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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4377】加茂錦 黄水仙 荷札酒 純米大吟醸 槽場汲み・瓶火入れ(かもにしき きすいせん)【新潟県】

2020.10.25 21:07
新潟県加茂市 加茂錦酒造
新潟県加茂市 加茂錦酒造

【E居酒屋にて 全9回の②】

 新しいお酒がある程度そろったら、連絡をくださいね。わたくしは、E居酒屋のママにこうお願いしている。年金暮らしの今、そしてコロナ禍で東京のなじみの居酒屋に行けない今、効率的に「日本酒津々浦々」の取材をするには、この方法が一番だ。こうして、E居酒屋に酒友3人と出かけた。

 最初にいただいたのは「壬生 純米大吟醸 無濾過原酒 生」。次は「加茂錦 黄水仙 荷札酒 純米大吟醸 槽場汲み・瓶火入れ」だ。「加茂錦」は当連載でこれまで5種類を取り上げており、うち4種類が荷札酒だ。荷札的なものに、染料の名前を書いており、当連載ではこれまで、紅桔梗、撫子を取り上げている。今回の黄水仙も染料の名前という。

 さて、いただいてみる。甘い。これが第一印象だ。さわやかな微発泡感あり。甘みに伴い、旨みもあり、厚みがけっこうあるが、軽快感も。二律背反的口当たりだ。ほど良い吟醸香。やわらかで、まるみあり。酸がさわやか。酸と旨みが融合し、サイダーのような味わい。キレが良い。美味しい。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「クリアでナチュラル、スレンダーさと膨らみ、盛夏に向けた爽やかさをイメージして醸しました。できるだけ低温(-5℃~+5℃)の冷蔵庫に保管し、開栓後は早めにお召し上がりください。

 瓶の表の「荷札」に書かれているスペックは「槽場汲み黄水仙、精米歩合50%、BY'19、瓶火入れ、タンク№161」。裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、使用米 雄町80%、精米歩合50%、アルコール分13度(原酒)、製造年月 2020.8」。

 アルコール分13度の原酒とはびっくりだ。13度で発酵を止めるのは、技術的になかなか難しそうだ。飲んでいて、13度とはおもえない飲み応えがあった。飲んでいるときは、スペックを見ておらず、13度であることを後日知った。あのお酒が13度とは! 信じられない気持ちだった。

 酒名「加茂錦」について、日本の名酒事典は「明治26年創業。昭和の初めに地元で公募した『加茂錦』を代表銘柄に、昭和26年の株式会社設立の際には新社名とし、現在に至る」と説明している。

酒蛙

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