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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4670】黒龍 夏しぼり 純米吟醸 原酒(こくりゅう)【福井県】

2021.12.5 16:57
福井県吉田郡永平寺町 黒龍酒造
福井県吉田郡永平寺町 黒龍酒造

【B居酒屋にて 全6回の➁】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられていたが、第5波が下火になってから、ようやくお客さんが戻り始めた気配が感じられる。以前のようなにぎわいを早く取り戻してもらいたい、と切に願う。

 今回、トップバッターに選んだのは「白隠正宗 令和2年 誉富士 純米生原酒」。2番目は「黒龍 夏しぼり 純米吟醸 原酒」だった。これは当連載【4300】で取り上げた「黒龍 春しぼり 吟醸 原酒」と同じシリーズの商品だ。「黒龍」は非常に品のある酒で、飲む機会も多い。当連載でこれまで、黒龍酒造の酒を21種類を取り上げている。そのほとんどが「黒龍」だ。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「上立ち香・含み香とも果実香がかすか」
 仲居さん「辛い。舌全部が、辛みでピリピリする」
 酒蛙「直前に飲んだ『白隠正宗』より辛く感じる。かなり辛い。鋭角的に辛い。うん、これが適切な表現だ。しかし旨みも感じられる。後味に酸がすこしある。余韻は辛みと酸。すっきり軽快な口当たりで、キレ良く、上品感がある」

 瓶の裏ラベルの表示は「純米吟醸、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、使用米 福井県産五百万石100%、精米歩合55%、アルコール分17度、おすすめの飲み方 冷して、製造年月21.5」。蔵のホームページではこのほかに「日本酒度+9.5」と公開、さらにホームページの「味わいマップ」を見ると「黒龍」の中では一番の辛口酒に位置付けられている。また濃淡度では、「濃醇寄り」としている。

 ホームページでは「夏にしか出会えない、純⽶吟醸タイプのしぼりたて原酒です。しぼりたて特有の爽やかで瑞々しい味わいを、キリッと冷やしてお楽しみください」と紹介している。

 蔵名・酒名「黒龍」の由来について、日本の名酒事典は「文化元年(1804)の創業。酒名は、九頭竜川の古名である、黒龍川にちなみ命名」と説明している。

酒蛙

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