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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4734】景虎 純米 原酒(かげとら)【新潟県】

2022.2.27 21:53
新潟県長岡市 諸橋酒造
新潟県長岡市 諸橋酒造

【S居酒屋にて 全6回の➁】

 コロナ第5波が落ち着いたのを機に、なじみのうなぎ店で日本酒を飲んだあと、S居酒屋に転戦する。このパターンは、今回で6回目になる。この両店はお酒が重複することがないので、効率的にさまざまなお酒を飲むことができる。近年お気に入りの“コース”だ。ところが、5回目と6回目の間に、2年間の空白があった。コロナのためだ。2年ぶりに両店を訪れたが、ともに元気に営業していた。うれしい夜だった。

 S居酒屋でトップバッターに選んだのは「初亀 特別純米」。2番目にいただいたのは「景虎 純米 原酒」だった。「越乃景虎」は当連載でこれまで、5種類を取り上げている。「越乃景虎」には、淡麗辛口酒というイメージがある。さて、このお酒はどうか。いただいてみる。

 酸がやたらに強い。ものすごく酸が強い。非常にさっぱりとした味わい。これが第一印象だった。シャープ感がある辛口酒。余韻の辛みが続く続くどこまでも。酸と辛みが味を支配しており、旨みは適度。総じて、きれいな酒。ひとことで言うなら淡麗辛口酒。香味に昭和レトロ感が入っている。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「キリッ冷やして美味しい純米原酒です。さらりと飲めて米の旨みも味わえる景虎純米酒の良さを生かし、冷酒で飲んで美味しい味わいに仕上がりました。ロックにするとすっきりとした味わいがさらに際立ちます」

 ラベルのスペック表示は「製造年月21.06、アルコール分17度以上18度未満、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合65%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

「越乃景虎」の酒名について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「当蔵は弘化4年(1847年)創業で、新潟県長岡市(旧栃尾市)で約160年酒造りを行ってきました。栃尾地域は歴史資産にも恵まれた所です。戦国武将が群雄割拠した時代に越後は輩出した英雄『上杉謙信』は、栃尾で多感な青年期を過ごし、その当時は元服名『長尾景虎』を名乗っていました。その後栃尾を発ち、家督を相続して越後を平定し、関東管領となりました。その偉業は清廉な人柄と共に現代まで語り伝えられ、栃尾には今でも『景虎』の事跡が数多く残されています。『越乃景虎』はこの地と歴史の縁によって名付けられました」

酒蛙

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