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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4439】梅乃宿 彩 純米 赤ラベル(うめのやど)【奈良県】

2021.1.1 23:49
奈良県葛城市 梅乃宿酒造
奈良県葛城市 梅乃宿酒造

【Z料理店にて 全7回の②】

 なじみのZ料理店に2カ月ほど無沙汰している。コロナで大苦戦している、と以前言っていたので、様子見兼激励のため暖簾をくぐった。

 冷蔵庫の中に、わたくしが飲んだことがない酒を7種類見つけた。その中からまず「酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり 白露」選び、次にいただいたのは「梅乃宿 彩 純米 赤ラベル」だった。梅乃宿酒造のお酒は飲む機会が多い酒で、当連載でこれまで、21種類を取り上げている。しっかりした味わいの酒という好印象を持っている。さて、今回の酒をいただいてみる。

「おおおっ、甘旨酸っぱい」。おもわず声に出た。わたくしは、興奮すると、つい声に出る傾向がある。舌先をチリチリとガス感が刺激する。香りは適度に出ているが、わずかにバナナ感がある。けっこう濃醇。味に厚みがある。そして、甘みと酸が強めに出ており、ジューシーな味わい。ややモダンタイプ寄りのお酒。ずばり、わたくしの好みである。う~ん、旨い。実に旨い。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「食事が彩られるようにという想いをコンセプトにした純米酒。爽やかな香りと共に旨みがあふれるジューシーな仕上がり」。裏ラベルを読まないでいきなり飲み、「ジューシー」と感じたが、後日(わたくしは、裏ラべルの写真をスマホで撮り、記事を書くとき、パソコンで拡大して読んでいる)、裏ラベルにも「ジューシー」と書かれていることを知り、びっくり。

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分16度、精米歩合70%、製造年月20.11」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。また、蔵のホームページは、このほかのスペックも以下のように公開している。「日本酒度-3.6、酸度1.8」。

 この蔵の主銘柄および蔵名の「梅乃宿」の由来について、「日本の名酒事典」は、以下のように説明している。「明治26年の創業。酒蔵の庭には、樹齢300年を超える古白梅があり、春になるとうぐいすが飛来して、鳴くところからこの名が命名された」

酒蛙

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