないだろうお酒を数種類さりげなく用意してくれる。その心意気がうれしく、月に1回のペースで暖簾をくぐっている。コロナで大苦戦を強いられているが、以前のようなにぎわいを早く取り戻してほしい、と切に願う。

 今回、トップバッターに取り上げたのは「満寿泉 純米 生」。当連載でこれまで、「満寿泉」を4種類取り上げている。名が知られた地酒なので、もっと多くの種類を飲んでいる、とおもったが、意外にすくなく、ちょっとした驚きだった。さて、今回のお酒をいただいてみる。

「おおおっ!」。おもわず声に出た。まさに、サイダー・ラムネのような含み香と味わいそのものだったからだ。やさしくてやわらかく、とろみ感のある口当たり。味わいは甘旨酸っぱくてジューシー。そしてフレッシュ。余韻はわずかな辛み。絵に描いたようなモダンタイプのお酒。ボディーは、ミディアムボディーとフルボディーの中間あたりに位置する。飲み飽きしない酒なので、くいくい進む。「満寿泉」は飲む機会が多くないが、クラシックタイプ寄りの味わいだったような気がしている。以前からモダンタイプだったっけ??? ともあれ、非常に美味しいお酒だった。

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合 58%、アルコール分 18度、製造年月2021.12、蔵出年月2021.12」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「満寿泉」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「(前略)明治38年現在地に戻った。岩瀬では『岩泉』という銘柄で始めたが、港の芸者衆にも飲んでもらう為、昭和の始め頃今で言う別ブランド展開で苗字の桝田にちなんだ『満寿泉』というまことにめでたい名をつけ販売した。それが成功し、現在は『満寿泉』が主力ブランドになった」

酒蛙

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