メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4414】佐伯飛翔 純米 槽しぼり(さいきひしょう)【大分県】

2020.12.3 14:05
大分県佐伯市 ぶんご銘醸
大分県佐伯市 ぶんご銘醸

【日本酒研究会月例会 全6回の②】

 コロナ禍で4月から7カ月間、開催を自粛していた日本酒研究会の月例会。そろそろ再開していいだろう、と8カ月ぶりに例会を開いた。会では長年、M居酒屋をホームグラウンドに使ってきたが、諸事情があり、店を変える必要に迫られた。そこで、わたくしが新しいホームグラウンドに選んだのが、なじみのE居酒屋だった。この店は、酒の品揃えが素晴らしい。ふだん、目にしない銘柄も冷蔵庫に並ぶ。セレクションにセンスが感じられる。それが指名の要因だった。

 トップバッター「双葉山 至宝 本醸造」に続き、2番目は「佐伯飛翔 純米 槽しぼり」。これも、わたくしたちにとって初蔵酒だった。うれしい限りだ。この蔵は、以前、日本酒を製造していたが、時代の流れとともに焼酎蔵となった。それを「佐伯飛翔」で日本酒づくりを復活させた、といういきさつがある。それについて、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「焼酎の製造が主流となっていた平成23(2011)年に地元の方々のご支援を受け、日本酒『佐伯飛翔』の挑戦がスタートしました。清酒造りは奥深く、米や麹、酵母によって味が変化します。私たちが特にこだわりたいのは、地元の米で造るということ、佐伯に根差した清酒を造って後々まで伝えていきたいということです。『佐伯飛翔』は、まだまだ進化の途中、毎年挑戦を続けています。その年々によって味と香りの違いが飲み手にとって醍醐味でもあります。毎年、新酒の仕上りを楽しみにして下さる皆さまにまた今年も美味しい地酒をお届けできることに感謝いたします」

 酒屋さんのサイトを総合すると、この蔵の日本酒づくりは、37年ぶりの復活とのこと。さて、いただいてみる。

 N 「香りが強い。米の味がしている」
 F 「最初、荒々しく感じた」
 酒蛙「旨みと酸がよく出ており、味のある辛口酒。独特な香りが立っている」
 H 「これ、いいじゃん♪」
 N 「この香り、なかなか例えられないね」
 酒蛙「同感だ。個性的な香りだが例えるのは難しい」
 I 「面白いお酒だ」
 Y 「白ワインをおもわせる」
 酒蛙「全体的に、旨みのある味わい深い酒で、力強さも感じられるが、後口にすっきり感も持ち合わせている」
 I 「最初はスッと入るが、だんだんガツンとくるようになる」
 酒蛙「余韻の辛みがいい」
 I 「そうですね」
 Y 「酸が強い」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分16%、精米歩合65%、全量佐伯産米使用、製造20.10」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「佐伯飛翔」の由来について、鹿児島市の酒販店・コセド酒店のサイトは「『佐伯飛翔』の名前の由来は大分県佐伯市から全国に羽ばたいてほしいとの願いが込められています」と説明している。

酒蛙

関連記事 一覧へ