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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4368】神心 純米 自耕自醸(かみこころ)【岡山県】

2020.10.15 13:38
岡山県浅口市 嘉美心酒造
岡山県浅口市 嘉美心酒造

【TU会 全6回の③】

 コロナのため半年間、開催を自粛していたTU会。そろそろ試験的に再開してもいいんじゃないか?という会長の発案で6カ月ぶりに開催した。いずれもこの日を待ちかねていた様子。最初からテンションが高い会となった。TU会は長くM居酒屋で開いてきたが、諸事情があり今回からB居酒屋での開催となった。

「超久 純米吟醸 2015生酒」「来福 慈愛 生酒」と飲み進め、3番目にいただいたのは「神心 純米 自耕自醸」だった。この蔵のお酒を当連載でこれまで、2種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「舌にチリチリと微発泡の刺激。フレッシュなお酒だ」
 W 「開栓したときの『ボン!』という音がすごかった。お酒が生きているんですね」
 酒蛙「甘旨酸っぱい味わい。くどくはなく、軽快感があり、きれいな味わい。キレも良い」
 SD「喉越しが良い」
 SA「ぷちぷちしている」(微発泡をこう表現した)
 酒蛙「ジューシー感がある」
 TU「このお酒は女子向きだ」
 SD「ワインに近い味わいだ」
 酒蛙「香りは穏やかで上品」

 瓶の裏ラベルに「創業100年の思いを込めて」と題し、酒名の由来について以下のように説明している。

「2代目当主松三郎は信仰心が強く京都松尾大社(お酒の神様)から大浦神社に分社を招致しました。松三郎の心意気を受け平成25酒造年度創業100周年を機に酒名を神心とし別ブランド作品として新たに顔の見えるお仲間と共に全国に真心を込め伝えていきたいと考えこのお酒を醸しました」「蔵元が(この御酒に掛ける)『心』意気を『示』して『申』し上げる酒=神心=嘉美心」

 蔵のホームページは、もうすこし詳しく以下のように説明している。

「創業当時『嘉美心』の銘柄名を『身も心も清めて酒造りをしたい』との想いをこめて『神心』との命名を考えましたが、『神』の字をそのまま使うことは畏れ多いと考え、『美しい心を喜ぶ=嘉美心』と名付けたと言われています。嘉美心酒造は2014年に皆様のお力添えにより、おかげさまで100周年を迎えました。新たな歴史の創造にむけて今こそ『畏れ多くて使えないと思っていた“神”の字を使う時』という気構えで醸した御酒です」

 なるほど。100年前に「神心」(かみこころ)と付けたかった酒名を、畏れ多いと、当て字の「嘉美心」(かみこころ)にしたが、100年後に晴れて新銘柄に「神心」を使った、というわけだ。なんとすごい信仰心なんだろう!

 また裏ラベルはサブタイトルの「自耕自醸」について、以下のように説明している。

「自耕自醸とは…『自ら耕し自ら醸す』という意味。本商品は農家様と蔵元で共同栽培した『雄町米』を使用し、造りに関しましてもお客様の口に入るまでフレッシュさを残す為、新しい技法にチャレンジしました。こだわりの素材を使用し、こだわりの製法で醸したこの作品はまさに『自耕自醸』という名が相応しいと思い名付けさせて頂きました」

 さらに裏ラベルは「味わい・香りについて」と題し、この酒の味わいを以下のように紹介している。

「雄町米を使用した事により、輪郭がはっきりとした幅のある味わいに仕上がりました。そこに901号酵母が生成する酢酸イソアミルの爽やかな香りが加わり、軽快に飲める純米酒となりました」

 また、蔵のホームページは以下のように紹介している。「農家様と蔵元で共同栽培したこだわりの雄町米を使用。雄町米が醸し出すジューシーな旨味とキレのよい後味、さらに口に含んだ瞬間にパチパチと感じる発泡感が特徴」

 裏ラベルのスペック表示は「原料米 蔵元共同栽培雄町米100%使用、原材料名 米(岡山県産雄町)米麹(岡山県産雄町米)、精米歩合70%、アルコール分15度、日本酒度-1、酸度1.6、使用酵母901号酵母、火入れ回数1回、貯蔵方法 瓶貯蔵、仕込み水 岡山三大河川・高梁川伏流水、杜氏 内倉直(すなお)※備中杜氏、製造年月2020.02」

酒蛙

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