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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4366】超久 純米吟醸 2015生酒(ちょうきゅう)【和歌山県】

2020.10.13 20:51
和歌山県海南市 中野BC
和歌山県海南市 中野BC

【TU会 全6回の①】

 コロナのため半年間、開催を自粛していたTU会。そろそろ試験的に再開してもいいんじゃないか?という会長の発案で6カ月ぶりに開催した。いずれもこの日を待ちかねていた様子。最初からテンションが高い会となった。TU会は長くM居酒屋で開いてきたが、諸事情があり今回からB居酒屋での開催となった。

 最初に選んだのは「超久 純米吟醸 2015生酒」だった。2013年8月に飲んだ「超久 純米吟醸 生 和歌山産山田錦全量使用」(当連載【1250】)と酷似している。当連載は原則的に、同じ酒を複数回取り上げないことにしている。しかし、今回の「超久」については、前回の使用米は山田錦だったが今回は非開示となっており、使用米が違うとおもわれることから、今回の酒も当連載で取り上げることにした。さて、いただいてみる。

 酒蛙「味が濃い。濃醇」
 W 「甘い」
 TU「美味しい」
 酒蛙「甘みと旨みがたっぷり。やわらか、ふくよかな口当たり」
 TU「古酒っぽい香りがする」
 SD「コクがある」
 酒蛙「熟成感がある。まるみを感じる」
 TU「奥に辛み」
 KO「最初甘いとおもったが、飲んでいたらそうでもないとおもってきた」
 SA「いやあ、旨いなあ。バナナ香も感じる」
 酒蛙「うん、果実香がほのかにある。とろみがあり、旨みたっぷり。酸も出てきて味にメリハリがある。余韻は辛み」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「醸造年度 平成27年、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合55%、アルコール分17度、製造年月20.03」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 ラベルを見ていたTUが質問した。「醸造年度が平成27年で、製造年月20.03ってどういう意味? ずいぶん年数があいてるけど」。いい質問だ。このお酒が醸されたのは2015(平成27)年7月から翌2016年6月の間。そして、「製造年月20.03」とは2020年3月に蔵出し出荷をした、という意味だ(瓶詰め年月を製造年月とする蔵もある)。したがって、醸してから出荷まで、ざっくり4年間ほどかかっている。その間、超低温冷蔵庫でじっくりと熟成させていたものとおもわれる。

 この蔵の主銘柄「長久」の由来について、日本酒の酒名に特化したサイト「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」は、「"長久"の命名は、長く久しく愛される酒でありたいという先代の想いから名付けられたしうです」と説明している。

 また、和歌山県西牟婁郡上富田町の酒販店・ナカオ酒店のサイトは「超久」の由来について「超久は、地元銘柄 長久を超えたいという想いで出来た銘柄です」と説明している。

酒蛙

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