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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4354】天遊琳 夏純(てんゆうりん)【三重県】

2020.10.1 17:16
三重県四日市市 タカハシ酒造
三重県四日市市 タカハシ酒造

【H居酒屋にて 全4回の④完】

 コロナ緊急事態宣言以後、初めてH居酒屋の暖簾をくぐった。実に4カ月ぶり。以前は週1~2回の頻度で行っていたが、とんとご無沙汰だ。久しぶりに見る店主は、激しく痩せていた。8キロ減とか。コロナの影響か、とおもいきや「もともと客が入らない店なので。コロナの影響はありません」と自虐的だ。

「るみ子の酒」「宗玄」「丹澤山」と飲み進め、最後4番目にいただいたのは「天遊琳 手造り純米 夏純」だった。タカハシ酒造のお酒は当連載でこれまで、9種類を取り上げており、このうち7酒類をこのH居酒屋でいただいている。H居酒屋は「天遊琳」が好きなのだ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「おおおっ、酸が出ている出ている。余韻も酸」
 店主「同感です。酸っぱい」
 酒蛙「さらっとした口当たりの、透明感があるきれいな酒だ。香りは抑えている」
 店主「はい、さらっとしています」
 酒蛙「酸っぱくて、さっぱりした口当たり。飲み飽きしない酒質。キレが良い。まさしく夏酒だ。明らかに夏酒だ」
 店主「辛みもちょっとあります。これ、旨いとおもう。セメダイン香(酢酸エチル香)がすこしいる」
 酒蛙「旨みも感じられる淡麗酒だ」
 店主「同感です」

 実にさわやかなお酒だった。夏酒にふさわしいお酒だった。

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、アルコール分15度、製造年月20.7」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念。

 酒名「天遊琳」の由来について、ツイッター日本酒寿亭さんはツイートで以下のように説明している。

「天遊とは、自然に合体して物に執着せず、自由な境地に心を遊ばせる事。つまりおおらかな心の状態を表しています。 そして琳は美しい玉を意味します。一滴一滴がおおらかで玉のように輝く酒でありたいという蔵元の想いが込められた素敵な酒名です」

酒蛙

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