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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3109】福鶴 ひやおろし(ふくつる)【長崎】

2017.10.23 17:40
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長崎県平戸市 福田酒造
長崎県平戸市 福田酒造

【P居酒屋にて 全12回の⑩】

 久しぶりの、酒友・オタマジャクシ&ウッチー&美女軍団との飲み会。オタマジャクシは蛙のわたくしより若いため、そう自称している。この飲み会の場所は、P居酒屋と決めている。

「梅一輪 吟醸辛口」「二人静 吟醸」「高千代 扁平純米 無調整生原酒 からくち +19純米 秋あがり」「寒菊 花の九十九里 純米」「銚子の誉 純米」「さふさ 純米」「天吹 純米大吟醸 BAHAMUT」「加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 生詰原酒 無濾過」「誉池月 純米 ひやおろし 生詰め 改良雄町60」と飲み進め、店長が10番目に持ってきたのは「福鶴 ひやおろし」だった。

 福田酒造の酒はこれまで、当連載で3つ紹介している。銘柄は「福田」が2つ、「長崎美人」が1つ。「福田」は、濃醇系のしっかりした味わいの酒、という印象を持っている。さて、この酒はどうか。

 オタマジャクシ「なめらか。最後に酸味が来る」

 美女Sさん「あたしもそうおもいました」

 酒蛙「たしかになめらかだ」

 ウッチー「香りが、いい。桜餅のような」

 オタマジャクシ「これ、いいじゃないですか」

 美女Sさん「相当酸味がありますね」

 美女Fさん「平坦なような気がする」

 酒蛙「旨みあり、苦みがあり、余韻は辛み。ウッチーの言う桜餅風味が分かるような気がする」

 美女Sさん「そういえば、ほのかに桜餅かな?」

 酒蛙「福田蔵の銘柄『福田』は濃醇系のイメージがあったが、これは軽快だ」

 オタマジャクシ「すごく甘い」

 店長「これは、食中酒に適しています。『福田』じゃなくて『福鶴』なので」

 酒蛙「なるほど。おっしゃる通り、食中酒に最適だ!」

 ラベルの表示は「原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール」だけ。この酒、なんと普通酒ではないか! これはびっくりだ。普通酒にしてはかなり良い酒のようにおもえた。普通酒でも、糖類や酸味料が入っていないので、きちんとした味わいに感じるのだろう。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「酒蔵で、じっくり貯蔵されたお酒が今、飲み頃を迎えます。冷も良し、お燗も良し。貝原 益軒は『養生訓』で、酒は、燗に限ると言っています。お燗で、とてもおいしく飲めます」

 ありゃりゃ、ラベルを見てから燗酒を飲むんだった。失敗したぜ!

酒蛙

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