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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4728】白露垂珠 純米大吟醸 出羽燦々(はくろすいしゅ)【山形県】

2022.2.20 21:19
山形県鶴岡市 竹の露
山形県鶴岡市 竹の露

【Mうなぎ屋にて 全6回の➁】

 コロナのため会えないでいた酒友たちと2年2カ月ぶりで会えた。場所はいつものMうなぎ屋。店を経営しているご夫妻も酒友たちも元気で一安心。久しぶりに、腹の底から笑い、心からお酒をたのしんだ。コロナ第5波がほぼ終息したタイミングで飲み会を計画したが、じっさいに会ったのは第6波オミクロンの序盤。きわどいタイミングだった。コロナが去り、Mうなぎ屋でいつものように、にぎやかな定例飲み会を開きたいものだ。

 今回のトップバッターは、酒友Yが提供した「泉川 純米吟醸 ふな口本生」。続くお酒は酒友Kが提供した「白露垂珠 純米大吟醸 出羽燦々」だった。「白露垂珠」は当連載でこれまで、9種類を取り上げている。やわらかで上品なお酒、という強いイメージを持っている。これはどうか。いただいてみる。

 酒蛙「すごく華やかな果実的上立ち香」
 Y 「美味し~~~い♪」
 K 「香りがふくらむね」
 Y 「しっかりとした味わい」
 I 「まろみがある酒だ」
 K 「直前に飲んだ『泉川』より後味が引く」
 酒蛙「やわらかくて、丸い口当たり。きれいな酒質」
 Y 「これ、旨いわ!」
 酒蛙「甘旨みのあと、後味に辛みが出てくる。余韻の辛みが印象的。キレが良い」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「出羽三山の主峰『月山』の裾野に広がる扇状地に美水を求め162年、米を始め原材料全てが地物の酒を一本一本丁寧に手造りで醸しました」
「最適料理 岩牡蠣 檸檬搾」
「やわらかな風味、透明感のある旨さとキレのよい喉越しを両立した“よみがえりのお酒”です」

 瓶の肩ラベルは「月山聖水栽培 羽黒産酒造好適米 出羽燦々100%使用 芳醇旨口 無濾過一火」。そして裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(羽黒産)米麹(羽黒産米)、精米歩合39%、原料米 出羽燦々100%、蔵付酵母 出羽三山御神酒酵母、仕込水 月山深層 天然弱アルカリ無菌 高水素シリカは同 超軟水、製麹法 一升盛 製麹法、杜氏 羽黒杜氏 本木勝美、アルコール分16度以上17度未満、日本酒度 ±0、酸度1.3、アミノ酸度0.9」

 使用米の「出羽燦々」は山形県立農業試験場庄内支場が1985年、母「美山錦」と父「華吹雪」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、1997年に種苗法登録された酒造好適米だ。

 裏ラベルに書かれている飲みごろ温度は以下の通り。「雪冷え(5℃位)○、涼冷え(15℃位)◎、ぬる燗(40℃位)○、上燗(50℃位)◎」

 酒名「白露垂珠」は、李白の漢詩「金陵城西樓月下吟」の中の一節「白露 珠を垂れて 秋月に滴る」(原文=白露垂珠滴秋月)の部分から。露は珠(たま)となり、秋月に照らされながらしたたる、という意味なのだろうか。したたる珠は、お酒をイメージしているのだろうか。

酒蛙

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