【4409】會津龍が沢 純米大吟醸 夏ノ生酒(あいづりゅうがさわ)【福島県】

【TU会定例会 全6回の④】
コロナ禍で半年間、開催を自粛したTU会。再開して今回が2回目の例会。会場のB居酒屋が「悦蔵」「亀齢」「鳳凰美田」と繰り出し、4番目に持ってきたのは「會津龍が沢 純米大吟醸 夏ノ生酒」だった。榮川酒造のお酒は当連載でこれまで、2種類を取り上げている。さて、今回のお酒をいただいてみる。
KI「甘い」
酒蛙「果実香が穏やか」
SG「さらっとしている」
酒蛙「同感。甘いけどさっぱり、そしてやわらかな口当たり」
KI「レベルが高いお酒だ。今日飲んだお酒はみんなレベルが高い」
U 「甘いけどキレが良い」
酒蛙「同感。キレが良い。甘みが出ているが、酸と辛みも適度にあり、味にメリハリ。軽快感もあり、良い調和を保っている。余韻に軽い苦みがある」
瓶の裏ラベルはこの酒を以下のように紹介している。
「日本名水百選指定『磐梯西山麓湧水群』を代表する湧水地『龍ケ沢』。『會津龍が沢』はこの湧水の名を冠し、会津の水、会津の米、会津の蔵人が仕込む、『会津』にこだわった地酒です。
『純米大吟醸 夏ノ生酒』は清冽な伏流水流れる会津磐梯の地で地元契約農家が栽培した酒造好適米『美山錦』を原材料にした生酒です。アルコール度数を抑えさっぱりとした飲み口。喉越しのキレ・余韻引きも良く暑い季節にもお楽しみいただける味わいに仕上がりました」
また、裏ラベルのスペック表示は「原料米 会津産契約栽培美山錦100%使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合45%、アルコール分14度、製造年月20.07」。
「龍が沢ブランド」のコンセプトと瓶のラベルのデザインについて、福島県会津若松市の酒販店・植木屋商店のサイトは以下のように説明している。「龍が沢ブランドは全て精米45%の純米大吟醸。ラベルは水の守り神『皇帝龍』が磐梯山の宝の恵み(水・米・風土)を宝玉に例え握った様を表しました」
主銘柄「榮川」の由来についてコトバンクは、「高い地位や世俗を顧みない高潔さをたとえた中国の故事「潁川(えいせん)に耳を洗う」に由来。