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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4643】天吹 純米吟醸 ひまわり酵母(あまぶき)【佐賀県】

2021.10.9 17:44
佐賀県三養基郡みやき町 天吹酒造
佐賀県三養基郡みやき町 天吹酒造

【父の日プレゼント 全8回の⑥】

 息子が2013年から毎年、父の日に、カップ酒の詰め合わせを送ってくれる。毎年8種類ずつ。これがとても楽しみだ。ありがたい。感謝感激だ。ことしで9年目。重複したものが無いから、これで72種類。いつネタが尽きるんだ? カップ酒の世界はなかなか奥が深そうだ。

 一日1個ずつ、大事に飲む。「福祝」「月の輪」「日高見」「来福」「不老泉」と飲み、6番目にいただいたのは「天吹 純米吟醸 ひまわり酵母」だった。天吹酒造のお酒は当連載でこれまで、7種類を取り上げており、うち5種類が「天吹」だ。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 甘辛い。これが第一印象。最初に甘みを感じる。しかし、中盤から後半の辛みが、全体をしっかりとした味わいにしている。余韻も辛み。含み香に若干、熟成香似のニュアンスを感じる。酸は最初のうちはあまり感じられない。飲み進め、かなり後半になってから、かすかに感じる程度。酸があまり出てこないので、まったりとした口当たりの印象を受ける。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。「夏に飲んで頂きたい辛口の純米吟醸。秋田県の酒造好適米である酒小町を原料としひまわり酵母で辛口の酒質に仕上げた逸品です。暑い夏にひんやりすっきりスパッとキレる後味の良さを楽しんで下さい」

 カップラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%、アルコール分16度、原料米 酒こまち100%使用」。

 また、蔵のホームページの表示は「香り    おだやか、味わい 滑らかな口当たり、原料米 酒こまち、精米歩合    55%、使用酵母 ヒマワリ、美味しい温度 5~15℃  20~25℃」。

 使用米の「秋田酒こまち」は秋田県農業試験場が1992年、母「秋系酒251」(その母は「五百万石」)と父「秋系酒306」(その父は「華吹雪」)を交配。育成と選抜を繰り返し開発、2004年に品種登録された酒造好適米だ。

 酒名「天吹」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『天吹』の由来は、蔵元の北東にある天吹山にちなんで、名付けられました。元禄年間・創業以来、300年の歴史をもつ天吹は、実り豊かな佐賀平野で収穫された酒米と脊振山系のまろやかな伏流水を原材料としています」

酒蛙

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