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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4666】白山吹(しろやまぶき)【秋田県】

2021.11.26 12:56
秋田県大仙市 金紋秋田酒造
秋田県大仙市 金紋秋田酒造

【H居酒屋にて 全3回の①】

 なじみのH居酒屋の店主からショートメールが入った。「新しいお酒が3本入ったので、テイスティングに来てください」。わたくしは、H居酒屋に1行コメント付きの酒メニューを作ってあげている。これだと酒名を知らない客も味が想像できるから、注文するときに便利。新しい酒が入ったということは、酒メニューを更新しなければならない、ということだ。

 最初に選んだのは「白山吹」だった。金紋秋田酒造のお酒は当連載でこれまで、普通酒を2種類取り上げている。その瓶を手にしたら、店主は「あ、それ、古酒ですよ」と説明。裏ラベルを見たら「清酒、山吹10年、18年熟成酒、純米吟醸、純米酒、本醸造をブレンド」と書かれているではないか。6種類の日本酒をブレンド、うち2種類が古酒だった。

 蔵のホームページを見てみたら、この蔵は、古酒を得意としているようで、さまざまな古酒を紹介していた。さて、今回の酒をいただいてみる。

 古酒香が強いのかな、とおもったが、上立ち香はほのか。古酒香はほとんどしない。しかし、含むとやはり、古酒ニュアンスの含み香が広がった。この古酒香的含み香がこの酒の最大の特徴だ。さて、味わいは、まず甘みがくる。口当たりはさっぱり、すっきり、キレが良い。厚みはあまりなく、軽快感、淡麗感があり。普通、甘みがくると濃醇系の酒質であることが多い傾向にあるが、これは、甘みが出ているが淡麗寄りという、ユニークな酒質。これもブレンドのなせる技なんだろうな。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。「十年熟成古酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒を絶妙にブレンド。FINOシェリーに近いエレガントな味です。アーモンドクロワッサン、桃の花、アーモンドの香りが溶け込んでいます」

 裏ラベルには飲み方として「冷やして、オンザロック、炭酸割、お燗」を推奨している。常温以外、なんでもOKのお酒のようだ。その中で、燗酒が良さそうな予感がした。裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール 糖類、アルコール分14度、製造年月21.8」。

酒蛙

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