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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4534】徳次郎 特別純米(とくじろう)【京都府】

2021.4.7 16:37
京都府城陽市 城陽酒造
京都府城陽市 城陽酒造

【E居酒屋にて 全6回の①】

 E居酒屋で日本酒研究会の月例会を開いており、毎月6種類の酒を飲んでいる。しかし、月例会用の酒とは別に冷蔵庫には新たな酒が入る。E居酒屋のママは頃を見計らって連絡をくれる。「冷蔵庫のお酒の入れ替えしたので、ご都合の良いときにいらっしゃい」。ということで、連絡をもらったわたくしは、おっとり刀で駆けつけた。尋常ではないほど鋭い嗅覚の持ち主・ちーたんに同席を願い、一緒にテイスティングした。

 今回、トップバッターに選んだのは「徳次郎 特別純米」だった。初めて見た酒のつもりだったが、当連載の過去記事を調べてみたら7年前、東京の居酒屋で「徳次郎 夏 純米」(当連載【1613】)を飲んでいた。今回が「徳次郎」2回目ということになる。では、いただいてみる。

 酒蛙「ほのかな吟醸香を感じる」
 ちーたん「平原(へいげん)のような香り。飲み口すっきり。酸が出ている」(平原とは! なんたる表現!)
 酒蛙「うん、すっきりして、やわらかな飲み口だ。甘旨酸っぱい。おっしゃる通り、酸がかなり出ているね。旨みもいい感じで出ている。飲み飽きしない酒だ」
 ちーたん「美味しいね」
 酒蛙「酸がいい」
 ちーたん「香りは春だが、飲んだら初夏だ」(ちーたんは、自分の頭に浮かんだままの感想を素直に言っている。その表現はかなり個性的だ)
 酒蛙「最初に含んだときは、モダンタイプの酒かとおもったが、クラシックタイプが混じる。両タイプの中間のような味わい。ボディー感はミディアムか。余韻に苦みと渋みを感じる」
 ちーたん「そう。苦・渋があるね」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「京都府産 五百万石100%使用、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合55%、アルコール分15度、製造年月2.8」。

 この蔵の主銘柄は「城陽」(じょうよう)。今回の「徳次郎」はサイド銘柄のようだ。酒名の由来について、東大農学部前 日本酒ダイニングバー「和酒処 純吟」のスタッフブログは「(徳次郎の由来は)酒蔵城陽酒造の創業者のお名前だそうです」とのこと。

酒蛙

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