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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4783】東洋美人 限定 純米吟醸 直汲み 生 醇道一途(とうようびじん)【山口県】

2022.5.9 21:24
山口県萩市 澄川酒造場
山口県萩市 澄川酒造場

【B居酒屋にて 全8回の⑥】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられていたが、第5波が下火になってから、ようやくお客さんが戻って来た。しかし、程なくオミクロンによる第6波が襲来し、またまた大苦戦。この6波の影響が長く続いている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたいものだ。わたくし一人が頑張ったところでしょせん、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

「霧筑波」「麒麟山」「穏」「ヤマサン正宗」「風の森」と飲み進め、6番目にいただいたのは「東洋美人 限定 純米吟醸 直汲み 生 醇道一途」だった。「東洋美人」は飲む機会が多く、当連載でこれまで、15種類を取り上げている。安定感・上質感はピカ一という好印象を持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

「おおっ、香る、香る」。おもわず口をついて出た。それほどインパクトのある香りだ。フルーティー&ややジューシー。吟醸香が豊か、華やかだ。果実に例えるならメロンの香りだ。フレッシュ。口当たりは、とろみあり、まろやか。味わいは、甘旨みたっぷり。酸はあまり前に出てこない。余韻は辛みがほのか。甘旨みたっぷりだが、酒質は重くない。むしろやや淡麗寄り。きれいな酒質で、上品感がある。

 複数の酒屋さんのサイトは、蔵元コメントとして、以下の紹介文を掲載している。「生酒特有のフレッシュで爽やかな口当たりと、より華やかな香りを楽しんでいただけます」

 瓶の裏ラベルに、蔵元さんの決意表明が以下のように書かれている。

「お買い求め頂き心より感謝申し上げます。皆様にお酒造りの舞台に戻して頂き、『原点』から『一歩』を踏み出させて頂きました。いつ何時も『醇道一途』の気持ちを胸に刻み、お酒造りに精進して参ります。   株式会社 澄川酒造場 四代目蔵主 澄川宜史」

 また、裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合 麹米40% 掛米50%、アルコール分16度、製造年月2022.1」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 蔵のホームページは、この酒の甘辛度は「やや辛口」、濃淡は「やや淡麗」、香りは「華やか」としている。

 酒名「東洋美人」の由来について、ネット情報では「初代の蔵元さんが亡くなった奥さまのことを想って名付けた」といわれている。

酒蛙

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